地球温暖化による気候変動の影響により、降雨量が増大傾向にあり、洪水が多発しています。そのなかで、特に河川中に繁茂している樹木は、流水の阻害となるため、洪水時には氾濫しやすくなる可能性があります。そのため、樹木の伐採等を実施し、樹木管理を行いますが、樹木が鳥類や哺乳類の住み家となっている場合が多いといえます。
樹木は洪水にとっては悪い影響を与える一方で、動物などには、なくてもならないものです。また、河川中に樹木があることにより、河川景観の向上にも繋がっているといえます。
本研究では、洪水に強く、河川生態や河川景観を考慮した樹木の管理手法・形態を現地調査や模型実験等からアプローチします。