1916年、東洋大学に一人の女子学生が入学しました。貧しい士族の五人姉妹の二女として生まれた栗山津禰(つね)は、自力で生きるため教師になるべく、大学進学を目指します。その結果、東洋大学は私立の高等教育機関の中で、初めて男女共学を実現した大学となりました。
その背景には、大学創設者である井上円了の目指した「余資なく、優暇なき者」のために「社会教育」と「開かれた大学」を提供するという理念があります。この精神が男女の差別なく学問する環境をつくりました。良妻賢母を目指すのでもなく、女性の特性を伸ばす教育に特化するのでもなく、男子学生と同等に、対等に、同じ学問をする。今でこそ当たり前のことですが、それは100年前に東洋大学がさきがけとなり、始めたことなのです。
cf-staff-矢口_悦子
- 氏名 (姓名は半角スペース区切り)
- 矢口 悦子
- 職名
- 教授
- 学部
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- 学科・専攻
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- サムネイル写真
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- フリーテキスト (専門、等)
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専門:生涯学習論・社会教育学