国際学部

国際地域学科 国際地域専攻

グローバルな視野から地域を考え、発展のための課題解決に貢献する

グローバルな視野から地域を考え、発展のための課題解決に貢献する

世界の国々や地域、そしてコミュニティにおけるさまざまな課題・問題を、世界的・地球的(グローバル)な視点と思考から捉える力を身につけます。解決に向けた実践的な行動力と高いコミュニケーション能力で、地域の人びとと協力し、発展に貢献する人材となることを目指します。

学問の魅力

「現場」に立ち、地域の発展に貢献する力を育む

グローバルな視点を持つと同時に、各地域が抱える個別の課題・問題を理解する力を培うため、幅広い知識を日本語と英語の2言語で獲得。日本やアジアを中心に、開発支援やビジネスなどさまざまな関わりを通して、地域の発展に貢献できるエキスパートを目指します。

また本学科では、1年間を4つの期間に分ける「クォーター制」が導入されています。各科目で扱われる内容を集中的・効率的に学ぶことができ、海外留学にも挑戦しやすい仕組みが整えられています。

学びのメソッド

4つの専門領域

各領域の専門科目を日本語と英語で体系的に学びます。

国際関係・開発政策領域

国際関係論、国際協力論、開発経済論、農村地域開発論、ヨーロッパの政治と国際関係など

比較文化領域

文化人類学入門、開発と異文化理解、比較芸術論、アフリカ地域研究など

コミュニティ・地域政策領域

コミュニティ開発論、地域社会学、公共経営論、地域デザイン演習など

環境・情報・インフラ領域

国際環境計画入門、自然災害と防災、アジアの都市と交通、インターネット・情報技術実習など

このほか、グローバル・イノベーション学科で開講される専門科目の一部も「グローバル・イノベーション領域」として受講できます。

「クォーター制」を活用して学びを広げる

1年間を4学期に分けるクォーター制を導入しています。2学期制に比べひとつの学習期間(学期)が短くなるため、地域研究に関わる幅広い分野の科目を、短期間で集中的に学ぶことができます。また日本と学期開始・終了時期の異なる国へも留学しやすくなり、白山キャンパスでの学習と、調査型研修や長期インターンシップ、留学などの海外体験機会とをスムーズに接続することができます。

海外での実習で異文化コミュニケーション力を高める

「国内外の地域づくり」に求められる実用的な英語力の習得を目的として、5週間・110時間超の集中英語実習プログラムが1年生対象に実施され、毎年多くの1年生が受講しています。また机上の学習だけでなく、学んだことを実践し身につける機会を得るため、海外でのフィールド・スタディをはじめ、異文化環境での実習・体験機会も充実しています。

教育課程表・カリキュラムマップ

「教育課程表」には、本学科が設置している科目を掲載しています。「カリキュラムマップ」では各科目をテーマごとに分類し、それぞれの科目がどのように関わり、つながっているかを紹介しています。

卒業論文のテーマ例

国内外の地域が抱える様々な問題を解決し、環境に調和し地域の特性を活かした「地域づくり」に貢献するテーマを推奨しています。

(例)

  • 家庭系ごみの自家処理人口の継続とその背景 -北海道長沼町を例に-
  • 今を生きるアイヌ民族との邂逅―コスメティック多文化主義を乗り越えた他者理解の試み
  • A Qualitative Exploration of Menstrual Hygiene Management practices in Hanoi, Vietnam
  •  都市交通計画の観点からみたシェアサイクルの位置づけに関する研究―千葉市のオープンデータをもとにした利用実態分析をもとに―
  •  集落ビジネスを通して再活用される耕作放棄地の空間管理についての研究 埼玉県秩父市「千鹿郷ひなた村」の活動の経年変化から

学びのポイント

実践的な異文化環境におけるコミュニケーション能力を磨く

海外研修・留学への参加

原則として全学生(留学生入試で合格した学生以外)が在学中に一度は海外での研修もしくは留学等に参加し、多くの学生は1年次秋に、1クォーター期間(約2ヶ月)の語学実習に参加します。これまでに、マラ工科大学(マレーシア)、マレーシアサインズ大学、サンカルロス大学(フィリピン)、カーティン大学(オーストラリア)、トンプソン・リバーズ大学(カナダ)が語学実習実施校となっています。

海外研修以外にも、「現場=フィールド」で学び実践力を向上することができるように、国内外でのさまざまなフィールド・スタディや研修の機会が充実。自発的な取り組みで、さらに活動の場を広げることができる環境が整えられています。

海外の大学から研修で訪れた学生グループと共同で実施するフィールドワークの機会や、海外の高等教育機関等と連携しオンラインで現地学生などと協働するプロジェクト学習など多様な方法で、英語によるコミュニケーション実践の機会が設けられています。

英語と第二外国語の学習

国内はもとより、海外のさまざまな地域でのコミュニケーションを図るために、語学の習得は欠かせません。特に重要な英語については、社会的に求められている4技能(聞く・話す・読む・書く)を高める語学科目が設置されています。また第二外国語としてフランス語、スペイン語、中国語、韓国語などを選択して学習することができます。

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