保育者は、幼児の発達を引き出すのが仕事です。幼児期は多くの動きを吸収する時期なので、遊びの中にいろいろな動きを取り入れ、動作を習得させます。その際、「発達の特性に応じた遊びを提供する」「楽しく体を動かす時間を確保する」「多様な動きが経験できるようにさまざまな遊びを取り入れる」ということが、幼児期運動指針の重要なポイントです。運動遊びによって幼児は身体運動が発達し、認知的な発達や情緒・社会性の発達も促されます。
運動遊び指導で大切なことは4点あります。それは、子どもの全面発達(体の発達、認知的発達、情緒社会的発達)を視野に入れて意図的・計画的に保育を展開すること、運動遊びは手段であり目的ではないこと、ねらい(願い)を明確化すること、そして「運動の中で遊ぶ」のではなく「遊びの中で運動する」ことです。
学生たちは実際に体を動かしながら、幼児が楽しめる運動遊びを考えます。そして、たとえば跳び箱にしても、幼児にとっては跳ぶための道具ではなく、何種類もの遊びを生み出す道具といった具合に、授業の中で新しい気付きを得ていきます。

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嶋崎 博嗣教授ライフデザイン学部 生活支援学科 子ども支援学専攻

  • 専門:健康・スポーツ化学、幼児の健康教育学

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