SDGs達成に向けて
地球規模の課題に、どう向き合うか
貧困や食糧危機、気候変動、感染症、そして格差やジェンダー不平等──。いま私たちを取り巻く地球規模の課題は、次々に連鎖しさらに増幅する深刻な事態となっています。
東洋大学は「知の拠点」として課題解決に貢献すべく、2021年、「学校法人東洋大学SDGs行動憲章」を制定。SDGs(持続可能な開発目標)達成に向けて、全学をあげて様々な取り組みを進めています。
女性にも外国人にも
教育の機会をいち早く
哲学者・井上円了が1887年に創立した「私立哲学館」を前身とする東洋大学。庶民のための教育が一般的ではなかった時代に、「余資なく、優暇なき者」にも広く門戸を開き、「社会教育」と「開かれた大学」を目指し尽力してきました。その志は、130余年の歴史の中で様々なかたちで受け継がれています。
1916年には、日本の私立大学として初めて女子学生を受け入れ、共学化がスタート。その後は、外国人留学生の積極的な受け入れとサポートに注力、今日では、多様な国・地域の学生・教職員が本学に集い教育・研究にはげんでいます。
また、「働きながら学びたい」学生のための「第2部・イブニングコース(夜)」は、日本最大級の在籍者数をほこります。
さらに、全国各地で5,291回にも及ぶ講演を実施するなど、社会教育を推進してきた円了の熱意は、今日では講師派遣事業や公開講座として引き継がれ、全国の人々に生涯学習の機会を提供しています。
SDGs Topics
東洋大学では「SDGs(持続可能な開発目標)」の達成に向けて、地球レベルの課題解決に貢献するとともに、本学のブランドとなり得る独創的かつ先端的な研究プロジェクトを支援することを目的として、学内公募型の研究助成制度「東洋大学重点研究推進プログラム」を推進しています。また、すべての研究・教育活動において、いずれの目標に対する寄与に繋がるものかを意識し、SDGsへの取り組みを明示しています。