学長メッセージ

東洋大学は哲学者井上円了博士によって創立された「私立哲学館」を前身としており、「諸学の基礎は哲学にあり」「独立自活」「知徳健全」を建学の精神として掲げています。この精神に基づいて私達が特に大切にしているのは、「物事の本質に迫って深く考え、そして行動する」ということです。

現代社会は地球規模の深刻な諸課題と、国や地域における課題が相互に関係し、大変複雑な様相を呈しています。多様な価値観や文化的背景を持つ人々が、難しい課題に向き合いながら共生する社会を創り上げていくためには、課題の本質に迫るための力を付け、その解決に向けて互いに関わり合って行動する経験を得ることが重要だと考えています。

東洋大学は、そうした学びの機会を、学部や学科における専門的な教育・研究活動に加えて、キャンパスを超えた全学共通教育、国際交流や地域・社会貢献、スポーツによる課外活動など、大学生活全体を通じて提供したいと考えて取り組んでおります。それは、学生一人ひとりの個性的で主体的な学びの旅(Learning Journey)をしっかりと支えることであると考え、教職員は旅の羅針盤として、あるいは伴走者として努力を重ねております。

現在、難しい社会であるからこそ、課題は多くあり、そこに挑戦することで自分でも気づいていなかった新たな自らの可能性を発見している学生たちが東洋大学には沢山おります。

この「TOYO Web Style」では、学部学科紹介の他、キャンパスの様子や様々な分野で研究の楽しさを伝える教員たちの姿、そして、多様な挑戦を繰り広げている学生たちを紹介しています。これからの進路を考えるヒントとしてご活用いただき、東洋大学で学ぶことに期待を感じていただけたら幸いです。みなさんと一緒に学べる機会を楽しみにして、キャンパスでお待ちしています。

東洋大学 学長 矢口悦子

入試イベントや過去問対策、出願登録まで、メンバー限定のお得な特典をゲットしよう!