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卒業生の声 ~塩澤 あずささん~

 

全国各地の名産品から化粧品の素材となる新しいものを

塩澤 あずささん
(生命科学研究科2007年修了)

株式会社サティス製薬
研究開発部

素材の開発でありながらも、商品パッケージや広告にも手を広げる

塩澤さん 入社以来所属している研究開発部で、化粧品の原料となる素材の開発に取り組んでいます。たとべば肌用クリームに使用する植物エキスなどですね。通常、化粧品のOEM(他社ブランドの受託製造=Original Equipment Manufacturer)会社は、メーカーから原料を購入して開発を行っているものですが、当社ではその原料の段階から自社開発を行っています。若い社長の下、社員一同も平均年齢20歳台で、業界では異端児的な活動を行う会社なのです。仕事の内容に変化と成長があって、楽しく研究開発に取り組んでいます。
素材となるのは、植物はもとより、海産物、微生物・・・と、国内のものならば何でも挑戦していきます。研究開発というと、机に向かって黙々と、というイメージもあるでしょうが、メーカー所属の研究員は、それだけではどうにもなりません。つまり、商品が売れなければ話にならないのです。商品のパッケージの色味ひとつで売れ行きが変化します。研究開発部でも、現地調査から、営業戦略、パッケージ・広告まで、幅広く関わっています。ベンチャー精神のある会社なのでチャレンジャーが多くいます。仲間同士で意見を出し合って、常識の枠にとらわれない挑戦ができるのが魅力の会社ですね。

一人ではやれないことにチームで挑戦していくために

 一人で取り組む研究は、確かに楽ではありますが、やはり限界があります。チームで取り組めば、より高いレベルの仕事ができるはずです。そのために、組織づくりや会議の進め方なども学んでいます。若い会社ですから、会社として経験不足の面もあり、試行錯誤しながら前向きに改善しています。
実は、大学・大学院と通じても、「化粧品」いそれほどの興味は持っていませんでした。だからこそ、これまで変な夢を描くこともなく、絶望せずにやってこれたのかもしれません。入試に際しては、面接で社長だけでなく、先輩社員の方ともお話をしました。働いている方々の雰囲気が良かったですね。実際に入社してみると、素直でありながらも意識の高い社員が多い会社だと感じました。仕事の内容もなることながら、一緒に働く仲間や環境も大切な要因だと思います。
今の自信の源は、とにかく「あの時は頑張った」と言えるほど実験に打ち込んだ大学時代の経験です。卒業した今、そのような環境を与えてもらっていたことにとても感謝しています。実験に対する姿勢や考え方は、社会で働く上でも必ず活かせます。あれほど頑張れたのだから、いま目の前にあるこの壁もきっと乗り越えられると思えるのです。

※「仕事BOOK2012」より転載
掲載されている所属・内容などはインタビュー当時のものです。