3月18日(月)午前、高等学校の「「哲学の日」を東洋大学の井上円了ホールで行いました。「哲学の日」とは、創立者である哲学者 井上円了先生の生誕の月である3月に、それぞれが実践してきたこの1年間の哲学の学びを、全生徒で共有し合う、本校にとってとても大切な行事です。
以下の内容を行いました。
①「哲学エッセーコンテスト」の受賞者インタビュー
本校の生徒たちは毎年、自分で問いを立てたうえで論理的に考えた内容を「哲学エッセー」として執筆します。哲学の日の当日は、哲学委員の生徒が受賞者に対して、エッセーを読んで関心を持ったことや、書いた時の秘話などについてインタビューをし、問いに対する思いなどについて語ってもらいました。また、生徒全員がエッセーを読んだ感想などについて受賞者にメッセージカードを記入して送りました。
②哲学ゼミ、哲学ラボによる発表
哲学ゼミでは、坐禅体験、刑事裁判傍聴学習会などについてプレゼンテーションを行いました。また、哲学ラボは普段の活動について紹介したり、出場したパテントコンテストについての発表を行ったりしました。動画を上映するなど、様々な工夫が凝らされた発表でした。
③講演、ディスカッション
日本銀行元総裁の白川方明先生に講演をしていただきました。ご自身の日本銀行での勤務の様子等を通して働くことの意義についてお話しくださり、また生徒の質問に答えてくださる中で、好奇心を持って様々なことに経験することの大切さについて説いてくださいました。講演の後は哲学委員を中心とした生徒たちの質問に答えくださいました。