生活支援学科 生活支援学専攻

人に寄り添う人。社会を導く人。

社会福祉の基本を学び、これを基礎として、ゆたかな暮らしの実現に向けた支援と福祉の現場に必要な知識、実践的技術を身につけます。社会福祉士、介護福祉士、精神保健福祉士などの国家資格はもちろん、創造力とリーダーシップをもって時代とともに歩む人財を目指します。

学問の魅力

「Quality of Life」の多様な考え方を実践的に学ぶ

わが国の超高齢社会において、身体的、精神的、経済的に安定した暮らしを築くために、どのような制度・政策が必要なのか、専門職はどんな働きをするのか、また、社会の絆をどう作っていくかなどを考え、学び、探求します。社会福祉の基礎から医療や介護といった領域まで幅広く学び、人々の幸せな暮らしづくりに関わる知識を備え、「Quality of Life(=生活の質)」の多様な考え方を実践的に学びます。

学び方

理論と実践をバランス良く習得

高齢者や障がいのある人などがその人らしく暮らしていくために必要な知識や技術を、理論的かつ実践的に学びます。実践技術の習得は少人数クラスで行い、介護実習室や入浴実習室といった充実した施設を利用するため、高い専門性を身につけることができます。また、福祉施設などで働く人々との交流の機会も豊富で、現場の様子を肌で感じることができます。

4年間の学び

社会福祉、介護福祉、精神保健福祉、医療福祉などを複合的に学ぶ

社会福祉・介護福祉・精神保健福祉、医療福祉や地域福祉などの領域を4年間で複合的に学びます。社会福祉士と介護福祉士、社会福祉士と精神保健福祉士など、同時に2つの国家試験の受験資格が取得可能です。

カリキュラムマップを見る(PDF: 1ページ, 336KB) ※カリキュラムは改訂することがあります。

卒業論文のテーマ例

  • 近代における人権思想
  • 格差問題における人の豊かさの本質
  • 中山間地区(山古志地区)に根ざした福祉振興に関する一考察
  • 高齢者のロボットに対する意識調査
  • 認知症グループホームの現状と課題
  • 小規模多機能型施設の有効性について

学びの取り組み

医療ソーシャルワーカーの養成

生活支援学専攻では、2010年度より医療福祉演習Ⅰ・Ⅱ/医療福祉専門実習A・Bといった医療福祉に関する科目を開講し、医療ソーシャルワーカーの養成を開始しました。医療ソーシャルワーカーとは、保健医療機関(主として病院)において、福祉的相談援助を担う専門職であり、より高度な専門性が要求される職種です。従来の社会福祉士、精神保健福祉士のカリキュラムに、これらの科目を加えることで、より実践力のある高度専門職養成に取り組んでいます。これらの授業の特徴はなんといっても、現場における現実の問題を、学生が直接感じることのできるよう、フィールドワークの機会を多様に用意していることです。本学の大学院や全国各地の病院との連携により、先進的実践をしている地域医療機関の視察、現場のスタッフとの共同研究会・研修会、本学OBのソーシャルワーカーによる事例検討会を開催しています。

介護福祉・精神保健福祉とアドボカシーセミナー

介護福祉士コースでは、卒業生の活躍する姿を在校生に伝えること、卒業生と在校生とが交流を深めること、尊厳ある対人援助力を高めることを目的として、介護福祉士コースの卒業生によるアドボカシーセミナーを開催しています。卒業生の多くは、障がい者施設や高齢者施設、低所得者のための救護施設などに専門職として勤務しています。母校に戻ってきた卒業生は日ごろの現場で感じている対人援助の面白さ、困難さ、課題を自分たちの言葉で語ってくれます。在校生にとって卒業生との交流は、目標を再確認することができる有意義なものとなっています。
精神保健福祉士養成課程においても、アドボカシーセミナーを独自に実施しています。精神保健福祉士の資格を取得して病院や施設で活躍している卒業生からは、現場での臨場感あふれる話が語られます。特に精神保健福祉の現場では、人権や権利擁護について考えさせられることも多く、在校生にとっては真剣に現実と向き合える場となっています。

社会福祉士実習報告会
社会福祉とアドボカシーセミナー

社会福祉援助技術現場実習に行った3年生の実習報告会は、毎年2月に実施されています。例年120名余の学生が実習に行き、約半年かけて実習のまとめを行います。この報告会では、各自あるいは各グループでテーマを設定し報告を行います。実習で得た社会福祉の知識やスキルといったことのほかに、職員の方の言葉で心に残ったこと、利用者の方から教えていただいたことなど、多様な視点から実習での学びが語られます。次年度、実習に行く予定の2年生も参加し、3年生の発表を聞いています。実習の後で、学生が大きく成長したことを実感できる場がこの実習報告会です。
アドボカシーセミナーもこの報告会に引き続いて行われます。セミナーでは、障がいを持つ当事者の方々、社会福祉の現場職員、研究者によるシンポジウムや講演など、さまざまな方法で学生とともにアドボカシーについて考えていきます。
社会福祉の現場で体験した倫理や価値、利用者の権利擁護の問題など、実習後だからこそ実感できる点も多くあります。