2016年10月12日

地球は水の惑星と言われますが、生活用水や農業用水に使える河川や淡水湖の水は0.01%しかありません。世界が直面している水環境の問題は、地球温暖化によって深刻化しています。また、日本の年平均降水量は世界平均の2倍以上ですが、一人当たりの年降水量は世界平均の1/2以下と少なく、日本も水の豊かな国というわけではないのです。
そして、河川の占める割合が県土面積の3.9%と全国1位の埼玉県ですが、一方で、一級河川水質ランキングワースト1、2位も占めています。河川水質汚濁の最大の原因は、し尿を含まない未処理生活雑排水です。これを減らす手段として、節水トイレや節水シャワーなど、温室効果ガス排出量を削減しながら水の有効利用ができる節水機器の利用が挙げられます。さらに台所対策として「作り過ぎない、捨てない、流さない」、そして「節水意識」を持ち実行することで、水環境対策や地球温暖化対策を両立することができるのではないでしょうか。
埼玉県が直面している水質汚濁などの水環境の課題は、世界が直面している水環境の課題と同じです。埼玉県の水環境の問題解決は、世界の水環境の改善にもつながるのです。

cf-staff-山崎_宏史

氏名 (姓名は半角スペース区切り)
山崎 宏史
職名
教授
学部
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学科・専攻
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サムネイル写真
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フリーテキスト (専門、等)

専門:水環境学、衛生工学、下水道、浄化槽、地球温暖化対策

※掲載内容は、取材当時のものです

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