建築学科

デザインするのは、快適で安全な建築、まち、そして生活。

住環境研究室(篠崎正彦 准教授)

建築計画、環境行動研究(特に、住宅と住宅地に関して)

人間の生活や行為、認知を通して見えてくる、現代の建築や都市に関する課題について研究しています。使う人の立場に立って、建築や公共空間のあり方についてフィールドワークや文献調査を通じて掘り下げ、これからの計画に役立てるのが目的です。

私の研究テーマは主に住宅や住宅地についてです。住宅はもっとも身近で、もっとも基本的な建築のタイプですが、それだけに奥深く、調べても調べても分からないことが次々と出てきます。これまでの研究としては、都市住宅の空間構成、ライフスタイルを通してみる住宅と様々な施設・公共空間との関係、アジアの集住環境(ベトナムや中国)があります。これからは、郊外の住宅地での住まい方や長く住まわれた住宅の住みこなしについても研究テーマを広げていきたいと思っています。海外での研究や他の大学の教員・学生との共同研究など、東洋大の外へも様々な関係をつくりながら研究を進めることも重要だと考えています。

研究室の学生には各自の問題意識を育てる意味から、自分で研究テーマを見つけてくることを勧めています。自分で苦労したテーマには愛着がわきますし、私の目から見ても斬新な発想が潜んでいることがあります。ただし、「使う人の立場から考える」ということは共通して持ってもらうようにしています。建築は、社会の中で生き生きと使われてこそ価値を持つと考えているからです。また、可能であれば海外での調査にも同行してもらい視野を広げてもらうことも期待しています。

学生と調査のあい間での休憩風景
ベトナムの集合住宅での聞き取り調査
居住者の手で増築が行われる集合住宅(ベトナム・ハノイ)

この研究室を希望する方へ

建築は、写真だけでは分からないことがたくさんあります。実際に足を運んで、空間を体験し、そこで人々が活動する様子を見ることが重要です。研究室の学生には、常に実際の場所に足を運んで、自分の目で見て、自分の頭で考えることのできるようになって欲しいと思っています。

建築は人間の生活の様々な面が関わってきます。また、建築には唯一の正解というものがありません。建築を考え、作り出すには多様な視点が必要となってきます。そのためには、建築に限らず幅広い教養を身につけておくことが必要です。そのために、なるべく多くの本を読み、おいしい料理を作り・食べ、音楽、映画、アートなどに広く触れることを勧めています。

大学4年間の成果を、設計であれ論文であれ、全力を投入して表現してくれることを期待しています。仕事の現場では、より高度かつ専門的な知識や技能がますます必要とされるようになっていますので、大学院に進学してさらに勉学を進めることも推奨しています。