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「グローバル人財の育成」に向けた3つの柱

3つの柱

1. Philosophy Education ― 哲学教育

2. Globalization ― 国際化

3. Career Education ― キャリア教育


東洋大学の創立者 井上円了は、海外渡航が困難だった明治期に単身で3度にわたって世界を周る視察を敢行。欧米の教育を日本に導入するとともに、海外視察で得た見聞を民衆に伝えた国際人でもありました。

このような国際感覚に富んだ創立者の精神を継承した本学では、時代や環境の変化に流されることなく、地球規模の視点から物事を捉え、自らの未来を切り拓くことのできる『グローバル人財(人という財産)』の育成を目指しています。

その実現に向けて、本学では「国際化」「キャリア教育」、そして建学の理念であり、基盤となる「哲学教育」を3つの柱とした教育を実践しています。


哲学教育国際化キャリア教育

Philosophy Education

Philosophy Education ― 哲学教育

 

「哲学する」姿勢を身につけ個性を持てる人を目指す

井上円了

本学の創立者 井上円了が伝えた「諸学の基礎は哲学にあり」という理念を現代風に言い換えると、哲学とは「本当のことを探しながら生きていく」ためのものであり、それが、すべての学問の基礎になる、ということになるでしょう。

多様化する現代社会では、学問的知識だけでなく、問題の発見能力や解決能力が強く求められています。

こういった「人の力」ともいえる能力を養うのが哲学教育。根源的な価値観をもとにしながら自分なりの考え方やものの見方ができるようになることが、哲学教育の真の目的です。

「グローバル人財」とは、「個性を持てる人」でもあります。自分で考え、自分で立ち、お互いが独創性を認めながら、自発的に行動する。哲学教育とはグローバル時代に必要な力を育むものになるはずです。


実践的な哲学教育プログラムの開発

哲学をしよう!考えるヒント30

「哲学」を建学の理念にして生まれた本学が、創立125周年を迎えたことを機に、あらためて実践的な哲学教育を行うための教材としてまとめた書籍を刊行しました。タイトルは『哲学をしよう!-考えるヒント30-』です。

テーマは「哲学と教育」「地域と社会」「環境と生命」など現代社会のあり方を示唆する30項目があり、現代社会に生きる人々にとって必要と考えられる諸課題の中から、特に哲学的思考を実践するために重要であると思われるものをピックアップしました。また、執筆に関しては、学長をはじめとする全学部の教員が各章を分担して行いました。

本学では2013年度より、同書籍をテキストとして活用し、「哲学する」姿勢を磨くための新たな授業を展開しています。


基盤教育で「哲学」分野の学びを必修化

哲学館講義録

従来の教養科目を「基盤教育」へと名称変更。基盤教育の柱として「哲学・思想」という分野を新設し、哲学系科目を改めて分類しました。教養科目にはこれまでにも同様の科目群がありましたが、2012年度からの新カリキュラムによって、この分野での学びを必修化し、より「哲学」に触れられるよう配慮しています。また、「井上円了と建学の精神」といった自校教育科目も展開しています。


哲学を基盤に、次世代のリーダーを育成『東洋大学井上円了リーダー哲学塾』

井上円了リーダー哲学塾

自らは質素倹約に徹し、ひたすら情熱を傾けて民衆の教育に挺身した井上円了。

その志をうけ、混迷を深める現代に対して、哲学に基づく叡智をもって自らの価値観を形成し、理想社会の建設に果敢な行動力を発揮する次世代リーダーの育成を目指して「井上円了リーダー哲学塾」を開設しています。

各分野で活躍するリーダーを講師に迎え、その経験や考えを学び、今後の日本や国際社会をより良い方向に導く次世代のリーダー育成が目的です。プログラムの一部は塾生の他にも、学生は総合科目として受講でき、また、公開講座として一般の方にも開放。学びの場で得られる知を広く社会に還元しています。


全学総合科目を通じた「哲学への誘い」、「『妖怪学リニューアル』ヴァージョンアップ!」

全学総合科目を通じた

インターネットを利用して、白山、朝霞、川越、板倉の4キャンパスで同じ授業を同時間に受講できるインタラクティブな遠隔講義システムを導入し、「全学総合科目」を開設しています。

プログラムのなかには、井上円了が科学的なものの見方を自ら考える第一歩として用いた「妖怪学」を、現代バージョンにした「『妖怪学リニューアル』ヴァージョンアップ!」など人気のある講義も。本システムを通じ、本学教員が「哲学」「エコ・フィロソフィ」などをテーマにした独自のプログラムを展開しています。


国際哲学研究センターの開設

国際哲学研究センター

2011年7月、文部科学省の私立大学戦略的研究基盤形成支援事業採択を受けた「国際哲学研究センター」を開設。哲学を基盤とする建学の理念を活かした研究拠点、および哲学研究の国際的なネットワーク形成を目指します。「日本哲学の再構築に向けた基盤的研究」「東西哲学・宗教を貫く世界哲学の方法論研究」「多文化共生社会の思想基盤研究」をテーマにした3つのユニットから成り、WEBを通じた国際会議等も積極的に開催。「哲学の国際化」にアプローチしています。


井上円了研究センター

井上円了研究センター

創立者井上円了博士の建学の精神、教育理念、思想及び事績の研究ならびに東洋大学史等に関する研究を推進するために、「井上円了研究センター」を設立しています。また、それらの普及を図ることにより、学校法人東洋大学が設置した学校の教育及び研究の向上に寄与。併せて、私立哲学館以来の東洋大学の特性を内外に示し、その歴史と伝統を継承し発展させて、世界及び日本の文化の向上に貢献することを目的として、さまざまな研究と事業を展開しています。



Globalization

Globalization ― 国際化

 

グローバル時代に必要な国際社会人としての基礎力を

グローバル時代に必要な基礎力

国際社会では、自分の意見をはっきりと持ち、発信できることが当然と考えられています。そのため、本学では「国際化」の取り組みの中で、考える力を養う哲学教育を基本としながら、語学力を高める教育プログラムや留学、海外研修プログラム、語学セミナーなどを充実させ、国際社会人としての基礎力を体得できるようなさまざまな試みを行っています。

異なる文化の中に飛び込み、多様な人々と対話することで、国際的な視野と世界に向けた発言力が身につきます。世界の中で生きていく時代のなかで活躍できる「人財」を数多く輩出したいと考えています。


文部科学省「スーパーグローバル大学創成支援(タイプB)」に採択

スーパーグローバル大学創成支援(タイプB)に採択

2014年9月、文部科学省「スーパーグローバル大学創成支援 タイプB(グローバル化牽引型)」に本学の構想が採択されました。本事業は、日本の高等教育の国際競争力の向上を目的に、世界レベルの教育研究を行うトップ大学や国際化を牽引するグローバル大学に対し、重点支援を行うものです。

採択されたた本学の構想『TOYO GLOBAL DIAMONDS グローバルリーダーの集うアジアのハブ大学を目指して』は国際感覚に富んだ創立者 井上円了の精神を今に受け継ぎ、時代を牽引するリーダーや国際社会で中核を担う人財の育成をめざしています。


海外留学の経済的負担を軽減する、独自の奨学金制度

海外留学の経済的負担を軽減する、独自の奨学金制度

学生の海外留学を促進し、グローバル社会で活躍できる人財を育成するために創設されたのが「東洋大学海外留学促進奨学金制度」です。本制度は、プログラム・語学レベル別に、グローバルリーダー型、アクティブ型、チャレンジ型、ファーストステップ型の4タイプの奨学金を擁しています。ファーストステップ型の4万円から、グローバルリーダー型の150万円まで、充実した経費支援を行っています。

また、「交換留学生奨学金制度」「認定留学生奨学金制度」「協定校語学留学生奨学金制度」といった、各種奨学金制度も整備しています。


語学力の強化

語学力の強化

ビジネスシーンにおいて英語での意思疎通は必須。

就職活動でもTOEIC(Test of English for International Communication=国際コミュニケーション英語能力テスト)のスコアが求められる事例が増えており、本学では、2012年度から学部生全員が年1回、TOEICの無料受験ができるように配慮(複数回受験できる学科も有)し、学生に現在の実力を把握させ、英語学習へのモチベーションを高めるのに役立てています。

また、全学共通科目である「留学支援LEAP(旧SCAT)プログラム」も人気が高く、当プログラムで学生は「生きた英語」の習得だけでなく、発言力の向上や積極的な態度を身につけています。


海外でのインターンシップ・ボランティアで、学生の国際的職業観を養成

海外でのインターンシップ・ボランティア

東洋大学では、学生の国際感覚と職業観を養い社会人基礎力を身につけるためのプログラムとして、北米やオーストラリアなどの英語圏の国々に学生を派遣する海外インターンシップ・ボランティアプログラムを実施。カナダでホームステイをしながらホテルやカフェで就業体験をするプログラム、マレーシアやニュージーランドでツーリズムマネジメントを学ぶ研修など、学生の目的や語学レベルに合わせた多彩なプログラムを展開しています。海外ボランティアについても、アメリカの現地NPOでの社会福祉活動からオーストラリアでの自然環境保護活動まで、目的に合わせた活動を選択できます。


学びのフィールドを拡げる

学びのフィールドを拡げる

語学力を高める教育プログラムや留学・課外研修プログラムの充実を図り、国際交流協定校やISEP(アメリカに本部があり、世界の加盟校間で交換留学を推進する世界的な大学連合組織)による交換留学制度を設置。現在、より多くの学生が海外を体験する機会を得られるよう、留学ネットワークの拡大に努めています。まずは、近年中に協定校を100校にすることを目標としています。


国際的な視野を醸成

国際的な視野を醸成

国際社会人としての基礎力を高めるため、各学部は国際化を念頭においた独自のカリキュラムを推進。

経営学部のGBC(Global Business Communication)セミナー、国際地域学部の大使リレー講義ESP(English Special Program for Regional Development Studies)ほか、英語のみで行われる特色ある授業も多く行っています。

また、留学・海外研修のための事前講座や、途上国における社会貢献、青年海外協力隊、国際舞台で活躍するビジネスパーソンなどをテーマにし、ゲストスピーカーを招いた講座なども多数開催しています。


研究分野から世界へ発信

研究分野から世界へ発信

小さな政府、豊かな地域社会を実現する手法として多くの関心を集めている公民連携(Public Private/Partnership)。本学は日本初のPPPスクール(経済学研究科公民連携専攻)における蓄積をベースに、欧米研究機関と連携するとともに、アジアPPP研究所(APPPI)を設立し、近い将来に飛躍的な発展が期待される東南アジアにおけるPPPを推進しています。

元マレーシア首相のマハティール・ビン・モハマド氏に名誉相談役として参画いただき、新興国のインフラPPPの支援など、国内のみならずアジアへと視点を向けていきます。

また、「バイオ・ナノエレクトロニクス研究センター」は最先端の機器を備えた新棟を2013年3月に竣工。バイオ・ナノ融合分野における研究教育の国際拠点を目指して、国内外の研究機関と産学連携が進んでおり、さらに国際性に富んだ研究教育を展開していきます。


「博士後期課程ダブル・ディグリー・プログラム」で国際化を促進

博士後期課程ダブル・ディグリー・プログラム

バイオ・ナノエレクトロニクス研究センター大学院学際・融合科学研究科では、博士後期課程においてダブル・ディグリー・プログラムを開始しました。協定校は現在フランスの2校(ピエール・マリー・キュリー(パリ第6)大学【現:ソルボンヌ大学】とナント大学)です。この制度を利用し、一連のカリキュラムを修めることにより東洋大学からは博士号が授与され、協定校からはPh.Dが授与されます。今後は英国・インドの協定校とダブル・ディグリー・プログラムの実施に向けた交渉を行っていく予定です。


各種伝統文化講座の実施

各種伝統文化講座の実施

自国の文化や伝統を理解するための、各種伝統文化講座にも力を注いでいます。

毎年行っている文学部主催の能楽鑑賞教室をはじめ、三味線演奏を堪能・体験できる新内節演奏会、聲明(しょうみょう)公演などは、本学学生のみならず地域の方々にも開かれています。鑑賞するだけでなく、歴史的経緯やその芸能の成り立ちなども学ぶことができ、とりわけ日本文化を国際的な意義からも捉えられるよう配慮。学生の日本文化理解の促進、ひいては国際人としての教養の体得にもつながっています。


Career Education

Career Education ― キャリア教育

 

物事の本質を見極めるパーソナルスキルを磨く

物事の本質を見極めるパーソナルスキルを磨く

キャリア教育において育まなければならないのは自立心です。社会人には自分で考え、選択できる力が必要です。そのためには豊富な経験に基づく知識や自信、人間関係に対する信頼感をどれだけ蓄積できるかが重要になります。自立心の芽生えをサポートするために、本学のキャリア教育では好奇心やチャレンジ精神を刺激する数々の仕掛けを用意しています。

変革の時代の中、テクニカルスキルがすぐに陳腐化する一方で、数値化が難しいパーソナルスキル(創造力や言語力、読解力、協調性など)がさらに重視されています。国際化が進むから言語力を高めるという表層的なことでなく、本学の学生には、あらゆる分野の学問を学び、物事の本質を見極めるために「真摯に考える」ことができる、優れた「グローバル人財」の育成を目指します。


「未来を拓くトップセミナー」開催

「未来を拓くトップセミナー」開催

2013年からスタートした「未来を拓くトップセミナー」は、各界において指導的立場で活躍している方々を講師としてお招きし、将来への指針となる講演をいただくことで、学生のキャリア形成の一助とするものです。

  • 2014年度開催
  • 2015年度開催
  • 2016年度開催
  • 2017年度開催
  • 2018年度開催
  • 2019年度開催

  • 国内・海外インターンシップの促進

    国内・海外インターンシップの促進

    東洋大学では、国内・海外のインターンシッププログラムの充実・拡大を推進しています。

    インターンシップの実施にあたり、事前・事中・事後の総合プログラムを独自に作成。参加する学生の目的意識を持続させ、自らの経験を通して成長過程を正確に記録し、事後の成果をキャリアとして自己分析できるように配慮しています。

    海外インターンシップでは、就業経験を通じて海外で働くための英語力向上を図り、社会人としてのマナーを身につけ、異文化に対する理解を深めるプログラムを展開しています。


    年間を通じ個人の適性に応じたさまざまなキャリア教育・就職支援

    個人の適性に応じたキャリア教育・就職支援

    1、2年次と3年次を対象に適性診断テストを実施して、今の自分を知るための自己分析のヒントと、今後自分が進んでいく方向を考えるための指針をさまざまな角度から学生が得ることが出来るように、学生個人の適性に応じた就職支援を行っています。

    さらに、早期のキャリアを描けるよう年間を通して各種の就職活動支援セミナーを実施しており、「就職・キャリア支援室」では模擬面接や個別相談にも応じています。この「就職・キャリア支援室」は全キャンパスに設置されており、学生は個々人の就職活動にあわせて、全てのキャンパスの「就職・キャリア支援室」の利用が可能となっています。

    正課におけるキャリア教育の展開

    社会人基礎力科目を設置

    2016年度からのカリキュラムでは、基盤教育に新たな枠組みとして「キャリア・市民形成」区分を設置。2021年度のカリキュラム改訂では、それらのキャリア教育科目の位置づけや相互の関連性を見直し、一層の充実を図るとともに、大学での学びを通じて学生がキャリアパスを意識できるキャリア教育プログラムを展開しています。


    教員志望学生のための教職支援室を開設

    教職支援室を開設

    教員をめざす学生のため、すべてのキャンパスに「教職支援室」を設置。公立・私立学校の教員になるまでのさまざまな相談や試験対策だけでなく、採用に関する情報の提供を行うなど、教員をめざす本学学生や卒業生の就職活動をトータルにサポートします。


    外国人留学生のキャリア・就職支援

    留学生の就職支援

    文部科学省2017年度「留学生就職促進プログラム」に本学の事業計画が採択されました。本事業は、「外国人材の我が国企業への就職の拡大」に向け、各大学が地域の自治体や産業界と連携し、日本語能力や日本でのキャリア教育、中長期インターンシップを一体として学ぶ環境を創出する取組を普及させ、外国人留学生の日本での就職を支援するものです。

    本学が提出した実施計画書「留学生Iターン就職促進プログラム」は、東京と地方都市をつなぎ留学生の「Iターン就職」を促進する事業です。東京で学ぶ留学生に働き手不足が問題となっている地方都市の企業での就職機会を拡大し、地方で学ぶ留学生にも地元のみならず首都圏での就職活動を可能とする取り組みにより、日本全体での留学生国内就職率向上に貢献します。本学で学ぶ外国人留学生においては、年間250時間のビジネス日本語教育ならびに1年次からのキャリア教育に加え、東京や地方都市でのインターンシップなどを通じて日本での就職を目指します。

  • 外国人留学生向け支援体制

  • 大学院生のキャリア・就職支援

    大学院生のキャリア・就職支援

    大学院生(博士前期課程・修士課程)向けの支援セミナーでは、入学直後に大学院を取り巻く就職活動の環境について伝え、早い段階からどんなことを意識し準備しておけば良いかなど、研究と就職活動を両立して進めることができるようガイダンスを実施しています。

    研究の方向性が見えてきた博士前期課程(修士課程)1年次の秋学期には、自己分析などを通じて大学院での研究活動を言語化することの重要性を伝え、採用担当者に対しより効果的なアピール方法を知るための講座を開催。また、大学院進学希望者や今後就職活動を行う学生が修了後のキャリアパスを描けるよう、先輩の就職活動状況や卒業後の働き方をインタビュー形式で本学学生向けに公開するなど、大学院生のキャリアデザイン形成を支援しています。