生活支援学科 生活支援学専攻
人に寄り添う人。社会を導く人。社会福祉の基本を学び、これを基礎として、ゆたかな暮らしの実現に向けた支援と福祉の現場に必要な知識、実践的技術を身につけます。社会福祉士、介護福祉士、精神保健福祉士などの国家資格はもちろん、創造力とリーダーシップをもって時代とともに歩む人財を目指します。
学問の魅力
「Quality of Life」の多様な考え方を実践的に学ぶ
わが国の超高齢社会において、身体的、精神的、経済的に安定した暮らしを築くために、どのような制度・政策が必要なのか、専門職はどんな働きをするのか、また、社会の絆をどう作っていくかなどを考え、学び、探求します。社会福祉の基礎から医療や介護といった領域まで幅広く学び、人々の幸せな暮らしづくりに関わる知識を備え、「Quality of Life(=生活の質)」の多様な考え方を実践的に学びます。
- 豊富な基盤教育科目
- 充実の実習教育・フィールドワーク
- 多彩な海外研修制度
- ゼミナール中心の教育
- 社会福祉専門職の国家資格がめざせます
(指定科目を修めて卒業すると 「国家試験受験資格」を取得可能。)

「社会福祉士」と「介護福祉士」ダブル資格もめざせます
「社会福祉士」と「精神保健福祉士」ダブル資格もめざせます
- 介護福祉士受験資格は介護福祉士コース所属学生のみ取得可能。
各学年の定員は40名。コース登録は1年入学後すぐです。以降登録できません。 - 社会福祉士受験資格取得希望者と精神保健福祉士受験資格取得希望者は、ガイダンスを受けて、1年次の秋学期に登録希望票を提出します。
- 希望者が多数の場合は、選考が行われることがあります。
生活支援学専攻を選んだ理由
社会福祉士と介護福祉士の2つの資格の取得ができるので生活支援学専攻を選びました。「10年後には現場のリーダーとなって、経験の浅い介護職員の指導者に」「介護サービスの会社を起業して、『質の良い介護』を広めたい」「介護の実務経験のあと、社会福祉士として相談援助の仕事で地域の役に立ちたい」「社会福祉職としての行政職員・公務員を目指している」将来は、2つの資格を活かし、対人援助のスペシャリストを目指したいと思っています。
消防士をめざしています
東洋大学ライフデザイン学部を選んだ理由は、これからの超高齢社会に対応したカリキュラムが豊富にあり、就職でも有利だと思ったからです。私は、福祉系国家資格の取得を目指していませんが、歴史のある東洋大学は各分野に優れた人材が活躍していると聞いています。先輩方も多くいる公務員(消防士)を目指しています。
夢だったMSW(医療ソーシャルワーカー)に内定しました
東洋大学ライフデザイン学部では、幅広い福祉に関する知識を得られます。将来はMSWになりたいと思っていたので、4年次には医療機関での専門実習も行い、改めて自分の夢を明確にできました。そのおかげもあって、希望する医療機関に内定をもらいました。卒業にむけて社会福祉士と精神保健福祉士のダブル合格を目指しています。
学び方
理論と実践をバランス良く習得
高齢者や障がいのある人などがその人らしく暮らしていくために必要な知識や技術を、理論的かつ実践的に学びます。実践技術の習得は少人数クラスで行い、介護実習室や入浴実習室といった充実した施設を利用するため、高い専門性を身につけることができます。また、福祉施設などで働く人々との交流の機会も豊富で、現場の様子を肌で感じることができます。
充実の実習(2019年度現在)
1年 春学期 |
1年 秋学期 |
2年 春学期 |
2年 秋学期 |
3年 春学期 |
3年 秋学期 |
4年 春学期 |
4年 秋学期 |
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フィールドワーク | ||||||||
介護福祉士 | 介護福祉実習Ⅰ | 介護福祉実習Ⅱ | 介護福祉実習Ⅲ | 介護福祉実習Ⅳ | ||||
社会福祉士 | 社会福祉援助技術現場実習 | |||||||
精神保健福祉士 | 精神保健福祉援助実習 | |||||||
医療福祉 | 地域医療福祉専門実習 |
4年間の学び
社会福祉、介護福祉、精神保健福祉、医療福祉などを複合的に学ぶ
社会福祉・介護福祉・精神保健福祉、医療福祉や地域福祉などの領域を4年間で複合的に学びます。社会福祉士と介護福祉士、社会福祉士と精神保健福祉士など、同時に2つの国家試験の受験資格が取得可能です。
卒業論文のテーマ例
- 近代における人権思想
- 格差問題における人の豊かさの本質
- 中山間地区(山古志地区)に根ざした福祉振興に関する一考察
- 高齢者のロボットに対する意識調査
- 認知症グループホームの現状と課題
- 小規模多機能型施設の有効性について
学びの取り組み
医療ソーシャルワーカーの養成
生活支援学専攻では、2010年度より「医療福祉演習Ⅰ・Ⅱ/医療福祉専門実習A・B」といった医療福祉に関する科目を開講し、医療ソーシャルワーカーの養成を開始しました。医療ソーシャルワーカーとは、保健医療機関(主として病院)において、福祉的相談援助を担う専門職であり、より高度な専門性が要求される職種です。従来の社会福祉士、精神保健福祉士のカリキュラムに、これらの科目を加えることで、より実践力のある高度専門職養成に取り組んでいます。これらの授業の特徴はなんといっても、現場における現実の問題を、学生が直接感じることのできるよう、フィールドワークの機会を多様に用意していることです。本学の大学院や全国各地の病院との連携により、先進的実践をしている地域医療機関の視察、現場のスタッフとの共同研究会・研修会、本学OBのソーシャルワーカーによる事例検討会を開催しています。
アクティブラーニング・ゼミ活動
生活支援学専攻では、1年生ゼミ(演習)で、北区栄町に行き、地元の方たちに案内していただいて、小グループで街歩きをします。そして、街並み(住まいの様子、空き家、道路の状況、商店、施設など)やバリアフリーの状況などを写真におさめ、街の特徴や課題などを整理して、グループ発表をします。
3年ゼミ企画の豊島5丁目団地とフェス
オレンジカフェ(認知症の人や患者や家族・地域の人が集まる場)の企画運営
ゼミ合宿
グローバルリーダー・海外研修

グローバルに活躍する人材育成を目的として、全学部生を対象に「東洋グローバルリーダーキャンプ(TGLキャンプ)」が実施されています。2019年度は、「車いすマップ作成を通して考える共生社会」をテーマに、生活支援学専攻の学生がファシリテーターを務めました。