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建築デザイン研究室(水上哲也 准教授)

建築設計から公共空間を考える

建築は私たちの生活の背景を形づくるものです。そのため、建築には機能を超えた社会的、環境的な貢献が求められています。研究室では、建築設計を通して、社会や環境について理想とする姿を思い描き、実現に寄与する建築のあり方を探求していきます。その実践において、場所の潜在的な力を読み解き引き出すこと、歴史を学び俯瞰した視点から社会との接点を捉えること、建築を人と自然のあいだにある物質として考えること、複雑な世界に対して建築としての合理性を見出すこと、接続と切断の操作によって関係を再構築することを手がかりとします。

現代の社会や環境に向き合う中で、建築設計の可能性を具体的に探究するため、「公共空間」を考察します。建築を、人と人、人と自然の関係を媒介する存在として位置づけ、それらの関係が立ち現れる場として公共空間を捉えます。提供の主体や制度の有無によらず、公共的領域と私的領域のあいだに成立する半公共空間も含め、広く対象とします。事例分析とフィールドワークを往還しながら、構造や特性を明らかにし、その成果を建築設計へ還元することで、都市空間や自然環境の中で、現代に求められる建築のあり方を提案していきます。これらの取り組みを通して、建築を社会や環境との関係の中で捉える思考を育てます。

この研究室を希望する方へ

建築は非常に広い領域をもち、その総合性に大きな魅力がある分野だと考えています。現代社会はますます複雑になり、建築もまた正解が一つではない分野です。こうした状況の中で、建築設計者には、与えられた問いに答えるだけでなく、自ら問いを立てる力が求められます。研究室では、日常の中で抱く違和感を出発点に思考を深め、議論を通して、他者にも共有可能な問いへと育てていきます。そこで見出した問いを建築設計へと展開し、具体的な空間として形にしていきます。プロジェクトへの参加を通して、実社会における活動の中で建築設計を実践的に学び、デザインすることの楽しさや、建築が社会へ与える影響を経験します。街歩きや建築見学、講読会により、実際に空間を体感し、対話を重ねながら学び、建築設計が好きで、考えることを楽しめる学生を歓迎します。

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