私たちは、普段インターネットを使ってWebサイトやメールを見たり、外出先でいろいろな情報を確認したりしています。身の回りのあらゆる仕組みがインターネットとつながって、便利な社会が実現しているのです。「API (Application Programming Interface)」とは、アプリケーションやサービスから、さまざまな対象の機能を利用するための仕組みのことで、その中でも、インターネットを通じてWebサービスの機能を呼び出すためのものを「Web API」と言います。さまざまなサービスが、その機能をほかのサービスやアプリケーションに組み込めるように、「Web API」という形で公開し、そのような「Web API」を組み合わせて、新しいサービスを作ることを「マッシュアップ」と呼びます。例えば、Googleマップなどの地図のサービスは、見る機能だけではなく、ほかのサービスに地図を部品として埋め込むAPIも提供しています。最近では、地図APIや交通情報API、翻訳APIなど、便利なWeb APIが数多く提供されています。現在、INIAD cHUBも共催している「東京公共交通オープンデータチャレンジ」というコンテストでは、首都圏の鉄道・バス・航空等のデータを、一般の開発者の人たちにWeb APIで公開しており、いろいろなアイデアを募っています。みなさんが世の中の課題を解決したい、役に立つ新しいものを作りたいと思いついたら、これらのAPIを上手く活用していくことで、簡単にそのアイデアを実現することができます。今の世の中では、さまざまなサービスと連携しながら、新しい価値のあるサービスを生み出していくことがとても簡単にできるのです。

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別所 正博准教授情報連携学部 情報連携学科

  • 専門:ユビキタス・コンピューティング
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