高岩研究室は、現代の科学をもってしても未だ解明されていない伝統木造建築物の諸特性について研究をおこなっています。
伝統木造建築物=古いものというイメージを持つ人がいますが、歴史を振り返るとどうでしょうか?実は、いつの時代の技術者たちも、その時代の先端技術を駆使して伝統木造建築物を創り、守ってきました。例えば、大陸の大規模な木造建築物を構築する技術を取り入れたり、西欧工学が導入された際に鉄骨トラスを補強に用いたり・・・
伝統木造建築物に携わる技術者は、その時代の最先技術を用いることで、未来に対して技術のバトンの受け渡しができると考えています。これこそが我が国の「伝統」であり、伝統木造建築物に関わる人にとっての責務であると考えています。
そのために、伝統木造建築物に限らず、幅広い分野の先端技術を学びながら、様々な研究に日々挑戦しています!