健康栄養学科

人と社会の健康を担う、管理栄養士のちから。

公衆栄養学研究室(高橋東生 教授)

栄養アセスメントに必要な食事調査の方法論について

【公衆栄養学】は管理栄養士に必要な課程の分野のひとつです。一般的に「公衆」とは社会一般の人びとという意味があります。地域の人々の健康維持・増進、疾病予防に関る学問です。加えて【社会・環境と健康(公衆衛生学)】とは衛生分野と栄養分野の違いはあるものの共通の考え方を担う学問です。

わが国では、国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基本的な方針として「二十一世紀における国民健康づくり運動」として健康日本21が実施されています。その中の栄養・食生活の項目で「ア 主食・主菜・副菜を組み合わせた食事が1日2回以上の日がほぼ毎日の者の割合の増加」「イ 食塩摂取量の減少」「ウ 野菜と果物の摂取量の増加」が挙げられています。

公衆栄養学研究室では、これらの健康課題を把握するために行われる食事調査の技法を習得するための研究を行っています。
1)食事バランスガイドを用いた栄養評価の実施
2)地域住民の栄養調査の実施
3)デジタルカメラを用いた24時間思い出し法の検討 など

研究室入室希望者に望むこと

公衆栄養学分野は指針や法規の改正に伴い学修する内容が新しくなっていきます。
そのために常に新しい情報に興味を持ってアンテナを張っておくことが重要です。
何事にも自ら積極的に進んで学修する態度のある学生を希望します。