3月14日(木)に「未来の科学者育成プロジェクト」の2023年度報告会を実施しました。
「未来の科学者育成プロジェクト」は東洋大学との中高大連携プロジェクトです。
本プロジェクトは科学的に探究する学習活動を通して、「主体的・対話的で深い学び」を実現するために2019年度から始まり、今年度で第5回を迎えました。
食環境科学部・生命科学部・文学部を中心とした、東洋大学の先生方が放課後に各チームの研究テーマにおける実験やレポート作成などの取り組みを指導してくださり、1年間かけて活動を行います。
2023年度は6チームに分かれて、以下のテーマで活動を行いました。
チーム |
大学教員 |
テーマ |
Aチーム |
郡司芽久 助教(生命科学部) |
人の運動を解析してみよう |
Bチーム |
高橋珠実 准教授(食環境科学部) |
自分の健康を評価!健康維持・向上策の提案!その効果は? |
Cチーム |
露久保美夏 准教授(食環境科学部) |
料理のなぜ?を解き明かそう |
Dチーム |
長谷川勝久 教授(文学部) |
〇〇を見分けるためのAIのプログラムを組んでみよう |
Eチーム |
三浦健 准教授(生命科学部) |
天然酵母菌を用いた新たなパン作り |
Fチーム |
伊藤政博 教授(生命科学部) |
スマホ顕微鏡でクマムシを見よう |
報告会では、1チームにつき15分間で1年間の成果を発表します。
生徒たちは研究データを元に2月上旬からスライドを作成し、発表練習を行ってきました。
生徒たちは膨大な研究データをいかにまとめていくかを話し合い、よりわかりやすくするにはどうすれば良いか、より聞いてもらうためにはどうすれば良いかなどを考え、たくさんの工夫を行ってきました。
報告会当日は、中学生全学年と来賓の皆様が報告を聞きます。発表前の生徒たちはとても緊張している様子でしたが、1年間かけて自分たちで行ってきた研究ということもあって、自信を持って発表することができました。
これらの活動を通して、プロジェクトに参加した生徒たちは、基礎知識を学び、実験を行い、結果をまとめ、結果から考察し、報告会のために資料をつくり、発表練習を行い、全校生徒の前で発表しました。教科の授業では体験することのできない活動を経験することで、生徒たちには探究する心が芽生えたのではないでしょうか。
本校は、「未来の科学者育成プロジェクト」以外にも臨海実習やアカデミックフィールドワークin Hawaiiなどの「理数教育プログラム」を実施しています。
今後の活躍にもご期待ください。