スーパーのお菓子売り場で「お菓子が欲しい」と泣き叫ぶ2歳くらいの子どもを、「泣かないの!」とどなりつけるお母さん。あるいは、電車の中でむずかる赤ちゃんをあやしながら、本人も泣き出しそうなお母さん。このように、周囲から「『子どもを泣き止ませることもできない』と思われている」という辛さを抱えているお母さんが目の前にいる時、あなたが保育者という立場だったらどうするでしょう。
実は、「どうしました?」というたった一声をかけられるだけで、お母さんたちは救われるといいます。
「子ども・子育て支援新制度」では、「地域の実情に応じた子育て支援の充実」があげられ、保育士、幼稚園・こども園の先生、といった保育者には、家庭や地域との連携を図りながら「園に通う子どもの保護者に対する支援とともに、地域の子育て家庭への支援を担うこと」「子育てをする人たちの気持ちに寄り添い、保護者とともに子育てをする姿勢を持つこと」といった役割が求められています。
みなさんには、こうした役割を担い、困っているお母さんに自然に声を掛けられるような保育者になってもらいたいと願っています。

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伊藤 美佳講師ライフデザイン学部 生活支援学科 子ども支援学専攻

  • 専門:幼児教育学、保育学、日常の保育の中での子育て支援
  • 掲載内容は、取材当時のものです