今年で3回目となる哲学ゼミ(坐禅)を、8月5日(火)から7日(木)にかけて、福井県の曹洞宗大本山・永平寺で行いました。
この3日間は「日常のすべてが修行」とされ、起床から就寝までの生活全体を通して、雲水(修行僧)の方々に近い生活を体験します。坐禅だけでなく、僧侶の方々から法話もいただき、自分を振り返る貴重な時間となりました。
法話では、食事の哲学的な意味や「命をいただくこと」の大切さについて学びました。食べ方は生き方を映すものであり、他者や自然との調和を意識することが大切であると強調されました。
坐禅の実践では、最初は足の痛みや雑念に苦しみましたが、回を重ねるごとに集中できるようになり、最後には呼吸を感じながら落ち着いて坐ることができました。曹洞宗の厳しい修行の様子にも触れ、普段の生活を見直すきっかけともなりました。
今回の研修を通して、日常の中にある「当たり前」を問い直し、食べ方や生き方について深く考えることができました。学びの機会をくださった西田副監院をはじめ、僧侶・雲水の皆様、永平寺の方々に心より感謝申し上げます。