総合情報学科 システム情報専攻
安らぎあふれる社会を、デジタルでつくる。人工知能応用研究室(増田正人 准教授)
人工知能を用いた応用研究
生体情報とは、個人を認識できる体の特徴で、顔や声、指紋などが一般的で、その分野では高性能な人工知能(AI)が使われています。本研究では、血液などの健康診断データを生体情報として、AIを用いて病気のリスクや未病状態を判別診断するシステムを開発しています。特に生活習慣病を食事介入(食事療法)によって病気の予防や改善を図り、健康寿命の延伸に貢献することを目指しています。具体的には、血液中に含まれるアミノ酸濃度を測定し、生活習慣病などが原因で発症する病気を分類するAIを作成しています。また、過去の血液情報からパターン分析を行い、病気リスクを提示するようなシステムの構築も行っています。また、個人一人ひとりを対象として、病状を改善するような食事をテーラーメイドに設計することを目指しています。
現在は、東京大学の研究室と協力して、ラットの動物実験による脂肪肝の分類や筋肉への脂肪交雑の分類に成功しており、人の健康診断データを用いた分類や病気の予測も、ここでは示すことができませんが、一定の成果が得られています。
この他にも、物理シミュレーションの予測などもAIを使って行っています。
この研究室を希望する方へ
人工知能研究は様々な分野への応用が期待されます。アイディア次第で新しい発見や研究に繋がっていきます。独自の着眼点や独創性を活かしたり、面白いと思うこと、興味のあることを研究に繋げられるような人を歓迎します。