食環境科学科

生きるを支える、次世代の食をつくる。

健康スポーツ科学・保健学研究室(高橋珠実 准教授)

アスリートのコンディショニング、生涯を通じた健康づくり、運動の面白さ

アスリートが競技パフォーマンスを維持向上するには、日ごろからのコンディショニングが最も重要です。「アスリートのコンディショニング」をテーマに、メンタルトレーニングの効果、さまざまなトレーニング、食事、睡眠と競技パフォーマンスとの関連など、アスリート支援に関する研究を行っています。毎年多くのアスリートに出会いますが、一人一人異なる悩みを抱えながら、日々の練習・試合に臨んでいます。ここ東洋大学で出会う学生アスリートの競技パフォーマンス向上につなげられるような研究をしたいと考え、できる限りアスリートに寄り添った研究活動を続けています。

また、「生涯を通じた健康づくり」をテーマに、運動・スポーツ実践を用いた健康づくりとその有効な指導法についての研究を行っています。「健康寿命延伸」には運動の継続が重要となりますが、楽しくなければ続きません。本研究室では中高年女性を対象とした、転倒骨折予防のための運動教室、そして何らかの障がいを持つ方々に対する運動教室を継続的に実施しています。これらの教室の目標は、「参加者全員にさまざまな運動の面白さを提供し、運動習慣を獲得させること」。運動・スポーツの面白さを体感する、その経験を繰り返すことで、運動継続に結びつけることができることから、「運動の面白さ」ってなんだろう?どのように表現できるのだろう?運動教室を通して、学生や参加者と共に考え、それがこの研究テーマにつながっています。この研究においても、運動教室参加者に寄り添いながら、運動の面白さとは?について考える日々が続いています。
さらに研究対象者は子どもから高齢者まで、「健康」をテーマとした研究を行っています。

この研究室を希望する方へ

近年の生活環境の急激な変化は多くの人々の心身の健康に大きな影響を与えています。本研究室では、「健康」を大きなテーマに、子どもから高齢者まで、そしてアスリートの「健康」を科学的に研究しています。多くのテーマが転がるこの分野で、学生と日々議論を重ね、学生そして私自身の世界が広がっていくことを感じる時、研究の面白さを感じます。
本研究室では多くの人との出会いがあり、その出会った人から学ぶ機会をいただいています。さまざまな出会いを大切にできる学生、さらに自ら新しい挑戦をしていきたいと考える学生、「メンタル」、「運動指導」、「トレーニング」、「食」、「コンディショニング」のキーワードに惹かれ、探究心あふれる学生に出会えることを楽しみにしています。