Reports 事業報告

Attached Schools and Kindergarten 附属学校・幼稚園

変化の激しい時代の中で自身の哲学を持ち、明るい未来を担える人材を育成

Developing Human Resources Who Have Their Own Unique Philosophies and Are Able to Create a Bright Future in These Rapidly Changing Times

東洋大学附属牛久中学校・高等学校 Toyo University Ushiku Junior and Senior High School

2021年4月に文部科学省の「スーパーグローバルハイスクール(SGH)ネットワーク参加校」に認定され、スーパーグローバル大学の附属校として、中高大連携によるグローバル人材育成教育を進めています。海外語学研修、国際交流活動、ディベートなどの多彩な教育内容により、確かな語学力を身につけ、多様性の理解を進めます。さらに、オリジナル教科である「グローバル探究」(哲学・国際理解・教養・課題研究・キャリア)を通し、未来へ踏み出す力を育成します。

高等学校には、生徒の個性に合わせた5つのコース(特別進学・グローバル・進学・スポーツサイエンス・中高一貫)を設置。附属中学校から内部進学した中高一貫コースの生徒は、教育課程を早期修了し、希望進路の実現を目指します。

運動場上空写真

東洋大学附属牛久中学校① グローバル講演会2022「医師という仕事」

2022年6月14日に筑波大学附属病院の宮﨑貴寛先生をお招きして、「医師という仕事」をテーマとしたグローバル講演会を行いました。講堂には中学校の全学年が集まり、先生ご自身の医師としての日ごろの業務についての話から、学生時代の話、趣味の話、筑波大学についての話など内容は多岐に渡りました。宮﨑先生の問いかけに対して、積極的に挙手をして発言する生徒の姿も多く見られました。講演後は時間いっぱいまで質問が殺到し、「医師という仕事に対してのイメージが変わった」「前よりも興味を持つことができた」「仕事の意味を少し理解できたように感じた」など感想も多く上がりました。将来の職業選択や大学の選択について考える良いきっかけとして、引き続きグローバル講演会を企画していきます。

講演会写真
宮﨑貴寛先生の講演中の様子

東洋大学附属牛久中学校② 法務省からの感謝状

法務省および全国人権擁護委員連合会が主催する「全国中学生人権作文コンテスト」は、日常の家庭生活や学校生活等の中で得た体験に基づく作文を書くことを通して、人権尊重の大切さや基本的人権についての理解を深め、豊かな人権感覚を身に付けることを目的として実施されています。2022年の「第41回全国中学生人権作文コンテスト」において、東洋大学附属牛久中学校の生徒が夏休みの課題として取り組んだ「人権作文」を応募したところ、生徒たちの作品の全体的な質の高さが評価され、法務省人権擁護局長および全国人権擁護委員連合会会長より感謝状をいただきました。人権のみならず、これからも身近な問題から世界の様々な課題まで、広く関心を持ち続けられるような教育を実施していきます。

贈呈された感謝状とともに

東洋大学附属牛久高等学校① 2022年度全国高校生フォーラム出場

文部科学省と筑波大学が共催する高校生の研究発表大会「全国高校生フォーラム」に、東洋大学附属牛久高等学校の中高一貫コース高校2年生の3名が出場しました。2022年度はオンライン開催で、各事業の計122校の高校生や「アジア高校生架け橋プロジェクト」来日留学生らが参加しました。文科省の展開するWWLコンソーシアムおよびSGHネットワーク参加校に参加権利があり、茨城県内では本校のみとなります。生徒用の自由実験室「課題探究工房」で海水実験システムを組み上げ、アルテミアの飼育から始めてpH変化に対する応答まで、これらの研究を1年間かけて完成させました。「Marine pollition(海洋汚染)」のプレゼンテーション、質疑応答、マイクロプラスチックに関するディスカッション等をすべて英語で行い、生徒にとっても貴重な体験となりました。

3名が一丸となって取り組んでいる様子

東洋大学附属牛久高等学校② 英語プレゼンテーションフォーラムで県教育長賞

2022年8月30日、茨城県のつくば国際会議場において、英語での表現力を競う「英語プレゼンテーションフォーラム県大会」が開催されました。このフォーラムは、英語を通じて課題を発見、解決し、自らの考えや気持ちを積極的に発信する力を高めることを目的に企画されており、2022年度は49組が参加。東洋大学附属牛久高等学校から出場した中高一貫コースおよびグローバルコースの生徒で編成されたチームが、Advancedグループで県教育長賞(第3位)を受賞しました。生徒たちは「グローバル探究」の集大成となる科目「課題研究」において、菌類を用いたバイオエタノール生成の研究を行っており、その研究成果について英語で存分に発表することができました。

受賞の喜びを表すチームのメンバー