1年生のコンピュータ・サイエンスの講義で初めて競技プログラミングの存在を知り、その奥深さに魅了されていきました。競技プログラミングに粘り強く取り組むことでプログラミングスキルを向上させただけでなく、私の学びに対する姿勢そのものを大きく変えました。競技プログラミングを通じて得られた論理的思考力や問題解決能力は、日々の大学の授業にも活かされています。
いま私が最も興味を持っているのは、機械学習や人工知能といったデータサイエンスの分野です。例えば3年生の春に受講した「データサイエンス演習」で、実際のプロ野球の試合データを用いて未来の試合結果を予測するという課題に取り組みました。試行錯誤しながら予測に役立つ最適な情報を見つけ出し、予測精度が向上していくプロセスは、まるで未知の謎を解き明かすようで、とても楽しかったことを覚えています。将来は、それぞれの問題に対して最適な分析手法やアルゴリズムを提案できるような専門性を身につけたいと考えています。データが溢れる現代において、本質的な課題を見抜き、データを活用して具体的な解決策を導き出すことに貢献していきたいです。
授業以外に大学生活の中で特に印象に残っているのは、INIADの同期5名のチームで参加したハッカソンです。1週間という限られた期間で、写真と位置情報と紐づけて地図上に表示し、保存・共有できるWebサイトの作成に挑戦しました。実践的なWeb開発スキルはもちろんのこと、チームでの連携する力や、困難な課題に粘り強く向き合う力が大きく培われました。何よりも、ゼロから一つのサービスを仲間と共に作り上げたという達成感は、その後の私の学びや、新たな挑戦への大きな原動力となっています。
掲載されている内容は2025年9月現在のものです。
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