法学部

法律学科 イブニングコース

社会での実践と自らの経験を、法的視点で捉える。

社会での実践と自らの経験を、法的視点で捉える。

法律学科(イブニングコース)は、法律学科とともに創設されました。このため、法学部の理念や教育目標のもとで、社会の基盤となる法に関する知識、および、それを実際に使いこなすためのリーガルマインドを習得し、社会で不断に生起する様々な問題について、自らの頭で考え、法でもって解決することのできる能力を有する人材の養成を目的としています。また、グローバル化した社会においては、そうした問題は、国内のみならず国際的にも生じることから、法律問題のグローバル化にも対応できるように、外国法に関する素養をもった人材の養成をも目的としています。その上で、社会人の再教育による法的な知識や思考の高度化をはかるとともに、法曹人や法曹隣接実務家、各種公務員などの他、多様な分野で活躍し得る人材の育成を目的とします。

法律学科(イブニングコース)では、社会人を含む学生の多様なニーズに対応するため、履修モデルは採用しておらず、必修科目についても法律学を学ぶ上で不可欠な4科目8単位に抑えています。

その上で、学生は、1)グローバル化社会に対応することのできる語学力の習得、2)リーガルマインドを支えるための幅広い教養の涵養、3)法律学の諸領域から各自のキャリアプランに応じた科目や豊富な演習科目の履修を通じ、法的素養を備えた社会人として、様々な職業につく能力の修得を教育目標としています。

学問の魅力

社会における法の役割を考える

社会規範の一つである法について学び、人びとにどのような権利が保障され、どのような義務が課されているのかを知ることは、社会生活を送る上で非常に重要です。社会は常に変化し続け、法もまた社会状況に応じて変わっていきます。

多様化し複雑化する現代の社会において、法がどのように機能しているか、そして社会状況に応じてあるべき法はどのようなものか。理論と、実社会のあり様とを基にして考えていくところに法律学の魅力があります。

学びのメソッド

効率的なカリキュラムで、実践的な問題解決能力を養う

必修科目と選択必修科目を最小限にとどめ、週6日、1日2時限という限られた時限の中で、効率よく集中的に学べるカリキュラムを用意しています。第1部法律学科で各科目を担当する教員陣が、イブニングコースでも授業を担当する体制が、本学法学部の特徴のひとつです。

社会人学生の中にはすでに民法等の基礎知識を備えている学生もいることを考慮し、自らの興味や理解に合わせて科目を選択しやすい環境が整えられています。

多様な専門科目が揃い、その学びを通じて、社会で役立つバランスの取れた問題解決能力を養っていきます。関連領域科目も充実しており、専門性のみならず視野を広げる学びの機会となっています。

また、第1部法律学科の科目を一部履修することも可能です。

豊かな法的素養と自律性・協調性を養う

法的問題について、当事者の主張に耳を傾けながら争点を把握し、法に基づいた公平で正義にかなった解決策を提示できる法的素養を身につけ、自律性と協調性を兼ね備えた社会に貢献できる人材となることを目指します。

教育課程表・カリキュラムマップ

「教育課程表」には、本学科が設置している科目を掲載しています。「カリキュラムマップ」では各科目をテーマごとに分類し、それぞれの科目がどのように関わり、つながっているかを紹介しています。

学びのポイント

諸外国の法制度を学び、グローバル化に対応

グローバル社会に対応できる能力を身につけるため、「英米法」「ドイツ法」「フランス法」など、諸外国の法制度・運用を学ぶことができる授業が設置されています。また「国際法」「国際私法」など、国境を越えて生じる法的問題を学ぶ授業も充実しています。

語学教育の充実

語学科目は、すべて選択科目です。英語・ドイツ語・フランス語・中国語の中から選択し受講することができます。法学部では短期留学・語学セミナー等を推奨しており、要件を満たすことにより卒業単位として、単位が認定されます

海外語学研修プログラム

長期休暇を活用し、海外提携大学での語学研修(セミナー)が行われています。

イギリス・ロンドン大学

夏季休暇中に、イギリス・ロンドン大学で英語音声学セミナーが実施されます。英語の発声について理解を深め、発音やリスニングの向上を目的とする2週間の集中コースです。

ロンドン大学内での講義・実習後は、本学法学部専任教員による補習が行われ、当日の授業について日本語で解説。翌日の授業の概要説明や、課題への取り組み方についてのアドバイスなど、学習効果を高める徹底的なサポートを受けることができます。

ドイツ・バイロイト大学

春季休暇中にドイツ語の語学研修として、ドイツ・バイロイト大学での語学セミナーが実施されています。滞在期間中は、ドイツ語の授業はもちろん、授業後にはセミナー・チューターとのサッカー観戦、博物館・美術館見学、オペラやバレエ鑑賞など、さまざまなプログラムが用意されています。全期間ホームステイを予定しており、ドイツの生活を直接体験することができます。

学びを活かし、つなげる取り組み

法学の学びの場は、教室だけではありません。本学部ではいくつかのイベントで発表や討論の機会を設け、学びの成果を活かす場としています。

ゼミナール

法学部は少人数教育を柱のひとつとし、その一環として全学年で行われる「ゼミナール」を重視しています。教員の指導のもと少人数で行われる演習型の授業で、特定の分野について学習・研究し、報告・討論を重ねることで、専門分野についてより深く学ぶことができます。

法律討論会

毎年秋学期には、全学年の法学部生を対象にした「法学部長杯争奪法律討論会」が開催されています。

憲法・民法・刑法から年度毎に課題が出され、その課題について参加者が「立論」をして、聴講している学生からの質問に答えるという形式で行なわれます。

立論者と質問者の間で交わされる真剣かつ白熱した討論は、日頃の学習成果の現われです。広い会場で多くの学生の前で討論を経験することは、他の授業とは一味違う実践力を養う貴重な機会です。

模擬裁判

白山キャンパスの大学祭において、法学部専任教員の監修のもと、シナリオ作りから上演に至るまでを学生主体で取り組む「模擬裁判」を実施しています。

裁判官・検察官・弁護人はもちろん、被告人や証人、裁判員などの裁判に関わる登場人物を演じるのもすべて学生です。大学祭の来場者に広く傍聴してもらうように、身近に起こりそうな事件を題材にして、裁判員裁判の形式で行います。

ほか、法学部生を中心にした法律系サークルでは勉強会や合宿が開かれ、学生同士で勉強を教え合い、切磋琢磨しています。多くの学生と知り合える場であり、共に勉強する仲間はもちろん、充実した学生生活を送る良い友人を作る場となっています。

無料法律相談部の活動

法学部の附置機関として、無料法律相談部があります。法学部で学んだ法律の知識を活かし、法律を用いた社会貢献を行うことをその目的・使命としています。主な活動としては、定期的に埼玉県朝霞市や茨城県常総市において、市民の方々に向けた法律相談(土地取引や遺産相続等に関する民法分野)を行っています。このサークルに所属する学生は、法学部の専任教員の指導のもと、日頃から学習会に参加し、相談内容に的確な判断が下せるように努力しています。

無料法律相談部は、関東学生法律相談部連合会に加盟し、年2回の定例会議として各大学の活動報告や合同学習会・模擬相談会等も実施しています。

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