国際観光学部

国際観光学科

世界をつなぐ、観光のプロフェッショナルを目指す。

世界をつなぐ、観光のプロフェッショナルを目指す。

グローバル化が進む観光に携わるという夢の実現を目指して、さまざまな視点から考えを深めます。日本文化の世界に向けた発信や、観光地域の整備、観光産業のあり方と未来についてなど、アプローチは多彩です。そして「観光とは何か」「観光産業はどうあるべきか」「観光の課題解決に向けた政策とは」を探り、これからの新しい「観光」をつくる力を身につけます。

学問の魅力

これからの観光をリードする即戦力に

表情豊かな風土と伝統、食文化体験、ホスピタリティ、あるいはマンガやアニメーションなど多様な魅力が、海外からのインバウンド観光客を惹きつけています。さらにその魅力を高め、発信して「観光立国」日本を実現し、観光をけん引できる人材を目指します。来訪者の多国籍化に応える観光産業を担う人材、あるいは来訪者と日本の各地域を結びつける観光政策の担い手など、活躍の場はさまざま。社会的なニーズに応えるとともに、観光業界・観光行政など観光に携わることを目指す一人ひとりの夢の実現をバックアップする学びです。

学びのメソッド

自分自身の目標に合わせた学びを深める

自身の興味や卒業後の進路(キャリアプラン)に照らし合わせて、4分野の学問領域(「ツーリズム・マネジメント」、「ホスピタリティ・マネジメント」、「観光地域計画」、「国際観光文化」)に配置された科目を、4年間を通して自由に選択・履修することができます。

ツーリズム・マネジメント分野

旅行者と地域(国)を観光で結ぶ方法をビジネスの視点から考えていく領域です。

現在、観光に携わるビジネスプレーヤーも増え、旅行会社や交通事業者、宿泊事業者のみならず、金融機関やコンサルティング会社、不動産会社、小売など多くの業種に及びます。

こうした様々なビジネスシーンにおいて旅行者と地域(国)を観光で結ぶための商品・サービス・事業を生み出せる力を養成すると共に、多くのプレーヤーと連携、コーディネートができる人材を育成します。

ホスピタリティ・マネジメント分野

ホスピタリティ産業を取り巻く諸問題の解決や、ホスピタリティの概念を軸とした関係性のマネジメントに関する理論や知識を習得し、関連する技量を身につけることと、それらをマネジメントするための視点や能力を養うことを目指します。

対象とする産業界は、宿泊(ホテル・旅館など)産業、料飲サービス産業、セレモニー産業、航空業界などを中心に多岐にわたりますが、これらをマーケティング論、人的資源管理論、組織論、社会学、会計学、不動産学などのさまざまな理論に基づき、多面的に学んでいきます。

観光地域計画分野

観光を活用して地域の活気を生み出し、住民の地域への誇りや愛着を高め、持続可能なまちづくりを推進するために必要な知識とスキルを習得することを目指します。

このようなスキルは、行政、観光地域づくり法人(Destination Management / Marketing Organization)、観光協会等、さらには地域振興を支援するシンクタンクやコンサルティング業界での活躍にも生かすことができます。

観光まちづくりに関連する考え方や実践例、要素技術を中心に学習し、地域を良い方向に導くための観光政策やインバウンド観光の受入環境整備についても取り上げます。

国際観光文化分野

国際的な幅広い教養を身につけることで、多様な価値観を理解し、異なる世代の人、国籍・宗教・文化・ライフスタイルが違う人々とも交流できるコミュニケーション能力の習得を目指します。

「観光は平和へのパスポート」といわれるように、観光を通した相互交流は異文化理解、そして多文化共生社会への貢献が期待されています。

グローバル化社会を生き抜くための探究する力を身に付け、持続可能な観光を実現するとともに、観光の社会的責務を理解し、世界を舞台に、多様な観光産業で活躍できる人材育成を目指します。

観光学の基礎から、専門分野の高度な学びまで

それぞれの興味や、目標とする卒業後の職業に応じて、段階的に学びを展開します。

1~2年次 観光学に関する基礎的な理論を身につける

総合学である「観光学」の全体像を知り、基礎を固めるために「観光学を構成する基幹的科目」を学習します。さらに、自身の興味や卒業後の進路(キャリアプラン)を基に「専門的学習」を始め、学問領域を跨いだ幅広い分野の科目を学ぶことで、3年次以降のより専門的な学びへのステップとします。

  • ツーリズム・マネジメント分野 ……「マーケティング概論」「インバウンド事業論」など
  • ホスピタリティ・マネジメント分野……「ホスピタリティ産業論」「エアラインサービス論」など
  • 観光地域計画分野……「観光まちづくり概論」「観光開発とDX」など
  • 国際観光文化分野……「歴史と観光」「観光文化コミュニケーション」など

3~4年次 専門性の高い学びを通して学修の集大成へつなげる

2年次までの学びを基に、自身の興味やキャリアプランに応じた科目選択でさらに専門性を高めます。ゼミナールでの研究活動に加え、学外フィールドワーク、産学官連携プロジェクト、課題解決型学習(PBL)などの実践的な活動を通じて実社会との接点を深めていきます。これらの多様な学びの経験を統合し、学修の集大成となる卒業論文に取り組みます。

教育課程表・カリキュラムマップ

「教育課程表」には、本学科が設置している科目を掲載しています。「カリキュラムマップ」では各科目をテーマごとに分類し、それぞれの科目がどのように関わり、つながっているかを紹介しています。

卒業論文のテーマ例

  • アイヌ文化観光への心理的距離の軽減に向けた考察
  • 日本におけるエコホテルの現状と可能性
  • Potential of Gastronomy Tourism for regional development-Tourism from Western countries in Japan-
  • 自治体主導による観光振興の意義とその課題-横須賀市を事例に-
  • 伝統的な食文化の保存と次世代への継承にむけた取り組み―沖縄県琉球料理を事例に―
  • 通年型スキーリゾート形成に関する基礎的研究
  • 日本における美容観光の可能性―国内美容業界がもたらす観光誘致の力―
  • 男性の接客業進出の現状と課題〜企業・社会の受け入れ体制の展望〜

学びのポイント

語学力とコミュニケーション力を高める

多様化する観光のスタイル、インバウンド観光客のニーズに対応するため、広く関連分野について理解を深める学びを展開します。また、語学研修や海外でのインターンシップ、フィールドワーク、グローバル企業での実務研修により、多国籍な環境でビジネスを行う実践力を養います。

派遣国・派遣都市

韓国 ソウル、済州島
台湾 台北、台中
フィリピン セブ島、マクタン島
タイ バンコク、プーケット
ベトナム ホーチミン、ダナン、ランコー
マレーシア クアラルンプール、ペナン、コタキナバル
ドイツ ミュンヘン
オーストリア ウィーン
オーストラリア シドニー
カナダ バンクーバー
スリランカ コロンボ、ニゴンボ、キャンディ、クルネガラ
アラブ首長国連邦 ドバイ、アブダビ
イタリア ローマ
フランス リヨン、マルセイユ、トロワ、トゥールーズ
アメリカ ハワイ
  • 過去の実績の一部。常時すべてが実施されているわけではありません。

「グローバルな国内市場」を担う実力を獲得する

東アジアや欧米諸国からのインバウンド観光客に加えて、今後はさらに、経済発展が進むアジアの各地域、アフリカ、南米地域からの訪日が期待されています。そして訪日客の増加は「日本国内の国際化」を意味しています。そうした「国内のグローバル市場」を担い、観光業界をリードする人材となることを目指します。

特に英語については1年次から4年次まで、基礎力向上~外国語学研修~海外就業体験~英語による専門教育実施と、段階的にレベルを高めていきます。

関連資格の取得へのサポートも

実社会で活用できる学びで、観光業界への就職を全面的にバックアップ。観光学を中心にした理論科目・実務科目のほか、観光関連資格の取得を支援する科目もバランスよく配置され、実際の観光業界に則した、知識と実践能力が身につけられるカリキュラムとなっています。

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