運動部に所属する学生と、一般学生や東洋大学の卒業生、学生の家族などが一体感をもって運動部への応援を盛り上げていくため、そのアイコン機能としてスポーツシンボルマークを導入することにしました。導入にあたっては、スポーツカルチャーの生み出すポジティブなエネルギーを身近に感じるためのきっかけを作るブランドであるBEAMS SPORTSにデザインを担当いただきました。

デザインコンセプトは「鶏」としました。白山キャンパスの付近は、その昔、夜ごと鶏の声がすることを怪しんで土を掘ったところ、金の鶏が掘り出されたという伝説から『鶏声ヶ窪』と呼ばれていたそうです。また、本学前身の「哲学館」の時代に敷地内にあった古井戸が鶏声ヶ井戸と言われ、鶏の鳴き声はそこから聞こえたとされていると、本学創立者・井上円了の著作にも記されています。そのようなエピソードをもとに、東洋大学の数多くの学生が伝説の金の鶏となり、世界を舞台に声を上げて羽ばたいていくことを願ってデザインしました。