社会学部の教育方針(ポリシー)

各学科の3つのポリシー(2025年度入学生用)

掲載内容は変更する場合があります。(2024年7月1日現在)

アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)

社会学科では、グローバル化した現代社会を生きる個々人の境遇をより大きな歴史的・社会的な背景と関連づけて理解することのできる市民となるポテンシャルをもつ次のような人材を求めています。

  1. 自分とは異なる意見を尊重し、他者との活発な意見交換を通じて自分自身の考えをさらに深める姿勢をもち、また自分自身の考えを発信することができる人
  2. 現代社会について書かれた文章を精確に読み、理解できる言語能力をもつ人
  3. 教室で学んだことや他者から聞いたことに関心をもち、自分自身でさらに深く調べることのできる積極性をもつ人
  4. さまざまな社会現象や社会問題を理解するための前提となる地理、歴史、現代社会に関する基本的な知識をもつ人
  5. 哲学を中心とした幅広い教養を身につけるための土台となる語学力を含めた基礎学力をもつ人

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

社会学科の教育目標達成のため、以下の方針により教育課程を編成する。

  1. 全学基盤科目と全学共通科目からなる総合知領域科目と外国語科目、学科専門科目および学部共通科目からなる専攻領域科目に大別した構成とする
  2. 総合知領域では東洋大学の理念を学ぶため哲学・自校教育科目から2単位を必修とするほか、総合大学の強みを生かし幅広い分野の科目を配置する
  3. 学部共通科目では幅広い社会学分野の科目を配置する。1年次に社会学の全体像を学び、同時に社会学科で重点を置いている社会調査の基礎を学ぶ。外国語科目ではグローバル化に対応するため複数の外国語科目を配置する
  4. 学科専門科目では1年次から4年次まで少人数制の演習(ゼミ)を必修とするほか、集大成として4年次に卒業論文が執筆出来る知識、能力を身に着けるため、現代社会の多種多様な現象を理解し、複雑化している現代社会を領域横断的に学べるよう、社会学はもとより社会学の隣接領域科目を配置する
  5. 社会学科で修得可能な社会調査士、教育職員免許状(中学・社会、高等学校・地理歴史、公民)に即した科目を配置する

ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)

社会学科では人材の養成に関する目的、学生に修得させるべき能力等の教育目標を鑑み、以下の能力、知識等を修得した学生に学位を授与する。

  1. 多様な社会的・文化的背景をもった他者と協働して現代社会の諸問題の解決に貢献するための主体的な実行力とグローバルな発信力
  2. 現代社会のメカニズムを捉えるための理論的思考力
  3. 現代社会の中から課題を発見し、それを意味的、計量的、空間的に精確に捉える社会調査能力
  4. 現代社会が直面している諸問題に対する理解およびそれらを横断的に捉える洞察力
  5. グローバル化した現代社会で自らの力でキャリアを研鑽していく市民にふさわしい哲学を中心とした幅広い教養

アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)

国際社会学科では、4年間の学修で、地球全体を視野に入れて人びとの価値観や生き方の多様性を理解し、世界各地の社会・文化・地域に関する高度な知識を土台に、グローバル化が進む現代社会の諸問題を公正・寛容・共生を尊重する立場から批判的に考究する能力を身に付ける。したがって、以下のような人材を求めています。

  1. 高等学校で履修する英語、国語、地理、歴史、公民等の人文・社会科学の分野において高い学力を有する人
  2. 論理的、批判的、創造的な思考力の基本を身に付けており、それらの能力をより高度に発展させようとする意欲を有する人
  3. 世界および日本の現場で異文化と関わるフィールドワーク、社会貢献活動、国際交流、海外留学等のグローバルな学びに主体的かつ積極的に参加する意欲を有する人
  4. 世界および日本における異なる言語・民族・宗教・文化・社会、ならびにそれらの境界を越える関係について強い関心と探究心を有する人
  5. 現代社会を構成する多様な属性・立場の人びとから誠実かつ積極的に学ぼうとする知的好奇心を有する人

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

国際社会学科の教育目標達成のため、以下の方針により教育課程を編成する。

  1. 全学基盤科目と全学共通科目からなる総合知領域科目と外国語科目、学科専門科目および学部共通科目からなる専攻領域科目に大別した構成とする
  2. 総合知領域では東洋大学の理念を学ぶため哲学・自校教育科目から2単位を必修とするほか、総合大学の強みを生かし幅広い分野の科目を配置する
  3. 学部共通科目では幅広い社会学分野の科目を配置する。1年次に社会学の全体像を学び、同時に社会調査の基礎を学ぶ。外国語科目ではグローバル化に対応するため複数の外国語科目を配置する
  4. 学科専門科目では1年次から4年次まで少人数制の演習(ゼミ)もしくは実習を必修とする。現場立脚型のグローバル教育実践のためフィールドワークや社会貢献に関する科目を多く配置し、教育目標の達成に資する

ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)

国際社会学科では、人材の養成に関する目的、学生に修得させるべき能力等の教育目標を鑑み、以下の能力、知識等を修得した学生に学位を授与する。

  1. 社会学・文化人類学・地域研究を土台として、民族・文化・宗教・ジェンダー・セクシュアリティ等の人間の生き方の多様性を理解し、それらの多様性を互いに認め合い共創する能力
  2. 国際社会と地域社会双方の差異に起因する諸問題を考究し、その解決に向けた新たな価値や方法を創出する能力
  3. 多様性の尊重・理解・活用を理念とする共生社会を国際社会と地域社会双方の文脈をふまえて創造・確立する能力
  4. 英語をはじめとする外国語を用いて多文化共生や多様性の支援・活用を推進する能力
  5. 多様性の知識・認識を修得し、行政や民間企業などにおいて多様性に開かれた社会をつくる制度や政策、サービスを創案、展開、実践する能力
  6. グローバルな社会課題に取り組む国際機関や民間企業、団体においてリーダーシップを発揮する能力

アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)

メディアコミュニケーション学科では、次のような人材を求めています。

  1. メディアと情報に対する主体的で強い関⼼と幅広い視野を有する人
  2. メディアと情報について理論と方法を学ぶことができる基礎的な知識と技能を有する人
  3. メディアと情報について知的活動を続けることができる思考力と表現力を有する人
  4. 社会のグローバル化に対応できる基本的な語学力を有する人
  5. 社会の急速な変化に対応できる柔軟な対応力を有する人

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

メディアコミュニケーション学科の教育目標達成のため、以下の方針により教育課程を編成する。

  1. 全学基盤科目と全学共通科目からなる総合知領域科目と外国語科目、学科専門科目および学部共通科目からなる専攻領域科目に大別した構成とする
  2. 総合知領域では東洋大学の理念を学ぶため哲学・自校教育科目から2単位を必修とするほか、総合大学の強みを生かし幅広い分野の科目を配置する
  3. 学部共通科目では幅広い社会学分野の科目を配置する。1年次に社会学の全体像を学び、同時に社会調査の基礎を学ぶ。外国語科目ではグローバル化に対応するため複数の外国語科目を配置する
  4. 学科専門科目では1年次から3年次まで少人数制の演習(ゼミ)を必修とする。また、情報とメディアの理論の基礎を学ぶ科目を必修とし、深く学びたい学生の要望にこたえるため選択科目を配置する。さらに、実践的知識習得のための科目を配置する
  5. メディアコミュニケーション学科で取得可能な社会調査士に即した科目を配置する

ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)

メディアコミュニケーション学科では、人材の養成に関する目的、学生に修得させるべき能力等の教育目標を鑑み、以下の能力、知識等を修得した学生に学位を授与する。

  1. 情報とメディアに関して、学問的な理論や方法論を学び続ける学習力
  2. 情報とメディアに関して、その社会的な課題に取り組む実践力
  3. メディアを活用し、文章、映像、デジタルコンテンツなど多様なかたちで情報を企画、制作、公表する技能
  4. メディアを活用し、多様なかたちの情報を検索、分析、評価する技能
  5. 以上の能力をマスメディア産業、コンテンツ産業、ICT産業、あるいは企業、政府、教育機関の広報・情報部門等で活かす実行力

アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)

社会心理学科では、心理学は、高校の教科すべてに関係する総合科学であること、心理学実験およびデータ分析には理数的要素もあること、社会を見る目には、現代社会への関心と歴史的視点、哲学的視点、国際的観点が重要であることから、次のような人材を求めています。

  1. 高等学校までの教科の基礎を偏りなく身につけ、社会に積極的に役立てようという意志を持ち、社会、人間への好奇心を有する人
  2. 心理学的事象は、人々の間での素朴な思いこみが強い領域であり、一見「常識」とされて社会で流通している事柄であっても、自ら確かめ、真実を知ろうとする気持ちを有する人
  3. 上記の現象を検証するため、科学的な手続きに則った研究的な方法論が必要である。そのような学びに積極的に取り組むことができ、また、他者と協力して、集団で実験・調査を行っていくコミュニケーションや協同学習の能力を有する人
  4. 社会と人との関わりを知ることは、人にとって、住みよく生きやすい社会を設計していくことにつながる。このような取組みに積極的な関心を持ち、人間の性質、人間と人間の関わりの在り方、社会と人間の関わりの在り方について、探究心を有する人

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

社会心理学科の教育目標達成のため、以下の方針により教育課程を編成する。

  1. 全学基盤科目と全学共通科目からなる総合知領域科目と外国語科目、学科専門科目および学部共通科目からなる専攻領域科目に大別した構成とする
  2. 総合知領域では東洋大学の理念を学ぶため哲学・自校教育科目から2単位を必修とするほか、総合大学の強みを生かし幅広い分野の科目を配置する
  3. 学部共通科目では幅広い社会学分野の科目を配置する。1年次に社会学の全体像を学び、同時に社会調査の基礎を学ぶ。外国語科目ではグローバル化に対応するため複数の外国語科目を配置する
  4. 学科専門科目では1年次から4年次まで少人数制の演習(ゼミ)を必修とする。また、心理学を実証的に研究する方法を学ぶため、科学的な目で現象を見つめ、データを収集、分析し、理論として体系化する過程を教育課程で実践する
  5. 社会心理学科で取得可能な社会調査士、公認心理師受験資格、認定心理士、心理学検定合格に即した科目を配置する

ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)

社会心理学科では、人材の養成に関する目的、学生に修得させるべき能力等の教育目標を鑑み、以下の能力、知識等を修得した学生に学位を授与する。

  1. 心理学の理論や方法論・発展史について理解し、学び続ける姿勢
  2. 社会や人間に関わる事象について、心理学の知識と視点から考察し、説明できる能力
  3. 社会や人間に関わる事象について、データをもとにして実証的・科学的に検証するための技能
  4. 心理学の知識と技能を活用して、社会や人間に関わる課題を発見・解決できる実践力

アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)

第2部社会学科では、教育理念や教育目標に照らして、以下のような人材を求めています。

  1. これまで学校教育だけでなく、広く社会において、見聞きしたことに強い問題意識を有する人
  2. それらの問題に対し、学問をとおして見つめなおし、世の中や将来に役立てたいという意欲を有する人
  3. 他者の意見をしっかり聞き、それに対して自分の意見を自分の言葉で表現しようと努力する姿勢を有する人
  4. 高校までの基礎学力を身につけている人

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

第2部社会学科の教育目標達成のため、以下の方針により教育課程を編成する。

  1. 全学基盤科目と全学共通科目からなる総合知領域科目と専攻領域科目に大別した構成とする
  2. 総合知領域では東洋大学の理念を学ぶため哲学・自校教育科目から2単位を必修とするほか、総合大学の強みを生かし幅広い分野の科目を配置する
  3. 専攻領域科目は1部社会学部4学科が共同で編成し、幅広い社会学分野の科目を総合的かつ多角的に配置する。これにより、学生の多様な関心、学修要求に応える。1年次から4年次まで少人数制の演習(ゼミ)を必修とするほか、情報技術を獲得するための科目やグローバル化に対応するため複数の外国語科目を配置する
  4. 第2部社会学科で取得可能な社会調査士、社会福祉主事、教育職員免許状(中学・社会、高等学校・地理歴史、公民)に即した科目を配置する

ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)

第2部社会学科では、人材の養成に関する目的、学生に修得させるべき能力等の教育目標を鑑み、以下の能力、知識等を修得した学生に学位を授与する。

  1. 学問の基礎となる、広い知識・語学・情報処理技術等の習得
  2. 社会学・文化人類学・地域研究・メディアコミュニケーション学・心理学などの専門知識を学び各自の研究課題を追求できる能力
  3. 社会について自ら問いを立て、調査、発表、討論できる力、社会問題の解決に資する能力