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研究・産官学連携活動案内2021

センター長挨拶

 

 東洋大学国際共生社会研究センター(以下、センター)は文部科学省「私立大学学術研究高度化推進事業」によるオープン・リサーチ・センター整備事業として2001年に設立され、2010年度~2019年度は同省「私立大学戦略的研究基盤形成支援事業」にスキームを変えて活動を続けて来ました。さらに2019年度~2021年度は東洋大学独自の補助事業である「東洋大学重点研究推進プログラム(以下重点研究)」による支援を得て「開発途上国における生活環境改善による人間の安全保障の実現に関する研究」をテーマとして持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)の実現への貢献を目指して活動しています。センターの活動拠点も2001~2008年度が板倉キャンパス、2008~2012年度白山第二キャンパス、2013年度から白山キャンパスと移り変わりました。このように目まぐるしく活動スキームと拠点とを変えて活動を行って来たセンターですが、2020年度からは予算を重点研究に一本化し、大学のブランド力向上に寄与するための研究を行うことになります。センターの設立以来の活動は和文・英文で発行されるニュースレターで報告を行って来ましたが、本号は和文第50号という大きな区切りを迎えたことになります。

 さて、言うまでもなく来たる2020年は東京オリンピック・パラリンピック競技大会(東京2020大会)が開催される年です。国家プロジェクトである東京2020大会を終えた後、次に目指すべき目標はなんでしょうか。大きな目標に向けての計画はDecade(10年間)の単位で策定されることが多いのですが、大会の10年後の2030年は奇しくもSDGsの目標年次です。すなわち次の10年は、SDGsの実現に向けての期間だと言っても過言ではないでしょう。実際、多くの公共団体や大学では、すでにSDGsの実現のためのプロジェクトを前面に出しています。SDGsを目指して日本中が舵を切る中、東洋本学でもSDGsの実現を目指すセンターのプロジェクトが大学の「重点研究」に採択されました。

 東洋大学では、SDGsに関する多くの研究・教育を行ってきていますが、センターはその活動をサポートする存在としても機能したいと考えています。そのため、プロジェクトにはTOYO SDGs Global 2020-2030-2037というサブタイトルを付しました。これは東京2020大会をスタート地点とし、SDGsの目標年次の2030年を折り返し地点、大学創立150周年となる2037年を当面のゴールと見立てて行う壮大なレースとも言えます。今後、センターの活動が東洋大学のSDGs推進の突破口となり、大学全体で未来に向かって進めるよう努力したいと考えています。

国際共生社会研究センターセンター長
北脇秀敏