2025-2027 新学部設置、学科再編、新校舎建設により、川越キャンパスは「Smart Green Campus」に生まれ変わります。
学部・学科とキャンパスの再編川越キャンパスを包む「こもれびの森」は、地域の方々が大切にしてきた雑木林を、東洋大学が引き継ぎ、ともに守り続けてきた場所です。その川越キャンパスが、新しい科学を追究する“こもれびの森のキャンパス”として、リデザイン(再構築)を進めていきます。
理工学部、総合情報学部、そして2027年4月に開設を予定している環境イノベーション学部(*)の3学部が協働し、教育・研究・地域連携を通じて、新たな価値を創出する「Smart Green Campus」へと生まれ変わります。
(*)2024年5月現在、設置構想中。学部の名称は仮称であり、計画内容は変更となる場合があります。
ACTION:川越キャンパスのリデザイン
[2025年4月]
総合情報学部総合情報学科は、さらに専門性を高める3専攻制へ
「次の豊かさ」をつくる、文理の融合。
総合情報学部総合情報学科では、2025年度から「メディア情報専攻」「心理・スポーツ情報専攻」「システム情報専攻」の3専攻を設置。文理融合のカリキュラムで文系・理系の枠にとらわれない総合的な知識とスキルを培いながら、それぞれの志向と興味関心に合わせた学びを深めます。
各専攻の専門領域に加えて、AIやデータサイエンスの専門的なスキルの習得も可能です。実践的な学びを組み合わせながら、ウェルビーイングの実現に向けたアプローチを身につけていきます。
各教員が一人ひとりに丁寧に寄り添い、授業はもちろん、大学環境への適応、資格取得や卒業後の進路などについてもしっかりサポートします。
志向と興味関心に応える3つの専攻
各専攻では、ウェルビーイングの実現に向けた「心豊かな生活」「心身の健やかさ」「安全・安心・快適な社会」の達成を支える学びを展開します。
メディア情報専攻
創る、伝える、表現する。人と社会を豊かにできるクリエイターへ。
「心豊かな生活」の達成に向け、コンテンツ制作に携わる仕事やクリエイターを志向する人財に求められる専門的な知識とスキルを修得します。コンテンツの制作から発信までを多くの実践から学び、人々の心を豊かにするコンテンツ(情報)、あるいはメディア(情報を伝える媒体)のあり方を探ります。
心理・スポーツ情報専攻
AIとデータサイエンスで拓く、心理学×スポーツ科学。
「心身の健やかさ」の達成に向け、心理職や、スポーツトレーナー、データサイエンティストなど、心理・福祉・スポーツ・データ分析に関わる領域で活躍する人に必要な専門的知識とスキルを修得します。人の心(心理)や身体、スポーツについて客観的なデータを収集・分析・活用し、人々の心と身体の健康を支援するための専門知識を獲得します。
システム情報専攻
安らぎあふれる社会を、デジタルでつくる。
「安全・安心・快適な社会」の達成に向け、プログラミングや情報工学分野の学びを軸として、AI応用、システム・ソフトウェア開発、ビジネス創生に関わる専門的知識を身につけます。AIを使いこなし、システム、ソフトウェア、ネットワークを設計・開発するスキルと、それをビジネスに展開するスキルの双方を養います。
[2027年4月]
デジタル・グリーン社会の実現に向け「環境イノベーション学部」(仮称・設置構想中)を開設
デジタル・グリーン社会を導く、新たな学び。
2027年4月、環境問題の解決に向けた新たなインパクトの創出を探る「環境イノベーション学部」を開設します。キャンパスの象徴でもある「こもれびの森」と調和する環境配慮型の新校舎(ZEB仕様)と、豊かな自然環境を最大限に活用した、環境分野を中心とする複合的な学び、そしてICTの活用と実体験とを融合させたカリキュラムを展開します。
環境イノベーション学部では、2つのアプローチで課題解決に向けたイノベーションの創出を目指します。
アプローチ1:デジタル・グリーン技術の探求
環境対策技術の開発、先端的デジタル/ICT技術・データ解析技術の積極的な活用による「デジタル・グリーン技術」の確立を目指します。
アプローチ2:科学コミュニケーションの醸成
環境問題とその解決に向けた取り組みに対する社会・市民の科学的な理解と協調・共創を促す「科学コミュニケーション」の充実を図ります。
多様な環境・社会問題に、多角的なアプローチで挑む2つの専門コース
環境イノベーション学部では、環境分野を中心に、多様な学問分野を複合的に学びます。
環境・エネルギー問題に関する科学的知識を身につけると同時に、デジタル技術やデータサイエンスの活用に向けた基盤となる知識・スキルを獲得した上で、それぞれの希望や志向に応じた専門コースを選択します。
環境創造コース
先進的な環境創造技術を取り入れた、デジタル・グリーン社会を創造する能力を養います。理論的な学びを実効性のある知識とスキルにつなげるため、「こもれびの森」を中心とするキャンパス全体を実験フィールドにした実践的な学習を展開します。
科学コミュニケーションコース
多様化した環境・社会問題について、科学的根拠(データ)に基づく知識とともに、社会経済への相互影響に関して理解を深めます。さらに、それらを社会に向けて正しく、分かりやすく伝え、問題解決に向けた共創と社会実装につなげるための能力を養います。
[2027年4月]
理工学部 カリキュラム改編
課題解決力と生産性を備えた、次代のエンジニアを目指す。
理工学部では、これからの社会で活躍するエンジニアに必要な知識と能力を育む学びを実現するため、カリキュラムを改編。進化するキャンパスで、学びのリデザインを進めます。
新たなカリキュラムでは、5学科で扱われる専門分野のすべてにおいて必須の基盤的知識を身につけるとともに、デジタルツールを使いこなす技術(スキル)を獲得。実物の(リアルな)技術とデジタル(サイバー)技術が結び合う学びに、実践的な体験を加えるカリキュラムにより、優れた課題解決力を養います。
[2027年4月]
「Smart Green Campus」として、環境配慮型の新校舎が完成。キャンパスの整備を引き続き進行
進化するキャンパスは「Smart Green Campus」へ。
川越キャンパスが新たに目指すのは、持続的で快適な未来社会をデザインし「テクノロジー×コミュニケーション」でウェルビーイングを追究する、グリーン・コミュニティ。
2027年4月には、環境配慮型(ZEB仕様)の新校舎が完成する予定です。その後も環境・社会問題へのソリューションを追求し、「自然」と「技術」を調和させたイノベーションの創造を促すキャンパスへと進化させています。
新たな川越キャンパスの特徴
実感型研究・学習拠点
学生・教職員はもとより、地域の方々や企業が集い、相互にコミュニケーションを図りながら、地域社会あるいは環境分野の諸問題に取り組む拠点を目指します。「こもれびの森」やサイエンスカフェ等の利用により、環境問題とその解決策を実践・実感できる研究・学習環境を整備します。
DX(デジタルトランスフォーメーション)
IoTやビッグデータの運用・活用を可能にするDX指向の環境整備を進めます。各学部において、ICT活用の基盤となる知識・スキルを習得するほか、文理の枠を越えてデータサイエンスの基礎知識を獲得します。
オープンイノベーション
学習の高度化や専門的研究の拠点としての整備を進め、学内外の連携によるオープンイノベーションを促進します。企業等との共同研究のほか、全キャンパスとの連携により、広範な社会問題に対するソリューションの創出を目指します。
ゼロ・カーボン指向
ZEB(Net-Zero Energy Building:快適な室内環境を実現しながら消費エネルギーの収支をゼロにすることを目指す建物)、木材・CO2吸収コンクリート等の使用(カーボンストック)、BEMS(建物内エネルギー管理システム)等を組み合わせた、環境配慮型の先進的な校舎を新設します。