総合情報学科 心理・スポーツ情報専攻
AIとデータサイエンスで拓く、心理学×スポーツ科学。心理とスポーツとIT研究室(加藤千恵子 教授)
IT技術を活用した心理学・スポーツ科学研究
スポーツをはじめとする運動文化では、心・技・体の一体化が重視されているように、私たちのこころと身体は密接に関わり合っています。「こころとスポーツとIT研究室」では、心身両面から人間を多角的に理解しながら、健康の維持・増進、競技力の向上、快適性の追求に向けて、心理学とスポーツ科学の観点から様々な研究に取り組んでいます。
心理面に関わる研究では、質問紙による性格検査や、インタビュー調査、無意識に焦点をあてる投影法など、様々な測定法によりこころのはたらきを明らかにします。また、幅広い心理学の知識とともに、実験法・測定法、統計解析の基礎を学び、実践的なデータ測定・解析のスキルを身につけることができます。心理系の資格取得を検討している人にとっても、得るものの多い経験となるでしょう。
一から心理学を学ぶ、という人や、統計学には抵抗がある、という人にも、個別に指導を行いますので、ご安心ください。
研究テーマは、心理検査手法の開発やメンタルヘルスケアの支援、心理面に配慮した製品・環境デザイン、コミュニケーション能力の評価・向上など、多岐にわたります。検査に必要な機器や質問紙、実験室が整備されているため、専門性の高い実験・調査を実施することも可能です。特に、自身の研究テーマをより深く追求したい、専門分野を活かした仕事がしたい、という人には、大学院への進学を視野に入れて、研究計画を立てることをおすすめします。
研究活動の指導については、心理学やスポーツ科学を専門とする総合情報学部の専任教員に加えて、非常勤講師を務める渋谷英雄先生(ネイチャー日本理事)、菅原徹先生(スマイルサイエンス学会代表理事)がサポートにあたり、フィットネス器具の開発、バリアフリー環境の整備といった、豊かなライフスタイルの創造に向けた産学連携による共同研究にも取り組んでいます。
研究室での学びを通じて、自分の興味関心にかなったテーマを探し、それを将来のキャリア形成につなげられるよう、全面的にバックアップしていきます。お互いに力を合わせて頑張りましょう。
この研究室を希望する方へ
研究室に入室する前に抱く、ささやかな興味関心や問題意識をこころの片隅で温めておくことが大事です。「自分の取り組みたい研究を実施できるのか?」、「研究テーマをどのように見つければ良いのか?」といった疑問や不安については、遠慮なく担当教員へ相談をしてください。