2024年12月4日

バイオレジリエンス研究プロジェクトでは、過酷な極限環境でも生育可能で新たな生物資源として注目される極限環境微生物を研究対象とし、SDGs 達成に向けた取り組みを進めています。主な研究テーマとしては、プラスチック廃棄物問題の解決、二酸化炭素排出削減、海洋汚染防止などがあります。例えば、近年、マイクロプラスチックがさまざまな環境中から検出され人や海洋生物、鳥類に影響を及ぼしています。この問題を解決するために、微生物を使ってマイクロプラスチックを分解することで、持続可能な社会の実現を目指しています。そのほかにも、極限環境微生物が持つ有用な遺伝子機能に着目し、さまざまな産業や医療の分野に応用するための研究も進めています。

本研究では、バイオものづくり班、環境リノベ班、遺伝子活用班、理科教育展開&評価班の4つのグループに分かれ、より早く社会実装を実現する研究に力を注いでいます。たとえばこれまでに、川越キャンパスの花から分離した花酵母を使って、卒業生が経営する酒蔵と共同で日本酒の製造・販売をしたほか、他の重点研究プログラムとの連携の一環として、大手化粧品メーカーが持つSDGsに貢献する特許を利用し、国際社会共生センターの研究グループと共同でハンドクリームの製造・商品化してきました。また、市民や地域の小・中・高校生にも研究内容をわかりやすく伝えるためのアウトリーチ活動も実施しています。

本プロジェクトを通じて、極限環境微生物を利用して持続可能な社会へ貢献していくことに加え、地域経済の活性化や若手技術者の育成を視野に入れ、多くの人々に科学技術の理解と関心を深めていきたいと考えています。

cf-staff-伊藤_政博

氏名 (姓名は半角スペース区切り)
伊藤 政博
職名
教授
学部
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学科・専攻
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サムネイル写真
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フリーテキスト (専門、等)

極限環境生命科学研究室
専門:極限環境微生物の巧みな能力を社会に役立てる研究

※掲載内容は、取材当時のものです

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