Social Cooperation 現代学生百人一首
現代学生百人一首とは
「現代学生百人一首」は1987(昭和62)年に、本学創立100周年の「百」にちなんだ記念行事として開始しました。
大きな反響と多くの方々からの支持によって、毎年瑞々しい歌が集まります。それぞれの短歌は、時代や感覚の変化、そしていつの時代も変わらぬ思いやりの心を表現した学生ならではの視点で詠まれています。
短歌とは、皆さんの普段の生活の中で感じたことを、日本語の単語の区切れとして、一般的な発音の固まりを「5+7+5+7+7」の合計31音の型に合わせて、短いひと続き文章として表現する手法です。
短歌の例を挙げると、「沖縄で 海にもぐって 魚とり あの海へびは おそろしかった」
このように短歌は、「おきなわで」+「うみにもぐって」+「さかなとり」+「あのうみへびは」+「おそろしかった」の「5+7+5+7+7」の合計31音の型で構成されます。意味の取りやすさから、読んだ時のイメージが浮かびやすい、作者の感情がよく解るなど、日本語の持つ特徴を「遊び」として鑑賞することが出来るような文学作品です。
日本で短歌のような言葉遊びが始まったのは7世紀頃。
それ以降、日本の統治の主役となる貴族の間でその文化が醸成され、日本の中世にあたる平安〜鎌倉時代(西暦794年〜1333年)に一つの集大成として、著名な作者100名の短歌を集めて「百人一首」としました。
日本では、今でもこの「百人一首」が伝統文化として根付いており、お正月のかるた遊びなどで広く親しまれています。
東洋大学では、この百人一首をモチーフとして、全国の学生、生徒及び児童を対象に、日常生活に対する若い感性や時代意識を詠みこんだ短歌を募るコンクール「現代学生百人一首」を毎年開催しています。
応募作品は、現代学生百人一首選考委員会が「現代学生のものの見方・生活感覚」を基準に厳正に審査され、毎年1月に入選100首、小学生の部入選10首として発表されます。
「東洋大学現代学生百人一首」について、東洋大学文学部 菊地義裕教授がわかりやすく解説している動画を公開しています。
応募規定・応募書式
応募規定・応募書式について
テーマ
「現代学生のものの見方・生活感覚」を詠みこんだ短歌
応募資格
- 「中学生・高校生・高等専門学校生・短期大学生・大学生・大学院生・専修学校生・各種学校(含む予備校)生」
- 「小学生」 封筒の表面に「小学校」と朱書きの上、ご応募ください。
※入選100首とは別に、「小学生の部」入選作品10首を選考・発表します。
応募規定
応募作品は、国内外で未発表の自作の短歌(日本語)に限ります。
盗作や他のコンクールとの二重投稿、すでに発表されている短歌・歌詞等に著しく類似した作品は、選考の対象になりません。
応募方法
下記枠内の 【応募書式について】 より、必ず指定の「応募用紙」「作品用紙」をダウンロード・印刷してご使用ください。
- ご応募にあたっては、上記の応募書式を揃え、必ず郵便にてお送りください。
- 高校生・高等専門学校生以下の作品は、各学校で監修のもと、「学校応募」にてご応募ください。
- 学童保育・学習塾等学校以外からのご応募はご遠慮ください。
- おひとり何首でも応募できますが、作品用紙一枚につきー首とし、入選は一人一首とします。
応募期間
2024年9月13日(金)〜10月9日(水)※郵送必着
応募先
〒112-8515
日本郵便株式会社 小石川支店私書箱79号
「東洋大学現代学生百人一首」応募係 宛
※郵便での発送をお願いします(ゆうパック可)。国内・国外に関わらず、宅配便での応募は受付できませんのでご注意ください。
選考方法
東洋大学「現代学生百人一首」選考委員会が選考します。
選考委員長
- 高柳 祐子(東洋大学文学部准教授)
委員
- 高松 亮太(東洋大学文学部教授)
- 坂井 修一 氏(歌人/歌誌『かりん』編集人、現代歌人協会副理事長)
- 中川 佐和子 氏(歌人/歌誌『未来』編集委員・選者、NHK学園短歌講座専任講師)
入選作品発表
2025年1月15日(水)、東洋大学公式Webサイトにて発表します。また、入選者には事前に通知します。
表彰
- 入選者100名に賞状と図書カード10,000円分を贈呈します。また、多数の優れた応募作品のあった学校には「学校特別賞」を授与します。
- 「小学生の部」入選者10名には賞状と図書カード2,000円分を贈呈します。
その他
- 応募作品の著作権はすべて学校法人東洋大学に帰属します。
- すべての入選作品は、東洋大学公式Webサイトにて作者名、学校名、学年とともに掲載します。
- すべての入選作品をまとめた冊子を、関係各所へ配布します。冊子には、入選作品、作者名、学校名、学年、年齢を掲載します。
- そのほか、報道発表等で入選作品(作者名・学校名等含む)を使用することがあります。
- 応募作品は返却いたしません。
- 応募に際し、取得した個人情報は上記目的及び目的に関わる事務連絡以外に利用することはありません。
- 応募作品について著作権侵害等の争いが生じた場合でも、主催者は責任を負いません。
応募書式について
第38回(2024年度)版書式
ご応募の際は「応募用紙」と「作品用紙」の2点をお送りください。
第38回(2024年度)用 応募用紙(学校応募用)(329.0KB)
第38回(2024年度)用 応募用紙(個人応募用)(234.5KB)
第38回(2024年度)用 作品用紙 (404.5KB)
- 高校生・高等専門学校生以下の作品は、各学校でお取りまとめのうえ、原則、「学校応募」にてご応募ください。
- 「個人応募」は大学生・大学院生・予備校生のみ応募可能です。
- 本学からの問い合わせや、入選通知送付の際は、応募用紙に記入された担当教員・個人宛とさせていただきます。
SNSを中心に、若者に広がる短歌ブーム
長崎県・佐世保市立東明中学校の国語科教員である柴山与志朗さんは、「現代学生百人一首」において、多数の優れた作品を応募した学校に贈られる「学校特別賞」を歴任校で20年以上にわたり複数受賞しています。そんな柴山さんに短歌を“作る”若者たちや短歌を“教える”先生が知っておくべき短歌づくりのいろはを伺いました。
「現代学生百人一首」の選考委員長で文学部日本文学文化学科の高柳祐子准教授、歌人で第35回の選考委員の中川佐和子さん、坂井修一さんの3名に学生短歌コンクールの意義と魅力や、第35回の応募作品に表れた特徴、短歌創作のコツについてお話いただきました。
デジタルネイティブであるZ世代を中心に現代ならではの短歌の楽しみ方も生まれています。なぜ、日本の伝統文化である短歌が彼らの心を掴んでいるのでしょうか。和歌文学を専門に研究され、「現代学生百人一首」の選考委員長で文学部日本文学文化学科の高柳祐子准教授に、現代短歌と和歌の共通点や相違点、現代短歌が流行している理由などを伺いました。
現代学生百人一首入選作品収録冊子申し込み方法
毎年、入選作品発表後に入選作品を収録した冊子を作成し、希望者に配布しています。
冊子は無料ですが、希望冊数により送料として切手をご負担いただいております。
お申込受付は先着順とし、冊子の在庫が無くなり次第、締め切ります。
また、お一人(団体)様の希望冊数は100冊までとさせていただきます。
申し込み方法
1、2を同封の上、下記宛先までお送りください。希望冊子を指定のご住所へお送りいたします。
- 明記いただく必要事項
(1)冊子送付先住所
(2)ご氏名
(3)電話番号
(4)希望冊子種類
(5)希望冊数 - 切手
大学からの発送料として、下記のとおり希望冊数に応じた金額分の切手を同封してください。
12冊以上ご希望の方は、宅急便(着払い)にてお届けいたしますので、切手の同封は不要です。
ご希望の冊数 | ご用意いただく切手の額 |
---|---|
1冊 |
180円 |
2冊 | 320円 |
3~5冊 |
510円 |
6~11冊 |
750円 |
12冊以上 |
宅急便(着払い) |
配布冊子の種類
- 2024年1月15日発表:2024年編纂 第37回入選作品収録冊子
- 2023年1月16日発表:2023年編纂 第36回入選作品収録冊子
- 2022年1月15日発表:2022年編纂 第35回入選作品収録冊子
※上記より前の入選作品収録冊子の配付は終了いたしました。
【参考】過去の入選作品
お申込み宛先
〒112-8606 東洋大学広報課 「現代学生百人一首」冊子希望 係
※郵便番号に「大口事業所個別番号」を使用しているため、住所を書かなくても届きます。