都市環境デザイン学科

自然と調和した都市システムを生み出すスペシャリストを育成。

空間情報研究室(久保寺貴彦 准教授)

対象はあらゆる空間情報 -宇宙、地上、地下-

空間情報とは、ある対象の位置に関する情報であって、地図情報のみならず、施設内や地下も含まれます。
あらゆる空間情報を正確に効率的に取得するため、衛星、GNSS測量機、航空機、LiDAR、GIS、BIM/CIMなどあらゆる面から測量する技術を研究しています。

GNSS測量機と公共基準点(モニュメント型)

BIM/CIMに関する研究

CADの登場によって、手書きの図面からコンピュータの図面に切り替わりました。次は、CADからBIM/CIMの時代といわれています。BIM/CIMとは、3Dの設計システムです。
土木構造物は、河川や山脈など地形に構造物を作りますので、背景に地形が必要であって、測量技術が必要と考えます。

BIMにより作成したキャンパス内の建物

地下空間情報に関する研究

地下空間には、既に上下水道、ガス、電力、通信などの施設が埋設されており、設計施工図面の位置と異なっていると開削時に目的外の埋設物に直面してしまいます。施工中でも、地下空間情報を正確に測量しておくべきと考えて、埋設管を敷設した開削状況で、TSによる埋設管の観測やタブレットPCによるLiDARスキャンを行いました。施工後は、地中レーダで地下空間情報を探査しました。

TSによる埋設管の観測
タブレットPCによるLiDARスキャン

この研究室を希望する方へ

次の人は、空間情報研究室に向いていると思います。

  • アプリケーションを使いこなせる人
  • 数値を考察できる人
  • アイデアが浮かぶ人
  • 測量学、GIS、CADの授業が好きな人

ただ、GISやCADの授業を履修していなくても、SEや研究者のように成長していた先輩もいましたので、人は変われると思います。