極限環境とは、私達が『とても生物は生きていけないだろう!?』と思う過酷な環境です。しかし、このような環境にも(微)生物が生息しています。なぜ、そのような過酷な環境に生命は生きているのでしょうか?それは、地球の歴史を遡らなくてはなりません。地球が誕生して46億年、地球上に最初の生命が誕生して38億年といわれています。この長い時間の中で、私たちの住む“地球”は、現在のような“穏やかな”環境であったわけではありません。地球全体が氷河におおわれる全球凍結(Snowball earth)、巨大噴火“スーパープルーム”や隕石落下による生命の大量絶滅など、地球上の生命たちは何度も絶滅のふちを漂いました。 地球上の生命たちは、地球が与える“試練”=“過酷な環境”に適応して進化を遂げたのだと考えられます。そんな環境で“極限環境生物”は、誕生したのです。
多くの微生物が生存できないような環境条件を好んで生育場所とする“変わりもの”の極限環境微生物を利用した成果はすでに多くの分野で活用されています。この「極限環境微生物」の機能を応用することで、革新的な様々な技術へのヒントがあると考えられています。
極限環境生命科学研究室では、