メニュー

閉じる

Language

  • 日本語
  • English
  • 简体中文
  • 繁體中文
  • 한국어

サステナブル・マーケティング研究室(光成有香 准教授)

持続可能な食と農のあり方を考える:価格競争から関係性の再構築へ

日本の食と農は、農業・農村の担い手不足、輸入に頼りすぎるリスク、環境負荷やアニマルウェルフェアへの配慮といった多くの課題に直面し、近年は「地域に根ざした持続可能なフードシステム」への転換の重要性がかつてないほど高まっています。環境負荷やアニマルウェルフェア等に配慮した農畜産業を実践する生産者も徐々に増えていますが、経済合理性を追求してきた従来の方法に比べると手間ひまがかかり、個別に商品化して独力で販路を開拓しなければならないなど、追加的な取引費用がかかる傾向にあります。経営を成り立たせるには、こうしたコストを適切に価格へ反映できる仕組みづくりや、価値を理解して買い支えてくれる顧客の確保が不可欠です。しかし、その実現は容易ではありません。

現代の食を支えるサプライチェーンは高度に効率化され、私たちは安価で均質な食べものをいつでも手に入れられるようになりました。その一方で、生産者と消費者の距離はますます広がり、「誰がどこでどのように、どんな想いで作ったのか」という情報が届きにくく、商品間の差異が十分に伝わっていない現状があります。結果として、消費者はわかりやすい価格を基準に選びがちになり、生産者どうしの価格競争がますます厳しくなります。

こうした情報の壁を乗り越え、生産者の想いやこだわりが市場で正当に評価され、消費者が多様な食を主体的に選択できる関係性をいかに結び直すか。当研究室では、この問いを起点に、地域に根ざした持続可能なフードシステムのあり方を探求します。

この研究室を希望する方へ

当研究室では、農村や生産現場に足を運ぶ実態調査(フィールドワーク)を通して、現状と課題を自分自身の目で見て肌で感じ、その背景や解決の糸口を探るための手法としてデータサイエンスを活用することを重視します。農業の現場に興味のある方、持続可能な食と農のあり方を多角的に探究したい方をお待ちしています。

入試イベントや過去問対策、出願登録まで、メンバー限定のお得な特典をゲットしよう!