社会学の理論と実践を究めるとともに、社会学部の第1部4学科の専門領域を総合的に学びます。複数の外国語の学習や、他学部が提供する科目の履修も可能で、各自の好奇心に応じて広く学びを展開することができます。とくにゼミナールでは、さまざまな年齢や職業の学生がともに学び議論を重ねることで、より広い視野を育むことができます。
好奇心と多様な視点が、社会を読み解く鍵になる。
こんな資格がめざせます
- 中学校教諭一種(社会)
- 高等学校教諭一種(地理歴史・公民)
- 社会調査士
- 社会福祉主事(任用資格)
- こちらは最新の予定になり、今後変更する場合があります。
活躍できるフィールド
教養と総合的な視野を生かした活躍が待っています
「社会」を見つめる広い視野を生かし、一般企業を中心に、調査研究機関、福祉、NPOなどさまざまな分野へ進出しています。公務員や教員、大学院進学なども人気があります。
身につく主な社会人基礎力
- 主体性
- 発信力
- 状況把握力
- 社会人基礎力とは、経済産業省が提唱する「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」をあらわす概念です。
幅広い知識と考える力
第1部の4学科の内容のほか、他学部の科目や資格科目の履修も可能です。多様な好奇心や興味・関心を伸ばすとともに、世代を超えた仲間と学ぶことで視野を広げることができます。
キャリアの取り組み
問題発見・調査・発表・討論する力の修得
1年~4年次でゼミナールを必修としています。演習ではまず、基礎的な調査方法、発表方法、討論方法を学びます。また、さまざまな社会現象を具体的に扱い、問題を多角的に分析することを試みます。社会学は「事実発見の学」とも言われていますので、選択科目の「社会調査および実習」では実地のフィールドワークを行い、社会で起きていることを直接扱います。このような学習によって、実証的な学問の姿勢を習得することが可能となります。理論とフィールドワーク(社会調査)の切り口からの学びは、刻々と変化する社会を知り、社会問題や社会現象を自分の力で調査し、それらを理論に基づいて自ら整理・思考する能力の向上につながっています。社会では、正解のない問題に対する主体的取り組みと考察が求められますので、「ゼミナール」と「社会調査および実習」は、強力なキャリア支援科目となるでしょう。
キャリア形成科目
学科専門科目の中に「ライフキャリア論」を置き、受講を奨励しています。この科目では、キャリアデザインの概念や内容、大学におけるキャリアアップのために必要な考え方、行動の仕方などについて理解を深めます。また、多様なキャリアの実態を把握し、それらをどのように身につけるのか、さらには、大学で習得したキャリアをどのように活かすのかについて学びます。「就職のための資格取得やインターンシップ」といった「目先の利益」のための講義ではありません。大学在学中に習得・体得・体現できる資質とは何かを認識し、何のために大学での学習・研究を行うのかをしっかり理解することを目的としています。さまざまな分野で活躍する先輩達の、キャリア取得に対する基本姿勢や計画・対策を通して、それがどのように活かされているのかを具体的に学び、自分たちの将来と結びつけます。なお、全学基盤教育科目にもキャリア支援に係わる科目があり、そちらも参考になります。
資格科目の卒業単位化
社会調査士、教職(高校の地歴公民・中学の社会科)、社会福祉主事などの資格取得が可能です。これらの資格取得には、卒業単位とは別に修得しなければならない科目もあります。しかし、「社会学史」・「社会調査入門」・「社会調査および実習」・「社会統計学」・「人文地理学」・「自然地理学」・「倫理学概説」など、資格取得のために必要な科目であっても、卒業単位として認定されている科目も多数あります。なお、社会調査士の資格取得に必要な科目は、すべて卒業単位として認定されます。資格取得に関しては、卒業に必要な科目以外の受講は最小限にとどめるように工夫をし、履修の便宜を図っています。学生は卒業までに必要な単位を取得するように、計画的・意欲的に取り組んでいます。
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