FACULTY OF life SCIENCES 生命科学部 生物資源学科 朝霞キャンパス
About
人類の生存に不可欠な生物資源を利用した
新たな技術で社会課題の解決を目指す
植物や微生物などの生物資源は、食料や衣料品、燃料などさまざまなものに利用されており、人類の安全で豊かな生活に欠かせない存在です。環境や生態系への負荷を低減しつつ、生物資源の特性を活かし、地球の課題解決に寄与できる人材が求められています。生物資源学科では、生物学・農学・理学などをはじめとする生命科学について理解し、環境と調和した生物資源や新たなバイオテクノロジーを創出する知識や技術を学びます。
生物資源学科の3つの特徴
01 生物資源を研究し、地球の課題解決に貢献
生物資源である植物や微生物を活用する能力を身に着け、人類が直面するさまざまな課題の解決と持続可能な発展に貢献できる人材を育成します。
02 植物や微生物への理解を深め、応用する
生態系における「生産者」である植物や「消費者・分解者」である微生物の生命活動を理解し、それらの能力を最大限に引き出す方策を学びます。
03 社会で求められる能力や倫理観を養う
生物資源に関わる課題発見能力、論理的思考力、適切な情報発信能力のほか、自然・人間・社会に関する幅広い教養と高い倫理観も身に着けます。
# こんなことも生物資源学科の学び
「動くことのできない」植物は、外界からの刺激に対応するために特殊な化学物質を作っています。これらの中には、他の生物の行動などに影響を与えるものも多くあります。また、「分解者」のイメージが強い微生物も、抗生物質などのさまざまな物質を生産して周辺環境と交流しています。『食糧』や『エネルギー』だけでなく、医薬品や香料などのさまざまな「生物資源」について学ぶことができます。
教員一覧
こんな資格がめざせます
- 教育職員免許状:中学・高校理科教諭1種
- 国家資格:技術士補、食品衛生管理者(任用資格)、食品衛生監視員(任用資格)、甲種危険物取扱者
- 学会・協会認定資格等:上級バイオ技術者、公害防止管理者、遺伝子分析科学認定士、農業検定、医療質量分析認定士 等
※上記資格の一部は、卒業・単位修得以外に条件があるものを含みます。詳細は 取得可能資格一覧(PDF: 1ページ)をご確認ください。
教育の目的・3つのポリシー
- 教育研究上の目的
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1.人材の養成に関する目的
生物資源学科では、多様な生物の生命現象、生物資源の持続的活用、さらには生命を支える地球環境に関する総合的探求を通して、生物資源に関する総合的な知識と柔軟な思考による問題解決能力を涵養するとともに、人類の生存や安全で豊かな生活の基礎となる生物資源を活用して、人類が直面する課題の解決と持続可能な発展に貢献できる人材を育成する。
2.学生に修得させるべき能力等の教育目標
東洋大学の建学の理念に基づいて考えて行動することができ、自然・人間・社会に関する幅広い教養と高い倫理観、生物資源に関する幅広い専門知識を理解し、生命科学に関する様々な情報を収集して総括し、論理的で柔軟な思考をすることができる人材を養成する。また、修得した知識と技術を駆使し、国内外の他者とのコミュニケーションを通じて、他者の意見を理解し、自分の考えを伝えることができる力を涵養する。さらに、生物資源及び人類社会の諸問題に関心を持ち、持続可能な開発目標(SDGs)を達成するために生命科学の知識や技術を活かす意欲を向上させる。
- ディプロマ・ポリシー
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生物資源学科では、生物資源を活用する能力を身につけ、人類が直面する課題の解決と持続可能な発展に貢献できる人材を育成するために、次の基準を満たす学生に卒業を認定し、学位を授与する。
<学生が身につけるべき資質・能力>
- DP1(知識・理解)
自然・人間・社会に関する幅広い教養と高い倫理観、生物資源に関する幅広い専門知識を理解している。 - DP2(思考・判断)
生命科学に関する様々な情報を収集して総括し、論理的で柔軟な思考をすることができる。 - DP3(技能・表現)
修得した知識と技術を駆使し、国内外の他者とのコミュニケーションを通じて、他者の意見を理解し、自分の考えを伝えることができる。 - DP4(関心・意欲)
生物資源及び人類社会の諸問題に関心を持ち、持続可能な開発目標(SDGs)を達成するために生命科学の知識や技術を活かす意欲がある。 - DP5(態度)
東洋大学の建学の理念に基づいて考えて行動できる。
- DP1(知識・理解)
- カリキュラム・ポリシー
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- 基盤教育科目では、 本学の建学の精神「独立自活」、「知徳兼全」を涵養し、グローバル人材を育成するため、哲学、語学、キャリア形成に関する科目を配置する。また、他大学や外部研究機関、企業等から招聘した講師の講義等により、幅広い知識を得るための「未来共創概論」を配置する。
- 生命科学や情報、倫理に関する基礎知識を学修するため、基礎科学科目及び情報・倫理教育科目等の学部共通科目を1、2年次に配置する。また、学部共通として、生命科学部全学科の教員の先端専門分野を知ることができる「先進科学創成論」を1年次に配置する。
- 生物資源学の応用的な知識を学修するため、他学科の教員が担当する選択科目の一部を履修可能とする。
- 植物科学と微生物科学の各専門分野の基礎となる「植物科学」、「植物生理学」、「微生物学」、「微生物利用学」を1年次から2年次前半にかけて配置する。
- 2年次後半以降、系統的に専門性を養うため、農業・化学・薬学分野の植物資源の活用を学ぶ「植物科学コース」と、幅広い微生物の科学と応用について学ぶ「微生物科学コース」の2つのコースを配置する。
- 1年次後半から3年次前半にかけて「化学実験」、「生物学実験」、「生化学実験」、「分子生物学実験」を必修科目として配置するほかに、3年次後半にはコース毎の選択必修実験科目を配置することにより、生物資源学に関する研究の実施に必要な基礎的な知識や技術を修得する。
- 3年次後半以降、原著論文を読むためのスキルを修得し、物事を多面的かつ論理的に考察する能力、及び、その内容を的確に情報発信できるコミュニケーション能力やプレゼンテーション能力を養うための「生物資源学輪講Ⅰ〜Ⅲ」を配置する。
- 4年次では、3年次までに身につけた専門知識と技術をもとにして、卒業研究を実施し、卒業論文の執筆を行うことで、発想力、論理的思考力、問題解決力、表現力等総合的能力の向上を図り、生物資源を活用できる専門性を養う。
- 条件を満たした学生は、3年次後半に研究室に所属でき、早期に卒業研究に取り組むことを可能とする。
- 大学院進学を志す学生のために、4年次には大学院科目を一部開講し、より専門的かつ高度な科目分野を受講できる。
- アドミッション・ポリシー
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生物資源学科では、学科の掲げる教育目標をもとに、「教育課程編成・実施の方針」を実施するために、入学を希望する者に対して各種選抜試験を実施し、下記の要件を満たすと判断した者に入学を許可する。
<学科が求める人材像>
生物資源学科では、学士課程教育を行うにあたり、次のような能力を備えていると判断される者を受け入れる。
- 高等学校で履修する理科(化学・生物)、外国語、数学等について、高等学校卒業相当の知識を有している。
- 自分が学習した内容を的確に表現し、伝えることができる。
- 生物(植物や微生物等)とそれらに由来する生物資源に加え、日本や国際社会が直面する課題に関心を持ち、これら課題の解決に貢献する意欲がある。
- 対話等により他者との相互理解に努め、自ら学び行動する態度を有する。
<入学までに習得すべき学習等への取り組み>
生物資源学科に入学する者として、次のように学習等に取り組んでもらうことを求める。
- 高等学校で履修する科目、特に理科(化学・生物)、外国語(英語)、数学について、教科書レベルの知識を十分に修得しておくこと。
- 目的意識を持って課題等に取り組み、自らの考えを的確に表現できるようになること。
- 日本や国際社会が直面する諸問題について関心を持ち、これらの問題に対して自分の考えを持つため知識を深めること。