生体医工学科

人々の「生きる」を支える、科学と工学。

こんな資格がめざせます

  • 教育職員免許状:中学・高校理科教諭1種
  • 国家資格:技術士補、甲種危険物取扱者
  • 学会・協会認定資格等:第1 種・第2 種ME 技術者、上級バイオ技術者、医学物理士、福祉用具専門相談員、基本情報技術者試験 等

こちらは最新の予定になり、今後変更する場合があります。

活躍できるフィールド

医療機器の発展を支えるエンジニアへ

人間の身体のしくみと機能を知り、人の気持ちが分かる視野の広さをもとに、医療機器、福祉機器、製薬・試薬メーカー、メディカルエレクトロニクスなどの業界・業種の研究開発・設計・エンジニア、教員・公務員、大学院進学など幅広い分野で活躍できます。

  • 大学院進学、企業の研究開発職
  • 公務員就職:医療福祉部局 等
  • 中学・高校理科教諭
  • 医薬品医療機器関連産業:製薬、医療機器、医用素材、各種分析、医療機器保守管理関連企業 等
  • ものづくり関連産業:自動車、運輸、ヘルスケア機器、スポーツ機器関連企業 等
  • IT 関連産業:AI、IoT、医療情報関連企業 等
  • 臨床工学技士(養成校進学):医療従事者(病院、透析センター)、医療機器メーカー

社会貢献につながるものづくりの力

21世紀の少子高齢社会を支える「社会貢献につながるものづくり」を担う力が身につきます。人が生きるために本当に必要なものをつくり、医療・福祉の現場で活躍できる技術者を育成します。

身につく主な社会人基礎力

  • 働きかけ力
  • 課題発見力
  • 柔軟性

社会人基礎力とは、経済産業省が提唱する「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」をあらわす概念です

キャリアの取り組み

カリキュラムに組み込まれたキャリア支援活動

めざましく変化している社会変化と企業変化の実情を知り適応できる人材を育成するキャリア形成プログラムを入学初年度から実施しています。生体医工学科の学びを通して科学や文化多様性の視点を持つ(=グローバル)価値ある人材を育成し輩出するプロジェクトを推進します。生体医工学科での「強み」を具体的に表現出来るPBL(Problem Based Learning)によって、学生は読める力(時代を読む、状況を読む)、かける力(汗をかける、日英で文章を書ける、未来を描ける)、わかる力(常識がわかる、社会がわかる、人がわかる)の「3つの力」を修得します。この教育によって、自分をグローバルに表現でき、受け身から脱却し、生体医工学の専門的な学びを活かして、自分自身のためのキャリアを実現することができます。

産学連携支援

生体医工学科(バイオメディカルエンジニアリング)は生物「バイオ」、医学「メディカル」そして工学「エンジニアリング」を理解し、医療・福祉の現場で必要な“ものづくり”を学び生物学・医学と工学の架け橋となる人を育てる学科です。生体医工学科に所属する専任教員は様々な業種の企業と実用化を目指した共同研究=産学連携研究を展開しており、研究室所属学生は在学中に企業との共同研究にも参画できます。現在進行中の共同研究企業の職種としては、製薬、医療機器、介護機器、スポーツ用具、電気機器メーカーなど多様にわたっており、大学での基礎・基盤研究に加えて実用化や応用開発にも携わることが可能です。

医療機器関連資格取得のためのサポート

医療機器・システムの開発、製造、販売、修理に携わる技術者や、臨床工学技士等の医療従事者に求められる医用生体工学の知識と資質の検定試験「第2種ME技術実力検定試験」の合格に必要な基礎知識習得プログラムを用意。在学中もしくは卒業後に受験し合格することで資格が得られます。解剖や生理反応などの医学的な基礎知識に加えて電気電子回路、流体力学、熱力学などの理工学的基礎知識を学び、実際的知識として人工呼吸器、血液浄化装置、体外循環装置(人工心肺)、ペースメーカー、脳波計、CT・MRIなどの医療機器について学ぶことができます。全国の平均合格率は約39%と難関ですが、2023年度は9名の現役学生が合格しました。また、生体医工学科で修得した科目に加えて卒業後に1年間臨床工学技士養成所にて所定の科目を修得することで、「臨床工学技士」の国家試験を受験することができます。臨床工学技士の資格を得ることで医療従事者として病院等で働くことができます。