英語コミュニケーション学科

FACULTY OF HUMAN LIFE DESIGN ライフデザイン学部 生活支援学科
赤羽台キャンパス
※2023年度より募集停止

※ライフデザイン学部生活支援学科は2023年度に募集を停止し、「福祉社会デザイン学部社会福祉学科」、「福祉社会デザイン学部子ども支援学科」へ発展的改組いたします。

About

子どもから高齢者、障害者まで、
支援が必要な人々を支える環境づくりを推進

生活支援学科は、社会的ニーズに応えるべく2つの専攻を設けています。「生活支援学専攻」では、ライフスタイルの多様化が進む現代社会において、長い生涯の中で起こる生活や健康の変化にどのように対処し、支え合うことができるかを具体的に学びます。また、もう一方の「子ども支援学専攻」では、子どもの笑顔や幸せな育ちとそれを支える環境をつくり出すために、どのような取り組みが良いのかを実践・考察していきます。

教育の目的・3つのポリシー

生活支援学専攻
教育研究上の目的

1. 人材の養成に関する目的

生活支援学専攻では、社会福祉学を基礎とし、介護福祉、精神保健福祉、医療福祉などの関係分野に関する専門的知識や実践的技術を培い、高い見識をもって、相談やケアを必要とする人々の支援に携わる人材とともに、少子高齢化、グローバル化など、社会経済の構造変化が急速に進んでいる国内外の幅広い分野において活躍し、やがてはそれぞれの分野において指導的立場を担える人材を養成することを目指している。

2. 学生に修得させるべき能力等の教育目標

生活支援学専攻では、ライフデザイン学という新しい学問体系の中で、さまざまな人々のそれぞれのライフステージにおいて見出される生活支援に関する課題の解決に向け、課題を個人、家庭、行政など異なる水準において系統的、論理的に整理し、自ら考え、対処の方向を見出し、関係者と連携して、行動することができる能力を培うことを教育上の目標とする。

3. その他の教育研究上の目的

ライフデザイン学部の他の2学科の教育とも相俟って、自らの専門領域にとどまらず、現代社会の諸事象を深く理解し、信念と社会の一員としての自覚をもって行動できる人材を養成する。

ディプロマ・ポリシー

生活支援学専攻は、地域共生社会実現の観点から、様々な生活問題を解決しコミュニティづくりを主導する福祉系専門職や国内外の多種多様な課題に対峙できる人材を育成するという教育目標のもとに、次の基準を満たす学生に卒業を認定し学位を授与します。

  1. 知識・理解
    相談やケアを必要とする人々の支援、コミュニティづくり、社会資源の調整・開発などの社会福祉学に関する体系的知識を修得している。
  2. 思考・判断
    様々な生活問題への鋭敏な感受性と深い洞察力を有し、課題解決に向けた支援の方策を検討することができる。
  3. 関心・意欲
    少子高齢化やグローバル化により複雑化する社会構造の中で、リーダーシップをとる自覚を持ち、課題の解決に積極的に取り組む意欲を有している。
  4. 態度
    ソーシャルワークの根源的思想に基づいて、人権と個人の尊厳を守る倫理観を有し、自らが立てた課題に向けて努力することができる。
  5. 技能・表現
    多様な社会問題の解決に資する論理的思考力と、グローバル社会で協働していくことのできるコミュニケーション能力を有している。
カリキュラム・ポリシー

生活支援学専攻では、地域共生社会の実現に貢献するという教育目標およびディプロマ・ポリシーに求める学修成果の修得を実現するため、以下の方針でカリキュラム(教育課程)を編成します。

  1. 社会福祉学、ソーシャルワーク、ケアワークなどの学問領域を主軸に置き、専門性を高めるよう「社会福祉政策系」「福祉社会開発系」「福祉臨床系」といった3つの系(コース)を編成し、基盤教育の履修により、地域共生社会の実現に関連する幅広い知識を修得することができるよう編成します。
  2. 外国語コミュニケーション能力の習得を目指し、英語については英語習熟度別クラスを編成し英語コミュニケーション能力の養成を目指すだけでなく、アカデミックスキル育成のための英語選択科目を配置し、英語による専門教育を実施します。
  3. 1年次よりゼミナール科目を配置し、学問分野における基礎的な学習方法を理解させるとともに、2年次には、3つの系を設定し、さらには、3年次以降では、各系をそれぞれの分野に分けて、理論的、実践的課題について発展的な学修ができるように科目を配置します。
  4. 「洞察力」「実践力」といった現場実践能力を高度に修得するよう、社会福祉士、介護福祉士、精神保健福祉士の国家資格の取得や医療福祉へ対応する科目を、学生の興味関心に応じて複数資格の履修も可能となるように配置します。
  5. 自らの問題意識で物事を解明する力を身につけるために、「卒業論文」の執筆を推奨します。
アドミッション・ポリシー

生活支援学専攻では、学士課程教育を行うにあたり、次のような学生を受け入れることとします。

  1. 現代社会が直面する課題の解決に自ら取り組もうとする主体性と学習意欲をもつ学生。
  2. 人間と社会について深い洞察力を持ち、思考力と表現力に富む学生。
  3. 人間の成長・発達に深い関心を持ち、すべての人々を包摂する実践を通して地域共生社会の実現に貢献する意欲のある学生。

<入学までに修得すべき学習等への取り組み>

社会福祉の専門性を身につけようと志望する者として、特に次の4点について常に意識的に学習することを求めます。

  1. 社会福祉の専門性は、広範な知識と教養、人間性によって裏打ちされるものであるため、机上の学習だけでなく、社会的活動、文化・芸術活動などにも自主的に取り組むこと。
  2. 多様な考え方や意見に対して、一定の距離を置くスタンスを身につけるため、論説文などの論理的文章を十分に理解し、自らの考えを論理的に表現できるスキルの習得を目指すこと。
  3. 現代社会における政治・経済など、地球規模の社会諸事象について、歴史的観点を含めて、関心を持ち、基礎的知識を獲得しておくこと。
  4. グローバルな支援活動も視野に収めることを踏まえ、外国語や外国文化に興味・関心を持ち、外国語を用いた積極的なコミュニケーション能力の向上に努めること。
子ども支援学専攻
教育研究上の目的

1.人材の養成に関する目的

子ども支援学専攻では、子どもと保護者を支援するための専門的知識や技術の習得を基本とし、グローバルな視点を持ちながら地域社会の保育・幼児教育・子ども家庭福祉をリードしていく人材を養成することを目的とする。合わせて多文化共生保育・教育に関わる理解と実践力、保育等の質向上に向けた情報機器活用能力を備えた人材を養成することを目的とする。

専門職の資格としては、幼稚園教諭1種免許状、保育士資格を得ることができる。希望者は、社会福祉士国家試験受験資格も得ることができる。

2.学生に修得させるべき能力等の教育目標

子ども支援学専攻では、保育・幼児教育・子ども家庭福祉などの分野に関する高い専門的知識を学び、子どもを支援するために必要な具体的な技術の修得と関連づけていくことのできる能力を養うことを目標とする。そして、さまざまな分野において課題に直面した際に、自らで考えてそれらの課題を解決していける能力を培うことを教育の目標とする。

3. その他の教育研究上の目的

子ども支援学専攻で養成する人材は、その専門性から、子どものみならず、子育てをしている保護者を支援する力量も必要とされている。そのためには、さらに、社会的に広い知識と、人間への尊敬を基本とする深い思慮が必要であり、それらの育成も目的とする。

ディプロマ・ポリシー

子ども支援学専攻では、子どもと保護者を支援するための専門的知識や技術の習得を基本として、グローバルな視点を持ちながら地域社会の保育・幼児教育・子ども家庭福祉をリードしていく力の習得、合わせて多文化共生保育・教育に関わる理解と実践力、保育等の質向上に向けた情報機器活用能力の習得を教育目標として、以下の要件を満たす学生に対して学位を授与します。

  1. 知識・理解
    保育学、幼児教育学、子ども家庭福祉学に関する基礎的知識を体系的に習得していること。
  2. 問題解決能力・協同性
    保育・幼児教育・子ども家庭福祉の課題に対する科学的探究心を持ち、他者と協同しながら主体的に問題を解決する能力を身につけていること。
  3. 子どもの人権、主体性
    子どもの人権や主体性を尊重し、多様な育ちや幸福を支えていくための倫理観を基盤とした保育・教育を行う姿勢と技能を身につけていること。
  4. 多文化共生理解
    多様な価値観や文化への関わりを通して、ローカル及びグローバルな視点から保育・幼児教育・子ども家庭福祉における多文化共生の意義や方法を理解していること。
  5. ICT活用能力
    保育・幼児教育・子ども家庭福祉の質の向上に向け、ICTを活用して情報を共有、管理、分析する能力を身につけていること。
  6. 幅広い教養
    多角的な視野から幅広い教養を身につけ、さまざまな知見を活用・統合する能力を身につけ
    ていること。
カリキュラム・ポリシー
  1. 基礎的な学力と豊かな教養を身につけるための基盤教育科目を配置する。
  2. さまざまな子どもや保護者を支援する力を備えるための専門科目を配置する。保育士・幼稚園教諭の資格取得に必要な専門科目を配置する。保育士・幼稚園教諭の資格取得に必要な専門科目を必修・選択として設定し、学びの系統性に配慮しながら順次履修できるよう配置する。
  3. 諸資格取得のための学外実習は、実習毎に事前・事後学習を徹底し、専門科目との関連に配慮して教育課程を編成する。
  4. 子ども支援学専攻に関連する今日的課題を主体的に見出し、問題解決能力の育成を図るために1年次から4年次のゼミナール配置を行う。
  5. 幼稚園教諭1種免許・保育士資格取得のみならず、社会福祉士受験資格取得が可能なカリキュラムを編成し、高度なソーシャルワーク技能を併せ持つ人材育成をはかる。
  6. グローバルに活躍できる人材を育成するために語学・文化教育にも力を入れ、海外研修に関する科目を設定する。
  7. 多文化共生社会を実現する力を持った人材養成を目指し、1年次から継続的なカリキュラムを編成する。
  8. 保育・幼児教育・子ども家庭福祉の分野におけるICT活用能力の習得を目指し、実践的な学びを実現する科目配置を行う。
アドミッション・ポリシー

以下のような点を入学者の条件として求めます。

  1. 子どもの成長発達や保育・教育の問題に深い関心を持ち、それを学ぼうとする知的好奇心と強い意志があること。
  2. 入学後の修学に必要な基礎学力としての知識や実技能力を有していること。
  3. 対人援助専門職者は援助の過程で他者との連携が求められる。よって、積極的に他者とかかわり、対話を成立させ、対話を通して相互理解に努めようとする態度を有していること。