史学科

未来への手がかりは、歴史の学びから生まれる。

こんな資格がめざせます

  • 中学校教諭一種(社会)
  • 高等学校教諭一種(地理歴史・公民)
  • 図書館司書
  • 司書教諭
  • 学芸員
  • 社会教育主事(任用資格)・社会教育士
  • 社会福祉主事(任用資格)

こちらは最新の予定になり、今後変更する場合があります。

活躍できるフィールド

歴史にかかわる分野からビジネスまで

教員をはじめ博物館学芸員・文化財行政担当者など、歴史にかかわる分野で活躍するほか、教職関係、国家・地方公務員、出版関係、マスコミ、広告、流通、IT企業への進出も著しく、大学院進学も含めて各界で活躍しています。

  • 教員
  • 学芸員
  • 図書館司書・司書教諭
  • 公務員(行政)
  • 出版・マスメディア・広告
  • 英語・中国語関連

身につく主な社会人基礎力

  • 主体性
  • 創造力
  • 状況把握力

社会人基礎力とは、経済産業省が提唱する「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」をあらわす概念です。

歴史の事実から未来に生かす知恵を得る

史料や文献から、歴史の「なぜ」を解き明かし、自分なりの見方、考え方を築く。そうした姿勢を身につけることで、混迷する現代社会を生きていく大きな指針を築くことができます。

キャリアの取り組み

史学教育

史学科の教育の目的は、アドミッション・ポリシーに記されているとおり、「科学的・実証的な歴史研究の研鑽を通じて、過去の人類の歴史から現在を理解し、未来に生きる知恵を汲み取ることができる能力」を養うことにあります。そして「人類が残した過去の政治・社会の諸制度や思想・文化・芸術などの創造活動に学び、それらをふまえて、人の世のあるべき姿に向けて自律的・主体的に活動するとともに、異なる立場の人々とも、人間的なコミュニケーションの出来る人材を養成したい」と考えています。
史学科での学びを通して、学生は誇りと自信を持って社会に出て行く素地を身につけることができます。史学科の4年間の教育こそが、第1のキャリア支援にほかならず、学生たちは史学科の各課程を真摯にこなしていくことによって、知らずしらずのうちに社会人に相応しいキャリアを積み重ねて行くことになるでしょう。

学芸員資格

博物館(美術館や文学館も含む)において、資料の収集保管、調査研究、展示普及に専門的に従事するのが学芸員です。
本学では史学科が中心となって学芸員課程を置き、毎年50名前後の有資格者を送り出しています。本学で学芸員資格を得た卒業生は各地の博物館に勤務し、活躍しています。
資格取得を目指す学生は、1年次より博物館概論などの必修科目、および古文書学や美術史などの選択科目を履修していきます。
3年次からは、学内で展示や資料の取り扱いについての授業を受け、4年次には学外の博物館で実地に2週間程度の実習を体験します。その上で、学士の学位を得たものに資格が与えられます。
昨今、博物館への就職はなかなか厳しいものがあるものの、学芸員資格を有する市民が社会で多く活躍することは、社会の文化的発展にとって非常に望ましいことです。そして資格取得までの課程において身につけた知識は、社会に出て必ず有意に働くはずです。

教員資格

史学科で取得できるのは、基本的には中学校の社会科・高校の歴史・地理の教員免許です。
教員免許を取得するための専門科目の多くは、学生に配慮し学科の教育科目のなかに組み込まれているため、希望者の多くは所定の単位を修得し免許を取得しています。
ただし、教員免許を取得できたからといって、必ずしも教員として採用されるわけではありません。実際に教員になるためには、教育内容全体への理解や教育現場に適応する能力、円滑な授業運営能力も求められます。本学科では日本史・東洋史・西洋史の授業(概説・特講)を通して歴史全般についての理解を深めるよう指導するとともに、少人数の演習などによって、コミュニケーション能力を育成しています。