性格理論には「類型論」、「特性論」、「相互作用論」、「社会的学習理論」が挙げられます。「類型論」とは、理論や原理に基づいて、個人の性格を特定のタイプに分類するものです。「特性論」とは、さまざまな特性の組み合わせにより性格を説明するものです。「相互作用論」とは、性格だけでなくその場の状況が行動に及ぼす影響を考慮するものです。「社会的学習理論」とは、個人の行動は過去の経験から学習されたものと考えるものです。
同じ身体能力の選手でも、性格によって競技成績に差異が出ることがあります。性格とスポーツの関連を客観的に測定し、統計的手法を用い分析する、つまり「スポーツを科学する」ということは、とても重要なのです。

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加藤 千恵子教授総合情報学部 総合情報学科

  • 専門:メンタルヘルス、スポーツ心理学、ヨーガセラピー、心理統計、アートセラピー

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