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for “人と人、人と環境が進化し調和する社会” ―データに基づく意思決定とコミュニケーションによる協力を引き出す―

2026年7月1日

環境問題は、法規制や技術の進歩だけで解決できるものではありません。人類が経済成長を遂げるなかで、さまざまな環境問題が生じ、その解決に向けて多くの対策が講じられてきました。しかし、いまなお前進しない課題があります。そこには、人々の協力や合意形成の難しさがあります。だからこそ、科学的根拠に基づくデータと、人と人とが対話を重ねながら意思決定していくプロセスの両方が重要だと考えています。

研究では、環境負荷を適切に評価し、その結果を人々の議論の土台となるデータとして示しています。例えば、「電気を使わないほうがエコ」という思い込みも、製品の製造から使用、廃棄までを含めたライフサイクル全体で評価すると、異なる結果が見えてきます。ロボット掃除機のほうが、粘着カーペットクリーナーよりCO₂排出量が少ないという例は、その一つです。また、国ごとのCO₂排出量も、総排出量や一人当たり排出量など、切り口によって見え方は変わります。どのデータも間違いではありませんが、一つの側面だけでは全体像は見えてきません。だからこそ、多面的な視点と確かなデータに基づき、総合的に判断する力が求められます。

そのためには、正しいデータを示すだけでは十分ではありません。IPCC(Intergovernmental Panel on Climate Change=気候変動に関する政府間パネル)では、世界中の専門家が科学的知見を積み重ね、各国の政策判断や国際交渉の土台となるデータを提供しています。しかし、どれほど確かなデータがあっても、それだけで社会が動くわけではありません。人々の認識や行動の変化を促しながら、社会の中で協力や合意形成を生み出していくことが求められます。そこで、環境教育プログラムやワークショップを通じて、環境問題への理解を深め、データに基づいた意思決定を支える研究にも取り組んでいます。データに基づく確かな意思決定と、コミュニケーションによる協力。その両輪によって、人と人、人と環境が進化し調和する社会の実現につなげていきます。

cf-staff-平松_あい

氏名 (姓名は半角スペース区切り)
平松 あい
職名
准教授
学部
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学科・専攻
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サムネイル写真
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フリーテキスト (専門、等)

専門:環境システム、環境教育

  • 掲載内容は、取材当時のものです

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