建築学科

デザインするのは、快適で安全な建築、まち、そして生活。

建築デザイン研究室(工藤和美 教授)

研究室のテーマは大きく二つ。一つは、作品を通して具体的に建築を学ぶということで、現在は学校建築・図書館・美術館を主な研究テーマにしています。もう一つは、デザインすることの楽しさ、建築が社会へ与える影響を体験する実践型の研究テーマです。

作品研究では、作品の事例を集めて分析する研究にとどまらず、建築設計としてどのような工夫がなされ、そのデザインが使う人の行為にどう生かされているかを中心に研究しています。対象となる作品は、そのつどテーマを絞る中で選びながら決めています。

実践型研究では、コンペ案の作成を通して、建築のアイデアの出し方、チーム内のコミュニケーション手法、プレゼンテーション技法について学びます。また、時間のコントロールや人の手配などもより実践的に。東京デザイナーズウィークの出展を通して、学内の在校生とのコラボレーションや、NPO法人事務局との調整など行いながら、予算管理から、デザインの決定と制作までを、実践的に学びます。今年は、放課後スクールで小学生と一緒に、小さな家をつくるプロジェクトをスタートさせています。

また、研究室外活動も積極的に支援しており、他の団体での活動や他大学とのコラボレーション等を通して、広い視野を身につける事が出来るようにしています。

ゼミ単位としては定期的に、みんなで展覧会や建築見学に行くことにしていて、建築を見る目・語る言葉を育てるようにしています。

この研究室を希望する方へ

第一に、自発的に取り組む姿勢を持った学生を希望します。建築のデザインとは、待っていて何かがやってくるものではなく、様々な体験や知識の先に豊かな未来を自分自身としてどう描けるかという仕事です。自ら興味を持って、様々な事に取り組むという事が基礎になり、その姿勢を具体的な行動に結びつけるのが研究室の特色です。

第二に、デザインが好きであること。実際に建った建築を研究室のみんなで見に行ったり、展覧会の作品制作をしたりします。チームワークを大切にするマインドのある学生を希望します。