経済学科 イブニングコース
生きた経済の体験と学びを結ぶ。経済理論と、実社会の経済現象を正しく理解し、これからの社会に必要な経済政策や制度について考える力を養います。イブニングコースは第1部と異なり、3学科の内容を横断的に学べるカリキュラムが特徴。社会経済を広い視野から考察できます。職業や年齢の多様な学生が集まり、活気にあふれる学びの場で、実りの多い学問体験を重ねます。
学問の魅力
経済の現状を多角的に学べます
第1部3学科(経済、国際経済、総合政策)の内容はもちろん、他学部の内容も専門科目として学べることが特徴です。社会・経済に関する学びを広い視野から考察できます。
学び方
1年次から少人数のゼミナールで学びます
1年次から少人数のゼミナールで学ぶことができます。社会人など幅広い世代の学生が集まるイブニングコースは活気にあふれ、白熱した議論も行われます。
4年間の学び
さまざまな分野の専門科目を多数開設
経済学の理論分析と実証分析を基礎としたカリキュラムを編成しています。
まず1年次のゼミナールⅠで、大学で学習するための基礎力をつけます。そして、2~4年次のゼミナールを通して、各自の個性を尊重した少人数教育を実施しています。
さまざまな分野の専門科目を多数開講しているので、学生一人ひとりが自身の関心に基づいた専門的学習を、体系的に深めることができます。
卒業論文のテーマ例
- 日本のアニメーション産業と経済について
- ICT(情報通信技術)の進化と労働の流動性
- 労働力不足(人手不足)と賃金停滞
- 人工知能と人間の未来
- 日本企業と性差別 性別役割分業システムの終わり
- 新しい「ソーシャル・キャピタル」を作るには―人との繋がりを阻む壁とは
- メディア業界の現状とこれからのテレビの在り方 ―放送のネット配信における課題―
- キャッシュレス決済における加盟店手数料へのアプローチ 〜キャッシュレス促進のための手数料引き下げに向けた現状分析と施策〜
- SNSコミュニティにおける拡散性と社会的消費への影響の考察
- 日本財政の破綻はあるのか
学びの取り組み
導入教育とオムニバス講義
経済学科 イブニングコースで学ぶためには、まず大学での学習方法や経済に対する基本的な理解が不可欠です。
そこで1年次ではゼミナールⅠ、経済学入門、経済学入門演習、基礎数学、経済数学といった導入科目を充実させています。
さらに、1年次秋学期と2年次春学期の1年間にわたり、経済学部専任教員による現代経済入門というオムニバス形式の講義を行います。この授業は、経済学や学問を広く見渡すことを目的として設置されています。各教員の専門科目のエッセンスをコンパクトに紹介するため、担当する教員は毎週変わります。講義の内容も、経済学を学ぶ上で必要となる経済理論・政策、国際経済に関する理解、現代の社会経済システムに対する理解、さらには文化・環境問題など、多岐にわたります。受講することで経済の動向を知り、将来的に自分が就きたい職種に関する知識を得る機会にも恵まれます。また、2年次以降の学習方向や専門ゼミナールを選択する際にも、大いに参考となる講義です。
開かれた多様性
経済学科 イブニングコースのカリキュラムの特徴としては、必修科目が少なく、選択の自由度が高いという点が挙げられます。経済・経営、経済政策、国際経済などの広い分野から、何をどれだけ学ぶかは、学生自身に任されています。各自の関心にしたがい、自由に科目を選択することが可能です。
他学部の学生とともに、幅広い知識を修得することができる分野としては基盤教育科目が用意されており、「哲学・思想」「学問の基礎」「国際人の形成」「キャリア・市民形成」「総合・学際」「留学支援科目」等、多様な科目を学ぶことで、複眼的な視点で経済学にアプローチすることができるようになります。
また、英語だけでなく、ドイツ語やフランス語など、第2外国語も学ぶことができます。経済学部主催の海外経済研修に参加し、中国やアメリカなどの経済や文化に実際に触れることで、グローバルな視点で経済学を捉えることができるようになります。さらに長期間の留学に挑戦することも可能です。
開かれた専門性
経済学科 イブニングコースのカリキュラムでは、経済学のエッセンスを得るための学習スタイルは学生自身に任されていますが、これは裏返せば、経済学の特定の分野を徹底的に極められるということでもあります。
経済学科 イブニングコースの経済学の専門科目は、経済学部1部各学科の特色ある科目をバランスよく配置しているので、それだけでも量的には十分です。しかし、さらに一定の要件を満たすことで、経済学科 イブニングコースでは開かれていない1部各学科のより専門的な科目を学ぶことが可能となります。これらの科目は、質的にも量的にも、経済学に関心の深い人達の知的好奇心を十分満たしてくれるでしょう。
このように、経済学科イブニングコースでは、幅広い知識を求めることも、より専門的な知識を深めることも、本人の意思次第で自由に選べるのです。