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2026年5月27日

“Nature Positive”とは、生物多様性の損失を止め、自然を回復軌道へと導いていく考え方です。都市化が進み、暮らしや利便性が向上する一方で、身近な自然環境や生きものの多様性は失われつつあります。こうした状況の中で求められているのは、単に自然を守るだけではなく、農業や林業といった地域の営みそのものを持続可能な形へと再生していくことです。こうした考えのもと、地域住民や市民団体、行政など多様な人々と対話を重ねながら、人と自然が共生できる社会のあり方を探ってきました。

研究のフィールドとなっているのは、川越キャンパス周辺の里山環境です。なかでも「こもれびの森・里山支援隊」では、市民と学生がともに森の保全活動に取り組み、生物多様性の調査や森林管理、イベント運営などを行っています。

地域の環境課題は場所ごとに状況が異なるため、統計データだけではなく、生きものの変化や現場の声を丁寧に読み取る力が欠かせません。その上で、得られた情報をどのように整理し、社会へ伝えていくかが重要になります。さらに近年は、AIやデジタル技術を環境保全や行動変容にどう活用できるかという視点からも研究を進めています。こうした活動の中では、IoTを活用した田んぼの研究や地域活性化、里山保全など、多様なテーマを通して、人と環境をつなぐ仕組みづくりを実践しています。

環境の問題や地域の課題は、一部の人だけで解決できるものではありません。これまで、「1人が100%頑張るのではなく、100人が1%ずつ関わることで社会は変わる」という考え方のもとで、多様な人々が無理なく関わり続けられる環境共生のモデルづくりに取り組んできました。今後は、川越で積み重ねてきた知見を他地域へも展開しながら、自然と人が支え合う持続可能な社会の実現へと広げていきます。

cf-staff-小瀬_博之

氏名 (姓名は半角スペース区切り)
小瀬 博之
職名
教授
学部
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学科・専攻
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サムネイル写真
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フリーテキスト (専門、等)

専門:環境・景観保全、コミュニティデザイン、建築環境工学

  • 掲載内容は、取材当時のものです

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