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卒業生の声 ~栗空 裕さん~

将来のヒット商品の開発を目指し、企画から開発までを担当
行動力が自分を成長させていく

栗空 裕 さん
(生命科学研究科2010年修了)

赤城乳業株式会社
開発本部 開発部 応用研究チーム

 

「企画」から「開発」まで両方を受け持つ開発職

栗空さん コンビニ向けのプライベートブランド商品の開発を3年間行った後、昨年からはナショナルブランド商品の商品開発を担当しています。一般に、開発・研究と聞けば「味作り」のみをイメージしますが(私も当初はそうでした)、赤城乳業の開発職は、市場を観察して自らが商品を企画し、自分が生み出したコンセプトに基づいて味作りも担当していきます。「企画」と「開発」を両方できるというのは、特徴的だと思います。企画からレシピ作成、提案、向上指示まで、仕事内容は多岐にわたります。ある意味では、プロヂューサーの立場ですね。任されている部分が幅広いだけに、その責任も大きくなるわけではありますが。
商品開発の一般的なスケジュールでは、半年から9ヶ月先に販売する商品を開発しています。意外かもしれませんが、夏場の新商品というのは少ないんですよ。もちろん商品開発担当としてヒット商品を作ることは大きな目標。将来的には、味の部分だけではなく、販促方法や市場全体を見据えての開発を行ってみたいと考えています。そのためにもマーケティングの一環として話題になっている場所やものに関してはなるべく見聞きするように心掛けています。ちなみに、味研究のためのスイーツ代金は会社が経費負担してくれます(笑)。

大学時代から培える社会人としての基本の資質

 実際に社会に出ても、学生時代に想像していた「仕事」と根本的な部分では大きな違いはなかったように思います。「仮設→試作(実験)→検証」の繰り返しから商品を作っていくスタイルは、卒業研究に近いものでした。学生時代のレポートや実験結果の報告など、決められた期日までにまとめて提出するという繰り返しは、社会人になってからの時限主義の考え方の基本にもなっていたと思います。また、学生時代から教授への報告などにおいて「ホウレンソウ(報告・連絡・相談)」を心掛けていたため、社会人において重要なコミュニケーション能力も身につけられていたのではないでしょうか。想像していたのといちばん大きな違いは、自ら主体的に行動すればできること、覚えるべきことは山ほどあり、思っていたよりも行動力は自分の成長にとって重要である、ということでしょうか。

大学生活の中から興味のあることを見つけ出して

 ほとんどの人が就職活動を行い、卒業後は就職することになると思います。しかし、大学に入った理由が「就職のため」という人は多くないはず。まずは、勉強や遊びなど、充実した学生生活を送ってください。その生活の中で、興味のあること、やってみたいことができてくれば、それは就職活動だけではなく、就職後にも活かせる経験ができると思います。時間がある大学時代だからこそ、いろいろなことにチャレンジしてみてください。社会人には本当に時間がない!!

※「仕事BOOK2014」より転載
掲載されている所属・内容などはインタビュー当時のものです。