“Nature Positive”とは、生物多様性の損失を止め、自然を回復軌道へと導いていく考え方です。都市化が進み、暮らしや利便性が向上する一方で、身近な自然環境や生きものの多様性は失われつつあります。こうした状況の中で求められているのは、単に自然を守るだけではなく、農業や林業といった地域の営みそのものを持続可能な形へと再生していくことです。こうした考えのもと、地域住民や市民団体、行政など多様な人々と対話を重ねながら、人と自然が共生できる社会のあり方を探ってきました。
研究のフィールドとなっているのは、川越キャンパス周辺の里山環境です。なかでも「こもれびの森・里山支援隊」では、市民と学生がともに森の保全活動に取り組み、生物多様性の調査や森林管理、イベント運営などを行っています。