2024年度哲学堂祭を挙行しました

2024年11月2日、東京都中野区の蓮華寺と哲学堂公園にて、2024年度哲学堂祭を挙行しました。

蓮華寺にて創立者井上円了先生の法会である墓前祭のあと、哲学堂公園の「四聖堂」に移り、安齋隆理事長の挨拶に次いで、円了先生の曾孫にあたる井上進氏による遺文朗読と、矢口悦子学長による円了先生の遺した唱念「南無絶対無限尊」の三唱を行いました。

「宇宙館」での記念講演では、文学部の堀内俊郎教授が「『般若心経』を読み直すーインド・チベットの注釈からー」と題した講演を行いました。

今年はあいにくの雨模様となりましたが、円了先生が精神修養の場として創設した自然豊かな哲学堂公園で、円了先生や哲学に想いを馳せる時間を過ごしました。

哲学堂祭とは
哲学堂祭は、哲学の普及を願った創立者・井上円了先生の遺言にもとづき、毎年11月の第1土曜日に東京都中野区哲学堂公園において、一般公開で開催しています。
蓮華寺での墓前祭ののち、哲学堂公園で記念講演会がおこなわれます。講演会では、円了先生が哲学の始祖として定めた釈迦、孔子、ソクラテス、カントの「四聖」を毎年順番に取り上げています。
円了先生は、式典の開催時期や会場、提供する飲み物などを遺言書で定めており、参加者のために甘酒、珈琲、紅茶が用意されています。

甘酒は、昨年に続き附属姫路高等学校「PROJECT TOYO」にて地域の活性化活動の一つとして、姫路市内の田んぼで草取りをして収穫を手伝ったお米を元に、地元の酒蔵の指導を受けて造ったノンアルコールの甘酒をふるまい、参加者に大変好評でした。

関連サイト

創立者・井上円了ポータルサイト

高校生が部活動で考える地域活性×SDGs。東洋大学附属姫路高等学校地域活性部「PROJECT TOYO」の取り組みに迫る

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