会計ファイナンス学科

おかねのプロフェッショナルを目指す学び。

会計とファイナンスをベースに、関連する各領域について専門的に学ぶことができます。自分自身の志向に応じて専門性を高める5つの専門コースと1つのサブコースを設置。プロフェッショナルとしての知識とスキルを身につけると同時に、国際性も身につけ、柔軟な学びで活躍の場を広げることができます。

学問の魅力

会計を学ぶと、企業を数字で理解できる。
ファイナンスを学ぶと、株式、為替レート、金利、日本経済を見る眼ができる。

「会計」とは、おかねの流れを管理し、第三者に明示して企業を比較したりすることで、企業の戦略を立てたりすることに役立ちます。「ファイナンス」とは、経済活動のために必要なおかねを調達したり、余ったおかねを運用したりすることです。学生は、希望により、これらの分野を専門的に深く勉強し、公認会計士、税理士、証券アナリスト、研究者のような、その道のスペシャリストになることができます。また、両方の分野を広く勉強して広範な専門知識とスキルを習得することにより企業内で重宝されるゼネラリストになることもできます。また、英語や中国語を学び、国際系科目により国際的知識を得た国際的なビジネスマン、ウーマンを目指すこともできます。会計やファイナンスの専門知識のほか、経済学、経営学、マーケティング、法学などが豊富に開講されており、学生の希望に沿った、柔軟な学びが可能です。

学び方

ゼミナール、専門科目、課外講座の3本が会計ファイナンス学科での勉強の中心。
深く、厳しく、楽しく学ぶ

1年次には基礎的な専門科目、具体的には論文作成のための技術やプレゼンテーションに習熟することが主目的の「会計ファイナンス学科基礎実習講義」、そして専門科目の基礎分野である各種の「基礎専門科目」を履修します。また、英語や自然科学などの基盤教育科目も履修します。2年次以降は、より高度な専門科目を履修するとともにゼミナール(ゼミ)に所属して勉強し、研究報告大会「経営学会」で研究報告をします。4年次にはゼミでの卒業論文の作成を通じて専門能力を磨き上げます。
もうひとつの本学科の際立った特徴は、資格取得のための課外講座が多数開講され、それを活用して多くの学生が各種の資格を取得していることです。
また、本学SGUビジョンに沿って本学科学生の国際ビジネス能力を強化するため、2018年度から本学科独自企画の夏休み3週間の「オックスフォード大学ビジネス英語研修プログラム」を実施します。これは本学科学生なら誰でも参加でき、誰でも大学から資金的サポートを得られます。

4年間の学び

1年次に基礎を固め、2年次-4年次は5つの専門コースの中から1つを選択

1年次は、「基礎実習講義」で大学での勉強の方法や2年次以降のゼミで必要となる技術を身につけるとともに、「会計基礎論」、「簿記原理」、「経済学(ミクロ)」「経済学(マクロ)」、「ファイナンス論」、「金融論」を履修し、会計学やファイナンスの基礎を習得します。公認会計士などの難関資格の現役合格を目指す学生は、正課の授業と並行して、試験対策の課外の簿記講座を、入学後すぐに始めます。
2年次以降はゼミが勉強の中心となり、また、応用的な専門科目に取り組みます。会計分野、ファイナンス分野、ビジネス語学分野を組み合わせて、「ビジネス会計コース」、「公認会計士・税理士コース」、「国際ビジネスコース」、「ビジネス金融コース」、「ファイナンス・プロフェッショナルコース」の5つのコースと、経済学、経営学、マーケティング、法学などの分野を複合的に学びつつ、金融・会計系の公務員を目指す「会計・金融公務員サブコース」が設定されていますので、学生はこのコースを意識しながら、自分の将来像に向かって自由に多様な科目を履修することができます。

カリキュラムマップを見る(PDF: 1ページ, 561KB) ※カリキュラムは改訂することがあります。

学びの取り組み

基礎実習講義

入学後すぐに始まる会計ファイナンス学科独自の基礎実習講義は、入学後最初の半年間で履修する必修科目です。この科目は、論説文の書き方のルール、プレゼンテーションの仕方、図書館での文献やデータ収集の方法、エクセルによるデータの整理方法のような、大学で勉強していく上での基礎技術を学ぶとともに、最近の世の中でとても重視されている「コミュニケーション力」を強化します。その後、これらの技術をフル活用して、1グループ6人で専門的なテーマを手分けして研究します。この科目の履修後は、自分から進んで資料を集めて研究して論文にまとめたり、人前でプレゼンテーションしたりすることに自信がつき、効率的に楽しく行うことができるようになります。

ゼミナール(基礎演習、演習)

ゼミナール(ゼミ)は大学での勉強生活の中心です。2年次はゼミのスタート時点でもあります。会計ファイナンス学科はゼミを極めて重視しており、必修ではありませんが、特段の事情がない限り、全員がゼミに所属するものと考えています。ゼミの人数は10人前後で、教授のアドバイスを受けながら調査、研究したり、他の学生の前で研究発表したりします。その結果、深い専門分野の知識と応用力を身につけるとともに、深く考える力、自ら学ぶ力、プレゼンテーション力、コミュニケーション力、グループ統率力が身につき、それを通じてゼミ仲間や教授と深く交流することができます。ゼミは会計、ファイナンスが中心になりますが、経営学やマーケティング等の他の分野から選択することも可能です。
ゼミ所属後、4年終了時までの3年間、原則として同じゼミに所属したまま勉強を続けます。2-3年次は、教授により運営方法は多少異なりますが、基本的に専門分野の題材をテーマにしたグループ研究、個人研究、専門書の輪読、ディベート等を含むディスカッションのいずれかです。夏休みなどには勉強合宿や旅行もあります。

豊富な海外研修のチャンス

皆さんの大学勉強生活の一コマに、ぜひ、海外研修を加えていただければと思います。
会計ファイナンス学科の学生は、夏に開催される本学科主催の海外研修「オックスフォード大学ビジネス英語研修プログラム」に参加できます。このプログラムはオックスフォード大学ハートフォードカレッジという素晴らしい場所で、イギリスや欧州圏のビジネスや文化を英語で勉強するプログラムです。卒業単位にも加算されます。参加者は会計ファイナンス学科の学生を中心に東洋大学の学生ばかりですから、英語力に多少不安があっても大丈夫です。また、本学科の教員が付き添いますから安心です。このほかにも、東洋大学全体が主催する英語圏、中国語圏、その他の各種の海外語学研修、安価な課外語学研修があり、これらも大学から資金的な支援を受けられます。利用しない手はありません。
海外研修は、大きな投資にはなりますが、会計ファイナンス分野の仕事は英語力などの外国語能力が必要となるシチュエーションが少なくないため、それに見合う価値は必ずあります。この価値は将来の皆さんの就職力やその後の稼ぐ力のアップだけでなく、日本のメディアというフィルターを通さずに海外の事情を直接的に幅広く、中立的に知ることができ、海外の人と交流することができるなど、あなたの人生の質は必ず向上するでしょう。
なお、国際ビジネスコースでは、ビジネス英語のクラス、ビジネス中国語のクラス、海外研修準備のためのクラスなど豊富に開講しており、皆さんの履修をお待ちしています。

卒業論文

ゼミでの4年次は、今まで培ってきた専門知識・技術の総まとめとなる卒業論文に取り組みます。各学生は、自分が選んだテーマの資料を収集し、データを集めて分析し、以下で例示したような高度な卒業論文を仕上げます。皆の前で何度も研究発表をこなし、苦労して卒業論文を作成することができた会計ファイナンス学科の卒業生たちは、全員が会計やファイナンスのプロであるとの自信をもって社会に出て行きます。

卒業論文のテーマ例

  • 公正価値会計の一考察 FASB基準書第157号を中心として
  • 乳製品業界の財務諸表分析 〜明治乳業・森永乳業・雪印乳業3社の比較分析〜
  • アンダーセン監査法人の解散までの変遷 〜アメリカの監査制度の発展とアンダーセン経営の変化を中心として〜
  • 中小企業経営と海外展開 〜中小企業の成長戦略と金融〜
  • 公的年金制度の持続可能性に関する国際比較
  • 損害保険業界で進むデジタル技術の活用とその動向
  • Fintechの発展とそれに伴う金融機関の戦略についての考察 ~銀行法改正による規制緩和を踏まえて~
  • 株主優待と株価等の関係性
  • メガバンクのマーケティング戦略の比較研究

多彩なゼミのイベント

会計ファイナンス学科の多くのゼミは、ゼミ合宿、他大学ゼミとの討論会などを行っています。これらの活動を一つずつ頑張り抜くことを通じて学生は学力を大きく向上させます。12月には、経営学部の最大イベントである、多くのゼミが参加して討論し合うⅠ部経営学会研究発表大会があります。秋学期の間、会計ファイナンス学科のゼミは、この大会に向かって研究を進めていくことになります。

ゼミの研究報告風景
どのゼミに入ろうか…期待が高まる「合同ゼミ説明会」
学生が企画運営を担う