情報連携学科

まだ見ぬ価値を形にする

情報連携学科(INIAD)への入学を検討されている方は、学科の方針をご理解いただくため、まずはこちらの動画をご覧いただくことを強く推奨いたします。また、このページには載せきれない情報がありますので、ガイドブックおよび学部HPも併せてご覧ください。

デジタル技術による変革、DX(デジタルトランスフォーメーション)の実現が社会のキーワードになる今、デジタル技術は日々目覚ましいスピードで進化しています。情報連携学科(INIAD)では、コンピュータ・サイエンスを基盤とし、7つの科目群それぞれの専⾨分野の連携と融合により、新しいデジタル時代にふさわしい⼈材を育成します。

学問の魅力

AI + IoT時代の教育の場

INIADは、「文・芸・理」が融合する新しい学問領域を創造しています。自分が得意でない分野に対しても理解を持ち、共通の言葉で対話して連携し、プロジェクトを達成できるよう、コンピュータ・サイエンス教育やコミュニケーション力を身につけることを重視しています。また、リモートとリアルのハイブリッド講義の体制を構築するなど、新しい時代にも対応できる教育を提供しています。

学び方

ネットワークと現場を組み合わせた新時代の教育スタイル

一人ですべてを理解し動かすことが難しい時代、ネットワークの時代だからこそ、INIADでは「その場に集うこと」を重視します。
INIADでは、すべての教材がオンライン化されており、知識を受け取る部分はネットワークのオンライン教育システム「MOOCs(ムークス)」を使って行います。いつでも、どこでも、何度でも、納得行くまでブラウザ経由で受講が可能で、演習により自分の理解度も確認できます。
一方、キャンパスではネットワーク上でできないことを行います。INIADの教室は小教室中心の構成になっており、MOOCsでの予習で理解できなかった点のフォローアップを受けたり、教員や、学生同士での討論を中心とした、対話型の授業や、実際に手を動かす実習を行い、MOOCsで得た知識を消化し、身につけることをメインに行っています。
また、SlackやGoogle Meetといったグループウェアが使えるようになっており、リモートとリアルのハイブリット講義を構築、コロナ禍であっても授業を通常通り受けることができる体制を整えています。

最先端の空間で学ぶ

キャンパス内の建物(INIAD HUB-1)には、5,000個のIoTデバイスが取り付けられており、最先端のIoT技術により、さまざまな設備や機器をネットワークに接続し、プログラミングの演習をするなど、建物全体をIoT 教材として活用しています。例えば、API(Application Programming Interface, コンピュータプログラムから、他のプログラムや機器の情報を取得したり制御したりするための約束事を定めたもの)を学習し、教室の照明や一人ひとりに割り当てられたインテリジェントロッカーの操作プログラムを書いています。
また、情報教育を実施するためにWi-Fi やクラウドコンピューティング環境を整備し、学生が所有するPCやスマートフォンを持ち込んで授業や研究に活用できるようにしています。
INIADでは「紙をなくす」という方針により、教室内の黒板だけでなく、紙の掲示板も設置していません。そのため、建物内の各所に情報発信が簡単にできるデジタルサイネージ(電子掲示板)を多数設置。学生達は、デジタルサイネージに投影された内容をその場で読んだり、スマートフォンに取り込むなどして、自分に必要な情報を得るようにしています。

グローバル化への対応

世界中の人と「連携」するために

INIADでのチーム連携の基盤となるスキルを養成するためには、国籍を問わずコミュニケーションをとるための「語学力」だけでなく、アイデアやメッセージを伝える「プレゼンテーション力」や、討論によって本質に迫る「ディベート力」「ロジカルシンキング」などの実践的コミュニケーション力が欠かせません。INIADでは、様々な国籍や専門性をもつ学生たちが学びあう環境を整備することを通じて「学生の実践的なコミュニケーション能力」を養成します。

4年間の学び

「連携」を実践する教育

1〜2 年生にかけて、すべての学生がプログラミング・数理(数学と確率統計)・コミュニケーションを集中的に学び、情報連携の基礎を身につけます。
社会全体がグローバルに結合されようとしている今、私たちも世界中の人たちと「連携」し、さまざまな課題を解決していくためのスキルが求められています。
INIADでは入学直後から、世界中で使われているプログラミング言語「Python」と、Webの標準言語「HTML」「CSS」「JavaScript」を学びます。これらの基本スキルをもとに、ソースプログラム管理システム「Git」を用いたチームでのWebサービス開発や、Pythonによるデータ解析やAI活用の基礎を2 年次までに全員が習得します。

2年生からは、INIADが提供する5つの情報科目群(コンピュータ・システム、コンピュータ・ソフトウェア、ユーザ・エクスペリエンス、データサイエンス、ICT社会応用)及び2つの連携科目群(ビジネス構築、コミュニティ形成)の7つの科目群から情報科目群を含む2つを選択し、専門科目を学習します。「IoTからクラウド技術まで、最先端技術を身につけたエンジニアになりたい」「ビッグデータを活用した新規事業を起こしたい」「地域社会のDXを推進したい」など、自分の将来につながる科目群を選択し、その分野について深く学びます。

  • コンピュータ・システム科目群
    今私たちは、世界中のあらゆるヒト、モノ、サービスがネットワーク化した、IoT(Internet of Things)の時代に生きています。このようなIoT時代の情報システムを構築するには、OS(オペレーティングシステム)からネットワークに至るまで、コンピュータ・サイエンスの体系的な理解が必要になります。コンピュータ・システム科目群では、最先端の情報システムを自ら構築するための知識・スキルを身につけます。
  • コンピュータ・ソフトウェア科目群
    DXを実現するためには、社会のさまざまな課題を分析し、それを解決する情報サービスを設計・開発できることが必要になります。さらに変化の早い現代においては、情報サービスを迅速に立ち上げ継続的に発展させることが期待され、そのためのソフトウェア開発手法を身につけることも求められます。コンピュータ・ソフトウェア科目群では、モダンな情報サービスの設計・開発を行うための知識・スキルを身につけます。
  • ユーザ・エクスペリエンス科目群
    人を惹きつける情報サービスには、魅力的なUXデザインが不可欠です。ユーザ・エクスペリエンス科目群では、基本的なデザインに関する知識を学習したうえで、「人とコンピュータの関わり」に関するデザインを深く学び、新しいアイデアを形にするための実践的な知識・スキルを身につけます。
  • データサイエンス科目群
    IoT(Internet of Things)の時代においては、世界中で大量の情報が生まれ続けています。これらのビッグデータを読み解き社会の課題解決につなげる力は、これからのあらゆるビジネスの分野で欠かすことのできない能力です。データサイエンス科目群では、統計分析の知識を基礎に、機械学習やAI(人工知能)技術を活用し、ビッグデータを分析するための知識・スキルを身につけます。
  • ICT 社会応用科目群
    あらゆる分野でDXが求められる現在、プログラミングをはじめとしたコンピュータ・サイエンスの知識は、将来どのような分野で働くとしても、大きなアドバンテージとなります。ICT 社会応用科目群では、INIAD生全員が学習するプログラミングをベースに、特にICT(情報通信技術)の実社会への応用の観点について、重点的に学習します。
  • ビジネス構築科目群
    現在、コンピュータは誰でも手に入るものになり、特別な資格や高価な機器がなくても、知識とスキルを身につければ新しいサービスやモノを創れる時代になりました。クラウドファンディングによる世界中の不特定多数からの資金調達など、インターネットを活用し、これまでになかった形で新たなビジネスを立ち上げるしくみも、次々と世に出ています。ビジネス構築科目群では、何度でも挑戦するマインドを持ち、チームを束ねて、新しいICT ビジネスを構築することのできる人材を育成します。
  • コミュニティ形成科目群
    現在、スマートシティとよばれるような、複雑化し高度化するまちの活動を最先端技術で支える取り組みが世界中でなされています。インフラの設計・管理、環境への配慮、健康、快適で便利なくらしの実現など、地域・コミュニティにおけるICTの活用はますます盛んになり、それによって豊かなくらしを創り出すことができます。コミュニティ形成科目群では、ICTを活用した地域・コミュニティ形成の基本的な考え方を身につけることができます。

チーム実習

「情報連携チーム実習」は、学部3年の必修科目として設定されています。2年生より学び始めた科目群の専門知識・スキルを持ち寄り、学部横断で5人程度のチームを組み、自主的にプロジェクトを立案し、1年間をかけてプロジェクトを遂行します。「連携力」を重視するINIADならではの、ユニークな取り組みです。
実際の社会では、自分とは違う強みを持った仲間と協力することが必要です。特に、スタートアップを始めとした社会の多くのICTビジネスは、エンジニア、デザイナー、プロジェクトマネージャをはじめ、さまざまな役割をもつ人々が協力して作られています。そのような「社会」を疑似体験し、貢献をする意義、あるいはその難しさを知ることを目的とした「実習」です。

卒業研究

4年生では、教員の研究室に所属し、1年間をかけて専門的な研究テーマに取り組みます。もちろん大学院に進学し、研究者を目指して、より本格的に研究活動を行うこともできます。