生命科学部の教育方針(ポリシー)

各学科の3つのポリシー(2024年度入学生用)

掲載内容は変更する場合があります。(2023年3月30日現在)

アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)

生命科学科では、学科の掲げる教育目標をもとに、「教育課程の編成及び実施に関する方針」を実施するために、入学を希望する者に対して各種選抜試験を実施し、下記の要件を満たすと判断した者に入学を許可します。

<学科が求める人物像>

生命科学科では、学士課程教育を行うにあたり、次のような能力を備えていると判断される者を受け入れることとします。

  1. 高等学校で履修する理科(化学・生物)、外国語、数学等について、高等学校卒業相当の知識を有している。
  2. 自らの考えをまとめ、他者にわかりやすく説明することができる。
  3. 生命・健康・自然環境・生物多様性等に関する問題に関心をもち、解決に向けた行動、貢献をする意欲がある。
  4. 他者との相互理解に努め、自ら学び行動することができる。
  5. 新しい分野を切り開き、困難なことに挑戦しようとする意欲がある。
<入学までに習得すべき学習等への取り組み>

生命科学科に入学する者として、次のように学習等に取り組んでもらうことを求めます。

  1. 高等学校で履修する科目、特に理科(化学・生物)、外国語(英語)、数学について、教科書レベルの知識を十分に修得しておくこと。
  2. 目的意識を持って課題等に取り組み、自らの考えを論理的に表現できるようになること。
  3. 現代社会が直面している諸問題について関心をもち、問題の背景も含めた基礎的知識を深めること。

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

生命科学科では、学科の掲げる教育目標及びディプロマ・ポリシーに求める学習成果の修得を実現するため、以下の方針でカリキュラム(教育課程)を編成します。

  1. 基盤教育科目では、哲学・倫理観を養う科目、俯瞰的視野を養うための教養科目、語学科目等国際人を形成するための科目、キャリア形成を支援する科目を配置します。また、外部の大学や研究機関より講師を招聘し幅広い知識を得ることのできる「未来共創概論」を配置します。
  2. 生命科学に関する基礎知識を広く学修するため、基礎科学科目及び情報・倫理教育科目を学部共通科目として1、2年次に配置します。学部共通科目には、生命科学部に所属する全教員からそれぞれが専門とする分野の最先端研究を学ぶことのできる「先進科学創生論」を配置します。
  3. 生命科学の応用的な知識を学修するために、他学科の教員が担当する選択科目の一部を履修可能とします。
  4. コースに分かれて専門分野の先端知識を学修するための基盤として、各専門分野の基礎となる「動物発生学」、「細胞生物学I」、「動物生理学」、「環境資源学」、「公害防止総論」、「環境科学概論」を1年次から2年次前半にかけて配置します。
  5. 2年次後半以降、生命科学分野の最先端の情報や知識を系統的に学修することを目的として、「生命機能コース」と「環境科学コース」の2つのコースを配置します。「生命機能コース」では動物個体や細胞の生理や構造について学び、それらを応用する知識や技術を修得します。「環境科学コース」では生物多様性と地球環境の持続可能な開発についての理論と実践を学びます。
  6. 1年次後半から3年次前半にかけて「化学実験」、「生物学実験」、「生化学実験」、「分子生物学実験」を必修科目として配置し、3年次後半にはコース毎の選択必修実験科目を配置することにより、生命科学研究の実施に必要となる基本的な実験手法と自主的・主体的に問題解決する能力及び自らの考えを表現する能力を養います。
  7. 3年次後半から4年次にかけて研究室単位で開講する科目を配置します。「生命科学輪講I〜III」ではゼミナール形式の授業を通じて、原著論文を読むためのスキルを修得し、コミュニケーション能力やプレゼンテーション能力を養います。4年次では、3年次までの学修課程で身につけた生命科学の専門的知識と技術をもとに、「卒業研究」に取り組み、「卒業論文」の執筆を行うことで、課題発見力、論理的思考力、問題解決力、表現力、行動力等総合的能力を向上させ、自然科学の発展や人類の持続的発展に資する人材を育成します。
  8. 所定の条件を満たした学生は、3年次後半に研究室に所属でき、早期に卒業研究に取り組むことが可能です。
  9. 大学院進学を目指す学生のために、4年次には大学院科目を一部履修可能とし、より専門的かつ高度な知識を学修可能とします。

ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)

生命科学科では、生命がもつ根本的な原理を探求するとともに、それらを応用して自然環境と調和した人類の持続的発展に貢献できる人材を育成するという教育目標のもと、次の基準を満たす学生に卒業を認定し、学位を授与します。

(学生が身につけるべき資質・能力)
DP1(知識・理解)
自然・人間・社会に関する幅広い教養と高い倫理観、生命科学に関する幅広い専門知識を理解している。
DP2(思考・判断)
生命がもつ根本的な原理から人類社会が直面する課題を発見し、その解決策を論理的に考えることができる。
DP3(技能・表現)
国際的な視野をもち、多様な人々と協調しながら、修得した知識と技術を駆使し、自らの考えを適切に表現することができる。
DP4(関心・意欲)
地球環境及び人類社会の諸問題に関心をもち、生命科学の知識や技術を通じて、持続可能な開発目標(SDGs)を達成するために自らの役割を果たす意欲がある。
DP5(態度)
東洋大学の建学の理念に基づいて考えて行動できる。

アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)

生体医工学科では、学科の掲げる教育目標をもとに、「教育課程の編成及び実施に関する方針」を実施するために、入学を希望する者に対して各種選抜試験を実施し、下記の要件を満たすと判断した者に入学を許可します。

<学科が求める人物像>

生体医工学科では、学士課程教育を行うにあたり、次のような能力を備えていると判断される者を受け入れることとします。

  1. 高等学校で履修する理科(物理・生物)、外国語、数学等について、高等学校卒業相当の知識を有している。
  2. 自分が学習した内容を的確に表現し、伝えることができる。
  3. 自然界のシステムや生物の構造・機能の観察を通じて、医療・福祉・健康等に関する諸事象に興味と関心を持ち、これら課題の解決に貢献する意欲がある。
  4. 対話等により他者との相互理解に努め、自ら学び行動する態度を有する。
<入学までに習得すべき学習等への取り組み>

生体医工学科に入学する者として、次のような学習等に取り組んでもらうことを求めます。

  1. 高等学校で履修する科目、特に理科(物理・生物)、外国語(英語)、数学について、教科書レベルの知識を十分に修得しておくこと。
  2. 医療・福祉・健康・スポーツ等、生体医工学の分野に興味と関心をもち、「医学と工学の融合領域で国際的に役立ちたい」との考えを持っていること。
  3. 工学の技術を駆使して、細胞、個体等生命の多階層に応じた解析や測定法に興味を持っていること。
  4. モラルや倫理観及び国際感覚を持ち、責任ある行動を取ることができること。

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

生体医工学科では、学科の掲げる教育目標及びディプロマ・ポリシーに求める学習成果の修得を実現するため、以下の方針でカリキュラム(教育課程)を編成します。

  1. 本学の建学の精神「独立自活」、「知徳兼全」を涵養する基盤教育科目を配置し、グローバル人材を育成するための哲学教育、語学教育、キャリア教育を行います。
  2. 生命科学に関する基礎知識を学修する学部共通基礎科目群を1、2年次に配置します。基盤教育科目には、外部の大学や研究機関より講師を招聘し幅広い知識を得ることのできる「未来共創概論」を配置します。学部共通科目には、生命科学部に所属する全教員からそれぞれが専門とする分野の最先端研究を学ぶことのできる「先進科学創生論」を配置します。また、生体医工学科の専門科目として、医学(人体の科学、解剖学、生理学)、理学(生物学、化学、物理学A・B)、工学(電気工学、機械工学、システム工学)のバランスのとれた知識を備えた学生を育成できる科目も配置するとともに、生命科学科と生物資源学科の専門基礎科目群も履修可能とし、幅広い生命科学分野の教育を行います。
  3. 生体医工学の応用的な知識を学修するため、他学科の教員が担当する選択科目の一部を履修可能とします。
  4. 1年次から3年次までに、臨床工学技士の国家試験を受験するために必要な基盤教育科目、専門科目を配置し、他学科でも受講できるように開講します。
  5. 1年次から2年次にかけて「生物学実験」「物理学実験」「化学実験」の基礎実験科目と、「生体医工学実験Ⅰ・Ⅱ」の学科専門実習科目を配置し、生命科学と生命工学の基礎となる知識と経験を修得可能とします。
  6. 2年次後半以降、再生医療/細胞工学や健康科学等の生命工学を学ぶ「生体工学コース」と、医療機器や医療材料等の先端応用領域を学ぶ「医工学コース」の2つのコースを編成しながら、各コースの専門授業科目(コースワーク)は横断的に履修することを可能とし、3年次の「生体医工学実験Ⅲ・Ⅳ」では、各コースの専門実習を行うことで、医工学融合領域について幅広い知識と技術を体系的に修得できるカリキュラムを編成します。
  7. 3年次後半に研究室配属となり、コース毎に研究室単位で開講する実習科目を配置し、早期に卒業研究に取り組むことが可能となり、さらに原著論文を読むためのスキルを修得し、物事を多面的かつ論理的に考察する能力、及び、その内容を的確に情報発信できるコミュニケーション能力やプレゼンテーション能力を養うための「生体医工学輪講I〜III」を3年次後半から4年次に配置します。
  8. 4年次には、卒業研究の遂行と卒業論文の執筆を通じて、生命科学教育から学んだ成果を人類の健康・福祉・医療に役立てるための「ものづくり」の知識と経験を備えた学生を育成します。
  9. 大学院進学を志す学生のために、4年次には大学院科目を一部開講し、より専門的かつ高度な科目分野を学修可能とします。

ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)

生体医工学科では、自然界のシステムや生物の構造・機能の観察を通じて、生命科学と医療工学に関する諸事象に興味と関心を持ち、医療・健康・福祉分野における「ものづくり」を通じて、社会に貢献できる人材を育成するために、次の基準を満たす学生に卒業を認定し、学位を授与します。

(学生が身につけるべき資質・能力)
DP1(知識・理解)
自然・人間・社会に関する幅広い教養と高い倫理観、生体医工学に関する幅広い専門知識を理解している。
DP2(思考・判断)
異なる文化・背景を持つ人々と協調し、地球規模の視野を持ち、物事を深く掘り下げて考えることができる。
DP3(技能・表現)
修得した知識と技術を駆使して、課題を解決する能力、情報を発信する能力を発揮し、自らの考えを表現することができる。
DP4(関心・意欲)
人間と工学における諸問題を実践的問題としてとらえ、国際社会共通の目標である持続可能な開発目標(SDGs)に関心と意欲をもって取り組むことができる。
DP5(態度)
東洋大学の建学の理念に基づいて考えて行動できる。

アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)

生物資源学科では、学科の掲げる教育目標をもとに、「教育課程の編成及び実施に関する方針」を実施するために、入学を希望する者に対して各種選抜試験を実施し、下記の要件を満たすと判断した者に入学を許可します。

<学科が求める人物像>

生物資源学科では、学士課程教育を行うにあたり、次のような能力を備えていると判断される者を受け入れることとします。

  1. 高等学校で履修する理科(化学・生物)、外国語、数学等について、高等学校卒業相当の知識を有している。
  2. 自分が学習した内容を的確に表現し、伝えることができる。
  3. 生物(植物や微生物等)とそれらに由来する生物資源に加え、日本や国際社会が直面する課題に関心を持ち、これら課題の解決に貢献する意欲がある。
  4. 対話等により他者との相互理解に努め、自ら学び行動する態度を有する。
<入学までに習得すべき学習等への取り組み>

生物資源学科に入学する者として、次のように学習等に取り組んでもらうことを求めます。

  1. 高等学校で履修する科目、特に理科(化学・生物)、外国語(英語)、数学について、教科書レベルの知識を十分に修得しておくこと。
  2. 目的意識を持って課題等に取り組み、自らの考えを的確に表現できるようになること。
  3. 日本や国際社会が直面する諸問題について関心を持ち、これらの問題に対して自分の考えを持つため知識を深めること。

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

生物資源学科では、学科の掲げる教育目標及びディプロマ・ポリシーに求める学習成果の修得を実現するため、以下の方針でカリキュラム(教育課程)を編成します。

  1. 基盤教育科目では、 本学の建学の精神「独立自活」、「知徳兼全」を涵養し、グローバル人材を育成するため、哲学、語学、キャリア形成に関する科目を配置します。また、他大学や外部研究機関、企業等から招聘した講師の講義等により、幅広い知識を得るための「未来共創概論」を配置します。
  2. 生命科学や情報、倫理に関する基礎知識を学修するため、基礎科学科目及び情報・倫理教育科目等の学部共通科目を1、2年次に配置します。また、学部共通として、生命科学部全学科の教員の先端専門分野を知ることができる「先進科学創成論」を1年次に配置します。
  3. 生物資源学の応用的な知識を学修するため、他学科の教員が担当する選択科目の一部を履修可能とします。
  4. 植物科学と微生物科学の各専門分野の基礎となる「植物科学」、「植物生理学」、「微生物学」、「微生物利用学」を1年次から2年次前半にかけて配置します。
  5. 2年次後半以降、系統的に専門性を養うため、農業・化学・薬学分野の植物資源の活用を学ぶ「植物科学コース」と、幅広い微生物の科学と応用について学ぶ「微生物科学コース」の2つのコースを配置します。
  6. 1年次後半から3年次前半にかけて「化学実験」、「生物学実験」、「生化学実験」、「分子生物学実験」を必修科目として配置するほかに、3年次後半にはコース毎の選択必修実験科目を配置することにより、生物資源学に関する研究の実施に必要な基礎的な知識や技術を修得します。
  7. 3年次後半以降、原著論文を読むためのスキルを修得し、物事を多面的かつ論理的に考察する能力、及び、その内容を的確に情報発信できるコミュニケーション能力やプレゼンテーション能力を養うための「生物資源学輪講I〜III」を配置します。
  8. 4年次では、3年次までに身につけた専門知識と技術をもとにして、卒業研究を実施し、卒業論文の執筆を行うことで、発想力、論理的思考力、問題解決力、表現力等総合的能力の向上を図り、生物資源を活用できる専門性を養います。
  9. 条件を満たした学生は、3年次後半に研究室に所属でき、早期に卒業研究に取り組むことが可能です。
  10. 大学院進学を志す学生のために、4年次には大学院科目を一部開講し、より専門的かつ高度な科目分野を学修可能とします。

ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)

生物資源学科では、生物資源を活用する能力を身につけ、人類が直面する課題の解決と持続可能な発展に貢献できる人材を育成するために、次の基準を満たす学生に卒業を認定し、学位を授与します。

(学生が身につけるべき資質・能力)
DP1(知識・理解)
自然・人間・社会に関する幅広い教養と高い倫理観、生物資源に関する幅広い専門知識を理解している。
DP2(思考・判断)
生命科学に関する様々な情報を収集して総括し、論理的で柔軟な思考をすることができる。
DP3(技能・表現)
修得した知識と技術を駆使し、国内外の他者とのコミュニケーションを通じて、他者の意見を理解し、自分の考えを伝えることができる。
DP4(関心・意欲)
生物資源及び人類社会の諸問題に関心を持ち、持続可能な開発目標(SDGs)を達成するために生命科学の知識や技術を活かす意欲がある。
DP5(態度)
東洋大学の建学の理念に基づいて考えて行動できる。